トリッキーなプレー!

2019-04-12 16:37:52 | コメント
ある選手は、進行方向の裏側に走る選手によくかかとでパスを出すプレーをすることがある。
練習が終わった後に、選手が着替えをしている時にUに話があるのだがと声を駆け寄った。
「Uは、トリッキーなこういうプレーをするよな!
現役時代の話で、ブラジルの選手がいてな!」
と言ったら、隣で聞いていた選手が、「出たブラジル選手!」と言って帰って行った。
いつも選手に話をする時に、昔のチームのブラジルの選手のことを持ち出すのでそういう言い方をしたのだろうが
指導者に対しては、その言い方としては、馬鹿にした言い方になるが、
それよりも、Uに対して何を言おうとしているかを聞くことの方が大事だと思う。
私が選手時代に、ある指導者から、指導者が言うことは誰に話をしていても漏らさずに聞いた方がいい。
自分のためにもなることなんだよと教えてもらった。
ゲーム中に、選手に言う言葉、ある選手へのアドバイス、選手への注意など漏らさないで聞いていたものである。

話がそれたので元に戻すと、
トリッキーなプレーは、相手には意表を突いたプレーとなり、素晴らしいプレーなんだが、
大事なことは、目的が正確にできたかが、一番大事なことなんだ。
トリッキーなプレーであっても、目的のために、どこを使ってプレーをするかである。
その時の状態でどういう手段を取って敵をあざむいてボールを渡すかである。
だけどUの場合には、その間に敵がいることが多く(Uが敵を交わしているので)パスなっていないのでアドバイスをしたいと思っている。
他の悪い例として、相手を交わして逆を突いているのにも関わらず、癖からか相手の方に引き技をする。
フリーでドリブルをしていて、相手が追いかけてくる方向にアウトサイドでかわすつもりがボールを失う。
ヒールキックを覚えて、使いたくて使うが、味方にわたらない。

私の現役時代のブラジル選手の話をまたしますが!
鬼回しの時にも、日本人では考えられない意表を突いたプレーが出ます。
足元のタッチのうまさもあるが、空間や頭の上を使うことと、足首のスナップを使う。

本当にすごいこんなプレーが紅白ゲームの中であった。
中盤ハーフラインを越えて右サイドから左サイドを見ながらスピードを上げて斜めにドリブルをしながら中央付近から、右ワイドの選手の前方に、右アウトフロントできれいに弧を描いたパスを出したのです。
素晴しい相手の逆を突いたパスなんだが、味方も分からずに動いていなかったのです。
これは、次の時にはそんなパスも出るということで予測して動けることになって、チームでのプレーの幅が増えることになって、一つの戦法です。

トリッキーなプレーをする発想は素晴らしい!
相手をあざむくプレーはもっと生まれた方が面白いと思う。
そういう発想が生まれる練習環境を作りたいと思っています!


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