カメラとともに自然を友に

多摩丘陵の自然を写し撮った写真を中心にしつつ、日々の暮らしのなかで目に触れたものを記録してゆきます。

多摩川台公園

2017-08-28 | 多摩川台公園とその近隣公園
 昨日は少し涼しくなったので太田図書館に本の返却に行くまえに多摩川台公園に寄った。
 池に行くとセンニンソウが花盛りだった(キンポウゲ科)。私の図鑑では秋の花に分類されているが、確かに夏が終わりに近づく頃から目につくようになる。
 
 今年は雨が多かったから例年以上にキノコの発生が多かったようだが、そのうちのひとつで、先日中毒を起こしたという記事で見たキノコに似ていたので撮った。図鑑を見るとオオシロカラカサタケに似ているが、似たようなものが数種類あって断定はできない。ネットで新聞記事を検索してみると中毒を起こしたのはこのキノコだった。この公園でも毎年よく見られるキノコだが、ちょっと食べる気にはならない。図鑑を見ると毒があるかどうか不明という種類もたくさんあった。要するに食用になっていないということだ。写真だけでは判別しにくい種類がたくさんあるから素人は、口にしないことが肝要だろう。
 

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

等々力緑地公園

2017-08-23 | 等々力緑地公園
 多摩川の河川敷に行こうと思っていたが、次第に日差しが強くなってきたのでやめて等々力緑地公園にした。ここならいざとなれば日陰に逃げ込める。
 花壇には蝶や蜂が蜜を求めてきていた。イチモンジセセリを撮っていたところ、ちょうど飛び立った瞬間が撮れた。まだ脚をたたんでいない状態。
 

 吸蜜中のイチモンジセセリ。
 
 こちらの花は蜂に人気。まずはクマバチ。コンデジを24ミリにして広角接写したが、少し奥の方に花があったのであまり接近できず、蜂が小さかったのでトリミングしてあるから実際には35ミリで撮った程度の画角になっている。
 

 この蜂は何という種類か?体長はクマバチと変わらないような大きさだが、ぐんとスリムな体形。
 
 8月も残り1週間ほどになってきたが、ようやく晴天が戻ってきた。記録的な曇天、雨天続きの8月となったが、気象庁も事前の長期予報ではこんな天気になるとは予想できなかった。短期の天気はずいぶん当たるようになってきたが、長期の予想はまだまだということのようだ。

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

砧公園

2017-08-21 | 砧公園
 18日に砧公園にでかけた。気温は30℃に達しなかったようだが、湿度がかなり高かったので参った。
 このところの連日の雨で木の苔は元気一杯というところである。
 撮ったときは気づかなかったが、セミの抜け殻が止まっていた。画面左端の方。
 
 様々な苔が生えているが、この公園にはいったい何種類くらいの苔があるのだろうか。
 
 蝶などの昆虫の姿は少ないしちょっと立ち止まればすぐに蚊がむらがってくるしで、早々に引き上げてきた。
 翌日は凄まじい雷雨となって多摩川花火大会も中止になってしまったが、雷はこれまでに経験したなかで少なくとも3本指には入るような激しいもので自宅にいたが、すぐ近くにも落ちたようで光も音も強烈だった。温暖化が進むとこうした雷雨は増えることはあっても減ることはないだろう。

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「タイ展」

2017-08-19 | 美術
 東博で開催中の「タイ展」を観てきた。今年は日タイ修好130年なのだそうで、それを記念したもの。平日で雨だったためかそれほどの混雑ではなかったので、ゆったりとした気持ちで観ることができた。展示点数も多いし中身の濃い内容で見応えのあるものだった。
 もっとも惹かれたのは「ナーガ上の仏陀座像」で12世紀末から13世紀に造られたという。座っている台座の部分に鱗のような模様があるので、これは蛇では、と思いよく見ると仏陀の頭上にはコブラのような蛇が7つもの鎌首をもたげていて、まさにそのとおりでした。ナーガというのは蛇の神様。全体の造形といい仏陀の顔立ちといい実に魅力的でした。
 大仏殿・ワット・スタットの扉は高さが5,6メートルという大きなもので、これだけが撮影OKとなっていたので撮ってきました。
 
