今月で麻酔科での研修を終えて、別の科に行ってしまう先生方のために、お疲れさまの意味を込めた食事会があった。
一年前は自分もそういう立場にいたかと思うと、何とも言えない感慨がある。
僕は、麻酔科医としてやっていこうと思った。
…で、研修医の先生方は今日までなので、こんな時間にケーキ作りをしているという訳だ。
まだちょっとアルコールが残っている気がしつつ。 . . . 本文を読む
一応きちんと焼けたので、言い訳ではなく。
昨日深夜から今朝に掛けて、シフォンケーキを焼いた。
で、生地を練っていると、やたらと粘っこいことに気がついた。先日スポンジケーキを焼いた際には気付かなかった。
いつも使っているのは、全国何処でも普通に手に入る薄力粉。まさか宮崎と札幌の違いという訳でもないだろう…と思ったが、これまで使っていたものとは明らかに手応えが違った。
幸い、他の成分を調整 . . . 本文を読む
ちょっと週末は疲れ気味だったものの、昨晩は僕の歓迎会を教室で開いて戴き、大変幸せに過ごした。
そして今朝、いつものように気分良く出勤した筈が、どうも体が重い。
あれあれ…? と思いながらも午前の麻酔を終え、昼食を取った際にようやく原因が判明。
脱水。
お酒って、体の水を奪うのね…。
さて、ちょっと世間から離れている間に恐ろしいことが何件か起こっていたようで。
熊本の「赤ちゃんポ . . . 本文を読む
一応は麻酔科のスタッフということで、僕にも学生がついて指導(というほど偉いことは教えられないが)していた。
今日はその終わりで、教室での打ち上げ。
大層なことを教えられる経験も知識もまだまだ僕には不足している。
僕らが教えられることはまだまだあまりに少なくて。
が、彼は何かを感得してくれたようだった。
それがとても嬉しかった。
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夕暮れ、家路を急いでいた。
こんな日に限って、信号機は無情なものだ。
狙い撃ちされたかのように、足止めを受ける。
何度目だったろうか。
飽きもせず立ち止まっていると、空から何か白いものが交差点の真ん中に舞い降りてきた。
桜の、花片。
辺りを見回しても、桜の木は何処にもなかった。
何だかすっかり嬉しくなって、ゆっくり帰ることにした。
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昨日は札幌在住の友人に案内してもらい、公園などを廻った。
5/4が開花宣言であったこともあり、どの公園にも桜がその美麗な姿を見せていた。
恋心
某所では、中国人の団体観光客が木から桜の花をもぎ取っていた。
何とも心無いことをするものだ。風情、という感覚がないのだろう。
君と歩けたら
北海道の桜は葉桜ばかりと思っていたら、必ずしもそういう訳ではなかった。
ところによって、花だけの . . . 本文を読む
最近ちょっと仕事の忙しさや生活の変化で気持ちがささくれ立っていたのか、ふと我に返ってみると綺麗なものを目にする努力をしていないことに気がついた。
幸い、今日は昼前から中学校以来の友人に札幌を案内してもらう予定になっている。本当は3人で遊ぶ予定だったが、1人は体調不良で残念ながらお休み。
ちょっと、心の骨休めをしようと思う。 . . . 本文を読む
同じ24Gでも、小児の方が圧倒的に簡単な気がした。
血管内に針先が入った後の、血管壁の裂け方が高齢者は凄い。
これは…もう気持ちが萎えるとか萎えないとかいう問題じゃない。
逃げちゃダメだ。
という、諦めない気持ちが肝腎。 . . . 本文を読む
厚生労働省が医師の管轄なら、医学生を扱うのは文部科学省。
文部科学省も、医者(の卵)いじめるのが好きなのかな…という話題。
医師不足が日本全土で重要な課題だ、というのは日本ではあまり知られていない。マスコミも何もかもが、医師が余っていると嘘を流しているからだろう。そして、それを強く主張すべき医師たちはといえば、忙しくてそれを喧伝する暇もない。
文部科学省は医学生のコアカリキュラムを改定 . . . 本文を読む
今朝、当直先に向かう途中で桜の花に出逢った。
年に2度も桜に出逢うというのは、何だか不思議な幸せである。
追記 5/5 0:51
5/4は札幌での開花宣言が出たということだ。
そういう偶然があるから、人生というのは面白い。 . . . 本文を読む
全身麻酔にも色々な流儀があって、人によって全然違う。
例えば僕はセボフルランを鎮静、フェンタニルを鎮痛のメインに使うことがほとんど。挿管の場合や筋弛緩が必要な場合にはベクロニウムといった感じである。
他の人の麻酔を見ると、自分とは全く違う光景が見られる。同じ吸入麻酔でも使う薬が全然違うこともごく普通だし、TIVAをごく普通に行う先生もいる。
現代の麻酔は単剤に拘泥する必要がない。寧ろ様々な . . . 本文を読む
後輩から知らされて知った映画。
学生の頃の同期の医師が、メインのキャラクタとして扱われているらしい。
医師役は、大沢たかお。
本名のフルネームで検索したら、写真が出てきてしばし懐かしい気持ちになった。
あれ、でも彼ってこんなに色男だったけ(失礼)。彼は、学生の頃から心優しい人だった。さだまさしとの縁は、大学祭以来なのだろうか。
知り合いが小説に出るというのは、何だか不思議な心持ちであ . . . 本文を読む
今日は麻酔で失敗続きでヘコんだところで、Aラインと挿管が鮮やかに決まって何とか復活。
仕事上がりには上の先生に飲みに連れて行ってもらい、旨いものを食べた。
好きなこと(麻酔)をして、好きな勉強ができて、お金をもらえるなんて。
僕は何て幸せなんだろう。
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