Meister von Grünfelder

日々の出来事を綴ります。たまにまともなことも書くかも知れません。

尊厳死とか…それはそれとして

2005-04-01 09:54:26 | Gesellschaft
 尊厳死が難しい問題である、ということは置いといて。

 この7年の間、テレサさんは栄養チューブを外されたり付けられたり、また外されたりつけられたり、外されたり付けられそうになったり、という状態だった。
 それについては、もう少し議論があっても良いと思う。何だか、夫と両親とがそれぞれ自分たちの考えを主張するあまり、テレサさんの状態について考えられていなかったようだ。
 テレヴィのスイッチを点けたり切ったりしている訳ではないのだから、外すなら外す、付けるなら付けるときっちり決めた上でその状態を維持するべきだ。チューブを外せば健康状態が悪化するのは分かっているのだから。もしこれで、「栄養チューブをつけなさい」という判断が裁判所から出ていたらと思うと、気の毒で仕方ない。

 今後、尊厳死に関してこういうゲームのようなことが(言葉は悪いが)あってはならない。

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