 サルやシカ、イノシシなどさまざまな動物が彫りこまれています。
 
 館内には三好和義氏撮影のタイの写真が。
 
 「タイ展」の後、20分ほど常設展を観ていると閉館の放送が流れたので外に出るとまだ小雨が降り続いていました。閉館時間は17時でしたが、外国人観光客もたくさん来ていたことを考慮するともう少し開館時間を延ばす必要があるのではないかと思う。サルスベリ咲く表慶館。
 
 ところで一昨日は、ニホンカワウソ発見か、というニュースが流れて、びっくりすると同時になんともうれしく感じたが、それに続くコメントで韓国から泳いで渡ってきたのかもしれないと聞き、ちょっとがっかり。対馬にいたのであれば長い間見つからないはずはなく、残念ながらユーラシアカワウソの可能性の方が高いかもしれない。もっと早く対策をとってなんとか絶滅を防げなかったものかという思いが強いが、まだ自然保護の思想が広まっていなかった時代の犠牲者となってしまった。しかし、かりにユーラシアカワウソだったとしても自然に海を越えて渡ってきたのであれば、定着できるように保護することが必要だろうと考える。

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

三ッ池公園

2017-08-16 | 三ッ池公園
 今年の夏の関東地方ではおかしな天気が続いている。梅雨明け宣言する前は晴天が続いていて、なぜ早く梅雨明け宣言しないのかと思っていたが、梅雨明け宣言したと思ったら逆に曇りがちの日が多くなり、それでもやっと晴天が続いたと思ったらまた梅雨のような天気に逆戻り。天気予報を見ていると北の高気圧が強いためと解説していたが、なぜ北の高気圧が強いのかまでは説明がなかった。夏前の気象庁の長期予報では平年並みかやや暑い夏という予報だったと思うが、夏が終わったところで今年の気象の概況について説明を聞きたいものだ。ともあれ暑いのが苦手なのでここ数日涼しいのはたすかっている。
 写真は今月初旬に撮ったもの。この日も最高気温が30℃に届かなかった。とはいえ、帰りは走行中はよいのだが、帰宅して自転車を降りると汗が噴き出す程度の暑さではあった。
 アオサギが対岸の木に止まっていたのでルミックスの100~300mmの300mm側で撮った。散歩していた二人連れのご婦人がゴイサギがいると言っていたので、アオサギだと教えてあげた。数日前にもっと近くでアオサギを見たとのことで、遠かったので小さく見え、見誤ったようだ。初心者は大きさで判断することがあって、これが判断を誤るもとになる。
 
 マクロレンズは持ってゆかなかったが、代わりにコンデジを持っていったので24mmにして広角接写した。このショウジョウトンボは協力的でかなり接近してもじっとしてくれた。
 
 昨夜は涼しかったので少し長い時間音楽を聴いた。おいでいただいたのはリヒテル氏で前半は図書館で借りてきたCDでショパンのエチュードとポロネーズ集。後半は所有しているCDでシューベルトのD894のソナタというプログラム。リヒテルのショパンを聴くのは初めてだったが、構の大きな表現はリヒテルならではと感じたが、シューベルトで聴くリヒテルほどにははまっていないように感じられた。そこへゆくとシューベルトではリヒテルの描き出すシューベルトの世界に引きずりこまれてしまうといった趣。この演奏では演奏時間が約48分となっているが、そのうち第1楽章が約27分と半分以上を占めている。ちなみにブレンデル盤を調べたところこちらは17分と極端な差があった。だからリヒテルの演奏は遅い、確かに遅いのだが、しかし不自然には感じない、納得してしまう。このへんがリヒテルの魔法か。残りの3つの楽章にブレンデル盤との演奏時間の差はそれほどなく、第1楽章のみ突出している。ブレンデルで聴くシューベルトも好きだが、リヒテルの演奏はやはり構の大きさが違うと感じる。ところでリヒテルのCDは録音のよいものがあまり多くないが、ショパンの方は1988年録音(ライブ)とそれほど古くはないのに音がよくないのが残念だ。これに比べるとシューベルトは1979年録音でショパン盤よりも古いにも関わらず録音はとてもよい。

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ルーマニア・ブルガリアの旅15

2017-08-10 | 海外旅行
 旅の最終日はソフィアの観光。飛行機が夜の便だったので午後も観光ができた。天気には恵まれたが、日差しが強く標高が550メートルありながらも結構暑かった。
 聖ゲオルギ教会は4世紀に建てられたという大変歴史のあるレンガ造りの教会である。周囲はビルにすっかり取り囲まれていて、ここだけが別世界。
 
