覆水盆に返らずと言いますが、西日本豪雨災害による被害を大きくしたのは人災ではなかったでしょうか。
西日本を中心とする記録的な豪雨で、特別警報が発表された広島県と岡山県、それに福岡県の住民を対象に、専門家がアンケートを行った結果、およそ85%が特別警報が発表されたことを認識していた一方で、実際に避難した人は3%余りだったことがわかりました。
「気象庁が事前にあれだけ警告を発していたのですから、危機管理の責任者として安倍(晋三)首相が会見し、『危険ですから避難してください』と、早めに注意喚起を行うことはできました。最初から首相が真剣に取り組んでいれば、救えた命があったはずです」(政治アナリスト・伊藤惇夫氏)
そして30日中国新聞には中学生が、与野党を問わず政治家に対して(大人に対して)痛烈なコメント(警告)を発しています。
日本のトップである総理大臣から、それに対抗する野党の態度、すべてが党利党略と自らの保身に頃固まったようにさえ見えます。でも彼ら(彼女ら)は国民が選んだのです。さらに、メディアにも投げかけていることも見逃してはなりません。