徒然なるまま”僕の趣味と遊ぶ”

タイガース、水彩画、鉄道などの、僕の気ままな”独り言”

映画 「祈りの幕が下りる時」 

2018年01月30日 10時14分09秒 | 映画・社会

題名「祈りの幕が降りる時」とは、映画を見るまでは、この東野圭吾原作の新参者シリーズの完結編としての「幕が下りる」という表現だと思ったのですが、どうやら違うようでした
この映画を最後を見ればなるほどと思わせました。

また、加賀恭一郎(阿部寛)が日本橋の所轄を離れなかったのか、そして父親とあまりしっくりいかなかった訳も分かりました。

そして、刑事 加賀恭一郎の過去が明かされます。

   


物語は、東京都内のアパートで女性の腐乱死体が発見された所から始まります。
松永脩平(溝端淳平)を初めとする捜査一課は同じく東京で発生したホームレスの焼死死体との繋がりがあると感じ捜査を進めてゆく内に浅居博美(松島奈々子)という女性の存在が浮かんできます。

松永から相談を受けた加賀は次第に謎とされていた母親に繋がってゆくことが分かってきます。

  

浅居の母親は借金を残して失踪し、父親 浅居忠雄(小日向文世)と二人で夜逃げし、心中を図ろうとしますが、その途中、浅居は男に襲われ殺してしまいます。
父親は、その男に入れ替わり生きることを決め、博美は養護施設に預けられます。

成長した博美は有名な舞台演出家として活躍していました。
ここらあたりの物語は、松本清張の”砂の器”を彷彿する感じがしました。

父親は、自分のために浅居の名声が汚れることを気遣い会うことを制限して隠密裏に会っていたと考えられました。
そこで、死体で発見されたアパートに残された日本橋の12の橋の名前がこれらの謎を解明してゆきます。

  
          

 多くの謎を含んだこの物語も、良くある推理小説の謎ときのヒントの一つに同一人物が名前を変えているところとか、過去を隠し、名を遂げた人物が犯罪を積み重ねるところなど盛り沢山の謎が積み重なっています。

特にこの映画はシリーズで謎とされていた主人公の謎が判明するところを言いたかったのではないでしょうか・・・・

 

 


新線に意欲的な阪急電車も実現性は・・・

2018年01月24日 09時39分34秒 | 鉄道のよもやま話

昨年3月に、阪急電鉄は、なにわ筋連絡線構想を打ち出した。
その他に、新大阪連絡線、伊丹空港連絡線、神戸市営地下鉄直通運転、西梅田・十三連絡線など5路線を発表しています。

   


新線構想の実現にはまだまだ多くの問題があるようです。

まず、資金的な問題が上げられます。
今、上下2層の巨大高架工事に取り組んでいる淡路駅は7年延長され、全体の完成は2027年(平成39年)度末となる見込みです。

このような公共性の高いインフラ工事の建設費は、阪急単独での整備工事はありえず、大阪市や大阪府、国の財政支援が前提となります。

  
    現在の阪急淡路駅の立体工事 と 改良工事後の淡路駅構内図 


このように費用には政治情勢に左右されるところが多く、阪急の希望がそのまま反映されるとは限りません。

次の問題点は、鉄道利用者の見通しがどうかでしょう。
つまり、今後の経営が成り立つかどうかが問題になることでしょう。

阪急の沿線は比較的恵まれてはいますが、それでも2016年の年間輸送人員は、1991年の2割減に落ち込んでいます。
期待したいところは、海外客の増加、梅田地区などの開発の進展や大阪万博やカジノ構想にどこまで期待できるかにかかっています。

そのほか北陸新幹線やリニヤ中央新幹線の開業時期はどうなるのか不透明要素が多くあります。

これら政治的要素が絡むところがあり、政治の動きにも注目しなくてはなりません。

その他の不安要素についてや、阪急が新線に積極的な訳を次回に述べます。
 


今年のトラは ”執念” をどれだけ発揮できるか・・・

2018年01月21日 09時44分55秒 | 野球・タイガース

2018年のチームスローガン”執念”をどれだけ発揮できるか、大いに期待したいものです。

一昨年の ”超変革” そして昨年が ”挑む” そして今年が”執念”とチーム作りは順調に進んでいるのでしょうか・・・
その答えは、今年の”執念”で答えが出ることでしょう・・・・

          

