「偶然短歌」という記事を見つけました。
「偶然短歌」を知っていますか? なにげない文章や風景のなかで、たまたま5・7・5・7・7となっている言葉の響き。それを見つけ、不思議な味わいを楽しむ動きがインターネットで盛んです。
例えば――。
《正しいが、人々が持つ宇宙への夢に対する配慮に欠けた》(「冥王星」)
《人物があなたが出した質問に答えることは期待出来ない》(「情報化時代」)
これは色々な文章の中から「たまたま5・7・5・7・7となっている言葉」をコンピューターで探り出したものだそうです。それはそれで遊びとしては面白いものだと思います。
ではありますが、この短歌風文字列は前後の関係など無視して取り出していて、推敲に推敲を重ねて表現する短歌の楽しみ方とは違うような気もしております。