信じたくない

仕事中の家内から電話がありました。。

なにかあった？
胸がドキンとしました。

「どうしたの？」

「〇〇ちゃんが亡くなったそうよ。
　今、義姉さんから Line が来た」

一瞬、意味が分かりませんでした。

「〇〇ちゃんって、誰だっけ？
　まさか、あの・・・」

恐るおそる尋ねました。

「そうよ」

家内の声が遠くに感じる。


「どうして死んだの？」
言葉の意味が分からない。

身体が悪いとは聞いていません。
先日会った時は普通に元気でした。

それがどうして・・・。

一人いるお嬢さんも
まだ大学生です。

年老いたお母さんもいます。

言葉が出ませんでした。

人はいつか旅立つ。

でも、こんなにあっけない別れなんて
いやだよ。

別れの時。

それがこんなに悲しいなんて
知らなかった。