幸せに生きる(笑顔のレシピ) & ロゴセラピー 

幸せに生きるには幸せな考え方をすること 笑顔のレシピは自分が創ることだと思います。笑顔が周りを幸せにし自分も幸せに!

「エロい昔ばなし研究 『古事記』から『完全なる結婚』まで」下川耿史著 ”エロは昔も今も”

2017-09-12 02:08:08 | 本の紹介
・恋しくは来ても見よかしちはやぶる神のいさむる道ならなくに
(恋しいと思うなら来てごらんなさい。恋の道は神様でも禁止できるものではないのですから

在原業平;華麗な恋を象徴する人物だが業平クラスのプレイボーイはたくさんいた
 美人を見れば、とにかく声をかけ、歌を届けるなどしてチャンスをうかがった。

・「和泉式部日記
 結婚していた式部は夫にうとまれ、父親に勘当されながら為尊親王との愛に耽ったが、交際が始まって10か月ほどで親王が急死した。日記は二人の交情を綴ったもの。ところが為尊親王も「一夜めぐりの君」だった。京都では疫病が大流行し、死人も絶えず、そのさなか、女性に声をかけてまわったため病気に感染したのだという。

女帝の称徳天皇は銅鏡の巨根を愛されていたが、次第に不満を感じるようになり、ヤマイモでペニスの形を作り、これを用いていた。どころが折れ曲がって抜けなくなり、女陰が腫れて塞がった、命の大事に及んだ時、小手尼がその様子をを見て「帝の病は治ります」といって手に油を塗り、これを引き出そうとした。その瞬間、藤原百川が「この女は霊狐だ」と叫んで、尼の肩に斬りつけた。このため取り出すことができなくなり、女帝は亡くなった。

・勃起した馬の一物に名前をつける比丘尼たち
3人の比丘尼(尼僧)が、道端に馬のいるところを通りかかった。馬が一物を勃起させていたのを、比丘尼たちは横目で見て、何もなかったような顔をして通り過ぎたが、先頭を歩いていた比丘尼がガマンできずに言った。「今の物は、それは見事な物だった。さあ、めいめいで名前をつけよう」と。
「九献(くこん)」 酒は昼飲んでも夜飲んでも、飲むだけで心が明るくなって楽しい。さらに三々九度といって、飲む盃の数が決まっていて、久度が正式である。それ以上は相手の気根次第だ。これほどよい名はあるまい」
「梅法師」 見るたびにつばがたまります。
「鼻毛抜き」 抜く度に涙が落ちる。

・小倉は青年特有の肉欲と自らの生き方の葛藤に悩んでいた。生真面目なクリスチャンだけに悩みも深刻だったようである。26歳で東京帝国大学文学部に入学、そこで、イギリスの性科学者ハヴロック・エリスの大著である『性の心理』に出会ったことが彼の一生を決めた。1911年、29歳の時「相対会」を設立し、購読者から性体験談を集めた。会員には著名人が多かった。作家の坪内逍遥、芥川龍之介、金子光春、大杉栄、伊藤野枝、平塚雷鳥など。
与謝野鉄幹が「相対会」に入会したいと小倉を訪ねてきた。小倉は「あなたは女にどんなことをしたことがありますか」と質問したところ、鉄幹は「妻(与謝野晶子)のあそこにバナナを入れて、翌日それを取り出して食べた」と答えた。これに対して小倉は、「そんなことは誰でもやっています」と一蹴したといわれた。

感想
エロいというよりも、性、男女館の付き合いを古典から紹介されています。

今、山尾議員、斉藤由貴など不倫が大きく取り上げられています。
田中角栄さんは神楽坂にお付き合いしている人がいて、子どももいましたが、問題になりませんでした。

なぜこんなに批難するかという説の一人に、その人に対して羨望があるので、失敗をして落ちてしまうと「いい気味」と思ってしまうとのことです。
確かによくないですが、その人の未来をつぶすほどのことでしょうか?
本人たちの問題であり、公開され、社会的責任も取らされているのではないでしょうか?

源氏物語の光源氏など、不倫/禁断の愛オンパレードの話です。
光源氏が良いのは、女性を不幸にさせないように努めようとしたことでしょうか?

マスコミも、
1)男性タレントの不倫
2)力を持っている事務所のタレントの不倫
は取り上げるのを控えているように思います。

マツコ、不倫について世間は「叩きすぎ。人生を終わらせてしまうくらいやってる」
https://news.goo.ne.jp/article/hochi/entertainment/20170911-134-OHT1T50179.html スポーツ報知
 11日放送のTOKYO MX「5時に夢中!」(月〜金曜・後5時)で、コラムニストのマツコ・デラックス(44)が、昨今の不倫騒動に対する風潮に苦言を呈した。
 「基本的に人間は悪口が楽しい。ちょっと叩きすぎだよと思う」とマツコ。「悪口を陰で言い合って楽しませてもらってるから『ありがとう』で終わりにしておけばいいのに、その人の人生を終わらせてしまうくらい根こそぎやっちゃうじゃない? だから悪口を楽しんでいるんじゃなくて人殺しを楽しんでいるようになっちゃってる」と私見を語った。
 MCのふかわりょう(43)がネットへ投稿されるようになったからではと水を向けられると「それプラス、陰口の内容も、あそこに(自分たち)女装の楽屋で飛び交っているような“オシャレ文言”はないわよね。陰口叩くにしても、もうちょっとおしゃれになって欲しい」と話していた。