徒然なるまま”僕の趣味と遊ぶ”

タイガース、水彩画、鉄道などの、僕の気ままな”独り言”

トラ、38年ぶりの日本一 ー 打撃編 ー

2023年11月20日 16時12分31秒 | 野球・タイガース

投手力もさることながら、打撃もオリックスの方1枚上と考えていましたが、オリックスには、怪我人が出た分、不利に働いたのでしょうか・・・

オリックスの杉本の左足首負傷、紅林の左手首を痛め、首位打者の頓宮もシーズン終了時ほとんど出ず、森の足の不安定という問題を抱えていたのですが、それを感じさせない活躍をみせたようですが、本人にしたらケガがなかたらもっと出来たと思っていることでしょう。

特に紅林の打率4割、1ホームランで敢闘賞を受賞し、頓宮も2本のホームランを打ちました。また森も足の不安を抱えながら、塀際でのファインプレーが印象にのこっています。

        

さて、タイガースは、この7戦を通じて1番の印象は、7戦目のノイジーの3ランホームランでした。 まさかの1撃でした。
正直、シーズン中のノイジーは、打率的にも、本塁打もあまり大きな期待は出来なかったのですが、このシリーズでも打率は0.25だったのですが、2本のホームランが効果的でした。

     
   第7戦 ノイジーの先制3ラン     第8戦 森下の3塁打    

全体を通じての打撃では、断トツでMVPを受賞した近本でしょう。
打率0.483 出塁率0.545 は、相手投手をてこずらせたことでしょう。

次に印象的な選手は、新人記録の打点7を挙げた森下でしょう。
それに、恐怖の8番打者としての木浪は打率 0.400  出塁率 0.423は、シーズン中と変わらない役割を果たしたのではないでしょうか。

   
  MVP の近本        第5戦 8回木浪に続いて代打糸原が貴重な
                     つなぎを果たしたのが6点を生む                    

しかし、見逃してはならないのは、代打での糸原、そして捕手としてこの7試合を支えた坂本も打率0.227打点4と、捕手としては、このシリーズ貢献度大と言わざるを得ません。

各試合ごとに活躍選手を挙げれば、
第1戦の佐藤の初球の盗塁は山本を慌てさせたのには十分でした。この試合は近本、中野ともに3安打し、二人とも2打点を挙げており、指名打者の渡辺諒の初打点も、この試合を勝ち取った原因のひとつです。

第2戦は、4安打で0敗に終わりましたが、中野が2安打し好調さを見せました

第3戦は10安打しながら4得点で負けましたが、木浪の3安打が光りました。

第4戦は、大山のさよならヒットで対戦成績を2勝2敗の五分にした貴重なヒットとなりました。

     
     第4戦 9回満塁から左へサヨナラヒット

第5戦は0対2で7回まで負けていたのが、8回一挙6点というビッグイニングを作り、大勝しました。
この回先頭の木浪が2塁内野安打、代打糸原が左安でつなぎ、近本の右安でまず1点、シーズン中の得点パターンの再演し、特に森下の3塁打と後は一気に攻めて6得点の集中力の高いところを見せつけました。

第6戦は王手をかけたタイガースが村上、オリックスが山本と第1戦と同じ先発での戦いとなりましたが、さすが山本は2度やられることはなかった。
2回、ノイジーのホームランで先制したタイガースですが、すぐその裏に逆転され、その後9安打しながら、無得点に抑えられた。ちなみにオリックスは8安打とタイガースより少ない安打ですが、5得点と安打が繋がりました。
やはり、山本に14三振を喫した打線は、山本に完敗となり、第1戦の報復をされました。

 

第7戦はタイガースはこのシリーズは先発の青柳、オリックスは第2戦の宮城の投げ合いから始まりました。
タイガースは、前回やられている宮城に対して、シーズン中もあまり調子が良くない、特に早い回での失点が課題の青柳に一抹の不安がありました。
しかし、3回まで無得点に抑えた青柳に対して,宮城は、4回ノイジーに3ランを喫し、様相は一変しました。宮城にとって悔やまられるのは、その前の大山の死球がこの試合の分岐点だったのかも知れません。
5回、ここも中野がゲッツーとなるところリクエストで残り、その後森下、大山、ノイジーの3連続安打で3点をもぎ取りました。この回も下位の坂本の安打から近本の安打とつなぎ、シーズン同様の得点パターンでした。 近本の4安打、森下の3安打が、得点に結びつき、打線の好調さを裏付けました。

この7試合、勝因はなにかと言われれば、まず、監督の采配の妙が案外当たったことでしょう。 そして、タイガースは、ツキがあり、オリックスは、ツキがなかったとも言えますが、タイガースは普段の力を出せた、いやそれ以上出せたと思われますが、オリックスは、普段の力が全部出し切れなかったという差なのでしょうか・・

              

 