2月にキャンプが始まり、オープン戦は2月24日の沖縄でのヤクルト戦で始まり、開幕は3月30日の東京ドームでの巨人戦です。
選抜高校野球で甲子園球場が使うことが出来ないとはいえ、昨年2位でありながらビジターから始まります。
本拠地でなくともせめて主催ゲームで開幕して欲しいのですが・・・

   
  この中からレギュラーを取れる選手が出てくるか・・・出てきてほしいのですが・・

 

この2年間、一応若手の底上げがある程度めどがついたとするなら、是非とも固定オーダーを組んで、そこで執念を発揮して、勝利を掴んで欲しいものです。

今考えられるところでは、センターラインが今後の競争となることでしょう。
そのため、キャンプが非常に大切なものとなります。


  
   この雄姿が今年も見れるか・・中谷       新外国人 ロサリオ   

 外野では、中谷がレギュラーになれるか、その中に高山や俊介がどのように絡むかが焦点になることでしょう・・・
まだまだ若手として板山や横田もチャンスがあるかどうか・・・

キャッチャーも梅野と坂本で決まりか・・・
新外国人のロサリオはキャッチャーも出来るとアピールしているようですが、1塁に専任し、打撃面で貢献して欲しいものです。

問題はセカンド・ショートです。
個人的に期待したいのは、北条であり、糸原です。
そこに上本、西岡がどう絡むか・・・
なお、大山は昨年の秋のキャンプでセカンドをも練習してたとか。
起用法としてフアスト、サードと便利屋に使われるかもしれず、打撃を生かすことが出来ればどこかのレギュラーも現実性を浴びるかもしれません。

他に存在感を出せるかどうか原口、今成、伊藤隼など中堅陣の活躍も見逃せません。

 


映画 「 嘘八百 」

2018年01月09日 19時42分20秒 | 映画・社会

仏教の考えから「八」は数多くを表すということで「嘘八百」とは多くの嘘の意味嘘だらけであることを表しています。

     

この映画も嘘だらけで、嘘でまみれたコメディーです。

場所は、茶の湯で有名な千利休を生んだ大阪・堺です。
なにか高価な拾い物はないかと、大きな屋敷の蔵を物色している古物商・小池則夫(中井貴一)が出会ったのは、腕は立つが落ちぶれたいる陶芸家・野田佐輔(佐々木蔵之介)でした。

ある鑑定士に騙された二人は結託してその仕返しをするというストーリーです。
その仕返しとは、ありもしない利休の茶器を作り一獲千金を文化庁まで巻き込んで狙うものです。

 

W主役の中井貴一、佐々木蔵之介のほか、近藤正臣、芦屋小雁、友近、坂田利夫、寺田 農、塚地武雅など脇役を固めていますが、今一つ初笑いとの言われる割には、あまり大笑いには程遠かったようです。

 

 考えようによっては、この映画自体が嘘の塊であり、まともなものと考える自体に無理があるのかも知れませんね・・・つまり、あなたも騙されているかも知れませんよ



"ちはやふる” と ”時計” の 「近江神宮」 へ

2018年01月05日 13時39分39秒 | 独り言・社会・ニュース

近江神宮は天智天皇を祀っている神社で、創建はかなり古いと思ったのですが、なんと昭和15年11月です。
天智天皇は661年に近江大津京に都を移し、その後の壬申の乱によりわずか5年半で大津京は、終わりました。

  

  

この近江神宮が有名なのは、天智天皇がつくられた漏刻(水時計)ですが、最近になって有名になったのは「ちはやふる」です。

  
     日時計            火時計

  漏刻(水時計)
 
  漏刻(水時計)について詳しく知りたい方は下記の近江神宮のHPをご覧ください。
     http://oumijingu.org/publics/index/167/

 

日本の時刻制度は天智天皇がつくられた漏刻(水時計)に始まったと言われており、境内にある時計館には日本独自の和時計始め多くの時計が常設展示されています。
また、境内には4000年前に中国で使われていた龍型火時計の復元模型や日時計があります。

「ちはやぶる」は、”神”にかかる和歌の枕詞ですが、なぜか、漫画では「ちはやふる」と濁らないようです。

その「ちはやふる」は、少女漫画がアニメ化されたり、映画化されたからであり、それはこの神社で新年の「かるた会」があるからに他ありません。
この「かるた会」はTVで放送されますます有名になったようです。

  


今年も1月6日には、競技かるた名人位・クィーン位決定戦があり、翌7日には”かるた祭(かるた開きの義)が催されます。

7月には全国高等学校かるた選手権大会が行われます。