カメラとともに自然を友に

多摩丘陵の自然を写し撮った写真を中心にしつつ、日々の暮らしのなかで目に触れたものを記録してゆきます。

川苔山

2017-05-22 | 登山
 下山はいったん東の肩という小広くなった尾根に下り、そこから赤久奈尾根を辿って古里に降りるのだが、立派な道標にはその方向を指す表示がなかった。鳩ノ巣への下山路は表示していたので、その方向に歩いてゆくと古里への道を示す古ぼけた小さな看板があったが、うっかりすると見落としてしまいそうだった。要注意である。
 歩き進むとシロヤシオの花に出会った。西丹沢の山ではよく見る花だが、この山で見るのは初めてだったのは5月下旬というこの時期にこれまで登ったことがないからに違いない。
 
 川苔山を振り返る。遠くでアオバトの鳴き声が聞こえる。
 
 下山を始めると爪先の方が窮屈な感じがして痛みを感じるようになった。登山靴は長年履いてきたものでこんなことは初めてのこと。ただ、家で試しに履いたときに少し窮屈な感じがしたので、靴下はいつも2枚重ねて履いているが、その内の1枚を薄手の物に換えたのだった。登っているときも最後の方になって少しきつくは感じていたのだが痛みを感じるほどではなかった。何が原因かはっきりとはわからないが、足が大きくなったはずはないので年季の入った登山靴なので皮革が劣化していることと関係しているのだろうか。
 フデリンドウを見つけた。この花を見るのは数年ぶりのことだ。
 
 シロヤシオの大きな株があった。70mmレンズを持ってきていながら一度も使っていなかったのでレンズ交換して撮った。やはり単焦点レンズは切れ味の鋭い描写をする。
 
 双眼鏡を持ってきたのに使う場面がなかったが、下山途中でヒガラが現れたのでやっと使うことができた。芋虫を捕まえて食べるという場面だった。下山路ではキビタキの囀りを頻繁に聞くことができたが、姿は見つけられなかった。
 ヤマシャクヤクがあったが、残念ながら散り始めていた。大輪の花なので咲いているところを見たかったが咲いて3日ほどで散ってしまうのだそうだ。
 
(続く)

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