トラ、38年ぶりの日本一  投手編

2023年11月14日 10時53分14秒 | 野球・タイガース

オリックスともども投手が良いので僅少差の戦いになるだろうと戦前、予想されていました。
しかし、大方の予想を裏切って打撃戦となりました。

第1試合は、トラは山本を打てるか・・・と思っていたのですが・・・
4回まで両チーム無得点で5回にトラが動き、山本に動揺が起きたのか、以後10安打7失点となり勝負が決まりました。

    

その5回、安打で出た佐藤輝が初球に盗塁しました。それを中島監督は、隙があったと言い、結果、これがこの試合を決めたのでしょう。

カーブが決まらなくて苦しくなった山本に対して、村上は7回を無失点に抑え、被安打も2、三振数4、与四球1というペナント試合同様の好投が、山本と対比した結果になったようです。


        村上投手               大竹投手 

しかし、第2試合宮城の前にトラ打線は沈黙し、第1試合とは真逆の結果になりましたが、それが第6戦、日本一を決める第7戦もまた真逆の結果になるとは、まったく予想だにできなく、野球の面白さが出た結果なのでしょうか・・・

その他、日本シリーズにおいてのタイガースの投手で印象に残ったのは、なんといっても湯浅でしょう。

       
    湯浅投手              伊藤将投手 


第4戦7回に追いつかれ8回も2死1,3塁のピンチにほとんどぶっつけ本番の湯浅が登板し、1球で二飛に打ち取り、ムードが一変してサヨナラ勝利を呼び込みました。第5戦も湯浅が流れを変え8回表を2三振を含む三者凡退に抑え無得点のトラを8回6得点の逆転劇を呼び込んだとされ、彼の起用が勝敗を決めました。

その他、中継ぎ投手で印象深いのは、島本、石井、桐敷などで、先発では、村上、大竹のほか、才木、青柳ですが、伊藤将も先発より第7戦のロングリリーフの方で印象深かった。

正直、危惧していた青柳が4回2/3を無失点に抑える好投し、勝利に結びつけました。

     
     青柳投手            岩崎投手  

あくまでこれらは、筆者の独断でタイガースサイトからの感想です。
勿論、日本一には、ここに述べた投手陣だけではなく、ベンチで控えた多くの投手陣も多くの働きがありました。これを忘れてはなりません。

次回は、打者編を述べます。

下記は 日本シリーズのタイガースの投手成績
 


トラ、38年ぶりの日本一に・・・

2023年11月06日 16時28分16秒 | 野球・タイガース

9月14日には、リーグ優勝を18年ぶりで決め、昨日11月5日には、日本シリーズを7戦まで戦い、4勝3敗で日本一をなんと38年ぶりに決めました。

          

   
     岡田監督の胴上げ           胴上げを上から  

前回1985年のトラの優勝も、あのバックスクリーンの3連発から、打撃のチームとして日本一を遂げました。 そのバックスクリーン3連発の一人岡田選手が、今回古巣に戻って、監督として日本一を成し遂げたのは、なにか野球人として執念的なものを感じます。

  
   岡田監督の采配が勝機か・・      日本シリーズのMVP 近本選手

     

前回と違い今回は、打撃だけではなく、投手力を全面に出し、守備を重視し、オーダーを一定にしたりした戦術が功を奏したのではないでしょうか・・・

勝因と言われると、この戦術であったのではと思われますが、ただし、この戦術も思う通りに動く選手が至ればこそであり、今年の1番の功労者は、監督の思惑通りに動いた選手全員と言わざるを得ません。

勿論、この戦術は、当分は今の選手プラス新戦力を引き出せば常勝球団としてなって欲しいものです。

  
                      ノイジーの先制3ラン  

トラの相手がオリックスというのも、トラにとっては、良かったのではないでしょうか・・・オリックスは日本一2連覇をなしとげた王者であり、守りたいものと、やって元々のものとの気の差があったのでしょうか・・・

ただ、オリックスには主力の怪我人が大きなハンデとなったことに間違いがありません。
その点、トラにも梅野の負傷者がいましたが、坂本一人でホーム守り、思った以上の奮闘だったのではないでしょうか・・・ 

個人的には、坂本の存在が投手をまとめ、一人で守り切った坂本にもMVPを上げたい気持ちです。

後日、個人の記録や役割など思いつくまま日本シリーズを振り返ってみます。


今年も”コスモス”は満開になりました・・・

2023年11月01日 16時33分11秒 | 独り言・社会・ニュース

今年も残り2ヶ月となり、今日から年賀状も発売されました。
日本シリーズもたけなわですが、昨日のトラは、小さなミスが命取りとなりました。
地元甲子園球場の優位性を発揮して必ず連勝し、決して甲子園での胴上げは阻止して欲しいものです。 

さて、今年も、武庫川河川敷のコスモスが満開となっています。
1週間まえには、まだまだのようすだったのですが、今日は、花が盛り上がってように多くのコスモスが緩やかな風に吹かれて競い合って咲いていました。

まずは、ご覧下さい。

 
    遠く武庫川対岸の甲山が霞んでいます。