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階段広告のルーツ

2007年03月09日 09時11分03秒 | 独り言・社会・ニュース

最近こそ、どの都市に行っても階段広告を見受けられますが、そのルーツは関西にありました
とかく、大阪人はせっかちと言われています。
信号は守らない、行列には割り込む、がせっかちだからこそ誕生したものが多くあります。
インスタントラーメン、プレハブ、スーパーマーケット式販売方法、タバコの自動販売機も大阪から全国に普及したものだそうです。

せっかちは時間に対する”もったいない精神”の表れですが、それが空間にも及んでいます。
階段広告は大阪が発祥の地なのです。

   東京新橋・ユリカモメの階段広告
    大阪の階段広告は野暮ったいですが・・・ファショナブルな広告も

階段の空間に余白があるのが”もったいない”という大阪人のもったいない精神が生み出し、定着しました。
「ステップ・アド」と呼ばれるこの階段広告は、「明企」という会社で、海外出張したときに飛行機のタラップに会社の宣伝文句が書いてあるのを見てヒントを得たそうです。

階段広告の初お目見えしたのは昭和36年で、場所は大阪地下鉄御堂筋線の淀屋橋ホームの階段でした。
最初は、いくら目新しいもの好きの大阪でも、「社名や商品名を足で踏みつけるのは、どうも・・・・」と尻込みする企業が多かったのですが、初の広告主となった「くろがね製作所」は、のぼり階段に広告を載せるのだから「昇り調子で縁起がいい」と言ったとか。

   イタリア・スペイン広場の階段
   この階段には、広告は似合いませんが、この人ゴミでは・・・・

なんとも大阪企業らしいが、それ以降は、壁の広告より多く付けられると、昇りだけではなく、下り階段のも広告が溢れるようになりましたとさ・・・・



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