室井絵里のアート散歩

徒然現代美術&感じたこと、みたもの日記

2010年雑感

2010年12月31日 | アート他
2010年も残すところ、あと数時間。

何人かの知人にメールや口頭で「プログが止っているけど、生きている?」とご心配いただきました。展覧会が終わったあと、燃え尽きたかと思われて心配をおかけしまたようです。

燃え尽きたなんてわけではなく、元気だったのですが流行の「ツィター」にはまって、というか、「ツィター」をやっていると、長い文章をネットで書くというのが億劫になってくるのです。

これは、私だけでなく何人かのお偉い先生方もそういう傾向にあるようで、別に長い文章が書けなくなったわけではないですが、インターネット言語上ではどんどん思考が短くなってしまうようなのです。

そんなわけで、ブログの更新を半年ほったらかしました。
コメントいただいていたIwataさんはじめ(お元気ですか?)、すみません。

鴨居羊子「前衛下着道」が終わって、実はこの展覧会は来年福岡で再度開催予定となっているので、その仕事は続いています。展覧会の間体調不良が、終わればケロっと元気で、さぼりがちだった展覧会もずいぶんたくさん見ました。

現美の「トランスフォーメーション」森美術館の「小谷元彦」など書くべき展覧会も多かった。

自分がやっていた、展覧会については自分ではよくわからないのですが、何人かの人が「楽しかった」と感想を寄せて下さり、展覧会見て楽しいっても良いかもねと嬉しく感じました。

記事にもTVにもとりあげられ、多くの方がネットでも書いて下さった中で、恐らく見ず知らずの方ですが「あるyogini」の方が書いてくださったの、よく展覧会を見て下さっているなぁ、私が手を抜いたというか、手を抜かざるをえなかったところ(つまりも他の人の意見を尊重さぜるえなくて、詰めが甘くなったところとか)キュレーターの呼吸みたいなものを、感じ取ってくださっていたのが嬉しかった。
http://memeyogini.blog51.fc2.com/blog-entry-1079.html

展覧会の展示に強弱見えてしまうのは、キュレーターとして「どうなの」と反省すべきかもしれませんが、展覧会は人間が作っているものなのでそういう波とか波動ってのはどうしても残る。むしろ、それを私は残したかったので、それを見て下さったのは嬉しい。

なんて書くと、言い訳がましいですが。

2010年は美術界では「前衛ブーム」だったようで、朝倉摂さん、池田龍雄さんなどの展覧会が続きました。
「前衛下着道」については、私がつけた展覧会タイトルではありませんが、それも含めて改めて「前衛」とは何だったんだろうと考えさせられました。「前衛」とは一過性のブームではなく、それこそその「精神」の継承を我々は橋渡し役としてもしていかねばならないのではないかと考えています。

さて、紅白も始まりました。

来年、いえ、数時間後に明ける明日で始まる一年はどんな年になりますことやら。

日本全国、雪など荒れた天気のようです。横浜は、比較的穏やかな年越しですが、皆様、良いお年を!

(来年は反省して、ブログも書きます。もしくは、皆さんもツィターでフォローして下さい。展覧会見たら全部つぶやいてますので。)

ponnoraこと 絵里

コメント (2)
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