風のたより

つれづれに

ツルギキョウ・リュウキンカ・ミツバアケビ

2020-03-26 | 季節の草花



いつの間にか裏庭に綺麗な青いツルギキョウの花が咲きだしました。

このツルギキョウはツルニチニチソウとも言われ、蔓でぐんぐん伸びて群生しています。

このツルギキョウは、キキョウ科の蔓性の多年草。

そういえば毎年今頃になると裏庭の土手に一気に咲きだす春の花です。





涼し気な五弁の花びらが優雅です。

このツルギキョウの花は家紋にも使われてるようですね。

今NHKで放送されている歴史ドラマ”麒麟が来る”に出てくる歴史上の人物である
明智光秀や大田道潅、加藤清正などがこの桔梗紋を使用していたことで有名なようで
土岐一族に多く見られる家紋なのだそうです。





その横に咲いているのは,黄色いリュウキンカの花です。

このリュウキンカもキンポウゲ科リュウキンカ属の多年草で、ツルギキョウと同じで
今頃になると決まって黄色い鮮やかな花を見せてくれます。





実ははこのリュウキンカの花は、我が家で買った物ではなく、土手の上のお宅からいつのまにか
土手を下がり咲くようになりました。

いわば貰い花です。

今はそのご夫婦も亡くなり世代が代わり親族の方がお住まいです。

このリュウキンカの花を見るたびに、仲良く過ごされていた先代のご夫妻の事が思い出されます。





更に、かつてあったキウイーの棚には、今ミツバアケビの花が咲きだしています。

つい先日までは枝もこんなには伸びていなかったのですが、、、、

ミツバアケビは同じ枝に雄花と雌花が同時に付きます。





たくさん房のように下がっているのが雄花で、小さい三弁の花が雌花です。

よく見ると、たくさんの雄花の中に、いくつかの雌花が見えています。





これだとよく分かりますね。

上の花が雄花で、下に見えるのが雌花です。

雌花には3枚のがく片があり、中央には雌しべが6本ずつあるのですが、この雌しべがだんだん成長して
秋には果実になるのです。





テレビをつければ毎日毎日コロナウイルスのニュースばかりで、少々げんなり義気ですが
刻々と変わる情報が気になり、ついついテレビにくぎ付けの毎日です。

人間社会とは関係なく、植物は今日も自然の流れの中で、自然に逆らうことなく成長しています。


こんな時、ふと目にした植物の姿は、今や”ひと時の安らぎ”です。


最新の画像もっと見る

1 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
科が違います。 (モウズイカ)
2020-04-24 09:24:30
横から失礼します。
ツルギキョウとしている花は確かにツルニチニチソウとも呼ばれますが、科はキョウチクトウ科です。キキョウ科のツルギキョウは全く別の植物です。
詳細は↓
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%84%E3%83%AB%E3%83%8B%E3%83%81%E3%83%8B%E3%83%81%E3%82%BD%E3%82%A6
またリュウキンカとしている花は、ヒメリュウキンカ Ranunculus ficariaであり、リュウキンカ(高山や深山の湿原や流水中に自生)とは属が違います。
http://www.yasashi.info/hi_00013.htm

コメントを投稿