褒めまくる映画伝道師のブログ

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映画 反撥(1964)  ロマン・ポランスキー監督の才気ほとばしるサイコスリラー映画

2009年11月10日 | 映画(は行)
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 最近、32年前の少女強姦罪で身柄を拘束されたロマン・ポランスキー監督
 そんなニュースを聞くとやっぱり彼の映画が観たくなるねロマン・ポランスキーの映画は結構観ている方かな
 最近なら戦場のピアニストが有名かな
 でも最近観たDVDで彼が唯一祖国のポーランドで撮った初長編映画で水の中のナイフを観たときは、この監督は天才だと思った
 登場人物は3人しか出てこないし、殆どのシーンがヨットでの撮影ばかりそんな限定された中でこれだけ人間描写に優れた映画を作ってしまうポランスキー監督は凄い
 ちなみに僕が彼の作品で1番好きな映画はチャイナタウンが1番好き運命に翻弄されるフェイ・ダナウェイが悲しかった
 他にもローズマリーの赤ちゃんそしてフランティックも面白い映画
 すでに76歳の高齢に達しているけれど、まだ最近、チェンジリンググラントリノのような傑作を生み出しているクリント・イーストウッドよりも若い事を考えたら、まだまだ彼の映画を観たいと思っている映画ファンは多いはず
 今回の逮捕でどうなるかわからないけれど、持った映画を撮って欲しい監督の一人です
 そんなポランスキーが祖国のポーランド社会主義国家として、映画に対する検閲に対する厳しさのためイギリスで撮った彼の長編映画の第2作目にあたる反撥を紹介します
ポランスキースペシャルDVDコレクション 「水の中のナイフ」 「反發」 「袋小路」

角川エンタテインメント

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 美容院で働くキャロル(カトリーヌ・ドヌーヴ)は姉のヘレン(イヴォンヌ・フルノー)とアパートで二人暮らしをしていた
 姉のヘレン(イヴォンヌ)は毎晩男を部屋に連れ込んでいたキャロル(ドヌーヴ)はそんなヘレン(イヴォンヌ)の行為に苛立っていた

 次第にキャロル(ドヌーヴ)は男性恐怖症に陥っていく彼女には恋人のコリン(ジョン・フレイザー)が居るのだが彼からキスをされただけで、帰った時歯を磨く

 姉のヘレン(イヴォンヌ)と男は二人で旅行に行くその間家の留守番を任されるキャロル(ドヌーヴ)だったが、男性恐怖症が次第に精神異常をきたしてしまう
 寝ている時に男から襲われる夢を見たり、部屋の壁の裂け目が次第に大きくなっていくように感じたり、冷蔵庫の食べ物にも手を付けられない

 彼女は仕事中にお客さんの爪を切るはずが、誤って指を切ってしまうその日は早引きするキャロル(ドヌーヴ)だったが、それから3日間家に引きこもってしまった 

 更に彼女は精神異常が酷くなってきた部屋の壁の裂け目が更に大きくなり、そして寝ていて天井が圧迫してくる。そして廊下の壁には無数の手が彼女を捕まえようとする

 家から出られないキャロル(ドヌーヴ)に対してコリン(フレイザー)が訪ねてきた彼はキャロル(ドヌーヴ)と出会えず、連絡も取れないことに非常に辛い思いをしていた
 しかし、キャロル(ドヌーヴ)はコリン(フレイザー)の訪問を拒否するが、彼は扉をぶち破りキャロル(ドヌーヴ)とコリン(フレイザー)は出会うが、今や男性恐怖症から精神に異常を来たしているキャロル(ドヌーヴ)はコリン(フレイザー)を滅多打ちにして殺してしまう
 キャロル(ドヌーヴ)はコリン(フレイザー)を浴槽に沈めてしまう

 ひたすら家に引きこもるキャロル(ドヌーヴ)電話が鳴っても最初は出るが、ついにの線を切ってしまう
 やがて、男の大家さんが家賃を取り立てに来たもう既にキャロル(ドヌーヴ)は意識が朦朧状態になっている
 下着姿のキャロル(ドヌーヴ)を観て大家さんはキャロル(ドヌーヴ)に抱きつくしかしキャロル(ドヌーヴ)は持っていた剃刀で大家さんの首を切ってしまう

 姉のヘレン(イヴォンヌ)が男を連れて旅行から帰ってくるが、キャロル(ドヌーヴ)は・・・・キャロル(ドヌーヴ)の狂気に走っていく姿は映画を観て下さい

 実はこの映画を観るのは2回目最初はよくわからない映画だったしかし、今観ると壁が割れたり、手が無数に出て来るシーン等、主人公の気が狂っていくことを表現するシーンは、流石はロマン・ポランスキー
 水の中のナイフ、そして今回紹介した反撥は彼の才気が爆発した作品だと言って良いだろう
 そして、主演のカトリーヌ・ドヌーヴはこの映画に出ている時は、まだ無名の存在それにしても、モノクロ(白黒)映像の中に、彼女の金髪が目立つね
 今やフランスの大女優になった彼女だが、まだこの頃は確かにオーラは無い
 しかし、水の中のナイフや、反撥は人物描写が見事だね
 ホラー映画というよりもサイコスリラーという映画のジャンルに分類される代表映画だと思う
 本当に今後ロマン・ポランスキーの行方はどうなっていくのかな
 このまま映画を撮れないことになったら、残念だね
 それにしても、今回紹介した反撥という映画には、後の映画にも大きな影響を残している気がするね
 例えば、人殺しのシーンには氷の微笑を思い出させるし、壁が割れていくシーンにはコーエン兄弟バートン・フィンクに対する影響が見えるね
 僕はこの反撥と言う映画はお勧めですので観て下さい

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