 大統領官邸の衛兵交代の場面。おもちゃの兵隊さんという感じの制服。
 
 ブルガリアの白バイはヤマハ製。
 
 アレクサンダル・ネフスキー寺院は完成が20世紀になってから、と古くはないが大きなドームをもつブルガリア最大の寺院。土産物の屋台が並んでいる場所があって、そこから撮影した。
 
 16世紀に建設されたイスラム寺院の内部。中は美しい装飾が施されている。
 

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

アルチンボルド展

2017-08-06 | 美術
 一昨日は国立西洋美術館に「アルチンボルド展」を観に行ってきた。それほどの混雑はなく落ち着いて観ることができたし、絵との距離も比較的近かったので細かなところまで見ることができた。
 今回はアルチンボルドの代表作である「四季」と「4大元素」がすべて見られるというまたとないチャンスである。このような展示は今後数十年間は実現しないのではないか。このうちの2点は7,8年前にウィーンの美術史美術館で見たが、他の作品は初めて観るものが多い。「春」は過去に日本にきたときに観たように思うが記憶が定かではない。
 今回この8点を見るとやはり「春」にもっとも惹かれた。花の描写もさることながら草の葉の描写の緻密なことに舌を巻く。絵葉書を買おうと思ったが、印刷悪くてとても原画の雰囲気を伝えていないので別の作品を選んだ。解説もわかりやすくて描かれた背景についても知ることができた。
 これ以外にも「馬上試合の装飾デザイン集」も楽しめたし、レオナルド・ダ・ヴィンチの素描も観ることができる。リゴッツィの細密画「オオバン」、「ハチクマ」は羽毛のひとつひとつの筋まで描くという驚異的な描写。他に蝶の細密画もあって自然好きにはより楽しい展示だった。
 常設展もさっと見て歩いた。現代絵画のフロアを上から撮影。
 
 美術館を出てハスの花を見ようと不忍池に行ったが、16時を過ぎていたので散っているか蕾の花がほとんどで写真にならなかった。
 

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

田園調布せせらぎ公園

2017-08-05 | 多摩川台公園とその近隣公園
 公園の一角にミニ田圃があり、種類は少ないものの必ずトンボが見られる。
 オオシオカラトンボがいたので28ミリ相当で広角接写した。レンズ先端とトンボとの距離は数センチしかないと思う。ゆっくり、そっと近づいてゆくと逃げられずに撮れた。
 
 撮影中に腕にちょっと痛みを感じたが、そのまま撮り続けたところ、少したってから3か所ほど腫れて痒くなった。その後も4日間ほど痒みが続いたが、水辺にいる極小の虫にやられたようだ。
 関東地方は気象庁が梅雨明け宣言して以降は曇天続きで川崎では気温も30℃を上回ることがない。ただ湿度は70%以上になることもあるので、蒸し暑さは感じる。日本のみならず、今夏はロシアやドイツでも大雨被害が発生しているし、異常気象が日常茶飯事になっている感がある。

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

多摩川台公園

2017-08-04 | 多摩川台公園とその近隣公園
 夏の時期は散歩に訪れる人は少なく閑散としている。曇っていてそれほどの暑さではなかったので池に行ってみた。
 睡蓮の葉の上にイナゴ?
 
 池ではショウジョウトンボ数頭が飛び交っていた。
 
 芙蓉の花が盛りだった。白花のものもあったが、芙蓉と言えばやはりピンク色の花が真っ先に思い浮かぶ。
 

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ルーマニア・ブルガリアの旅14

2017-08-02 | 海外旅行
 リラの僧院は10世紀に創建されたというが、1833年の大火で焼失してしまったので現在のものはその後に再建されたもの。周囲は山に囲まれており、雨上がりということもあり一層清涼な空気に包まれていた。
 民族復興様式で建てられたとても美しい僧院である。
 
 回廊はフレスコ画で埋め尽くされている。
 
 通路の上にもフレスコ画。
 
 立派なガイドブックが用意され日本語版もあったので買ってきた。 
 帰路の車窓から撮影。渓流沿いの道は深い森の中をとおってゆく。
 
 途中に毎年コウノトリが営巣するという場所でバスを降りて撮影した。雛鳥はちょっと見では親鳥とほとんど変わらないほど大きく育っていた。巣の大きさも巨大といっていいほどの大きさ。
 

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする