http://news.goo.ne.jp/article/mainichi/nation/mainichi-20160309k0000e040222000c.html (毎日新聞)
広島県府中町立府中緑ケ丘中3年の男子生徒(当時15歳)が誤った万引き記録に基づく進路指導を受けた後に自殺した問題で、実際に万引きをした生徒の氏名に訂正した正式な生徒指導資料が、学校の共有サーバーに保存されていたことが9日、分かった。担任は進路指導の際、内部の会議用に一時的に作られたまま訂正されなかった資料を使用していたが、この資料は同じ3年生を担当する教諭から渡されていた。学校内の記録の共有や進路指導のやり方がマニュアル化されていないなど、ずさんな情報管理が連鎖したことが浮き彫りになった。
同校の坂元弘校長によると、2013年10月6日、「万引きをした生徒がおり、保護者に連絡してほしい」と被害店舗から連絡を受けた学校職員が、生徒指導部の担当教諭に万引きをした生徒の名字だけを口頭で伝えた。この教諭は生徒指導会議用に配布した資料に、自殺した男子生徒の氏名を誤って記載した。同8日の会議で氏名の誤りが指摘され、資料はその場では訂正されたが、学校の共有サーバーに保存されたデータは修正されなかった。
指導部の教諭は同月末、修正した記録を町教育委員会に提出。その後、正式な記録は別フォルダーに保存されて教諭が閲覧できる状態にあった。進路指導の参考にした資料も教諭の一人が学校のサーバー内から見つけ、他の5人に配ったという。
坂元校長によると、学校が推薦基準に非行歴の勘案対象を3年時だけでなく1、2年時も含めると改めたのは昨年11月で、過去の資料の閲覧などはマニュアル化されていなかった。坂元校長は「進路指導に関しては各教師の裁量に任せていた。何の指示もなく、マニュアルなども決めていなかったことは大変問題だと認識している」と話した。
また、担任の教諭は昨年11月16日から男子生徒が自殺した12月8日までの計5回、進路指導の面談の際に男子生徒に万引きの事実を確認したが「生徒の返事が曖昧で明確な否定もなく、確認がとれたと判断した」と釈明しているという。この面談はいずれも廊下で5〜10分程度だった。学校側は「生徒の非行歴を含む重要な進路指導が廊下で行われたことは非常に問題。来年度から準備室のような場での指導を教員に指示していく」としている。【石川将来、高橋咲子】
◇
男子生徒の両親は、代理人弁護士を通じて「ずさんなデータ管理、間違った進路指導がなければ、我が子が命を絶つことは決してなかったと親として断言できます」とのコメントを出した。【山田尚弘】
感想;
えん罪で罪を問われ、やっていないと言っても信じてもらえずに、そのショックもあり発作的に自殺してしまったのではないでしょうか?
先生に言っても信用して貰えていない。どんなに悲しかったでしょう。
学校教育では、先ずは生徒を信用することが基本ではないでしょうか?
その基本があれば、再度確認してみるということができたと思います。最初から決め込んでいたのではないでしょうか?
指導したいなら、「万引きしたのは本当なの?」「何を盗んだの?」「それが欲しかったのか?」「お金は持っていなかったの?」「何故したの?」と気持ちを聴くことをされなかったのではないでしょうか。
死人に口なしで、先生がどのように問い詰めたかなどは不明です。
先生は自分の都合が良いように話します。
良寛さんが結婚式に招かれ、その主人が良寛さんにお祝いに相応しい言葉を所望しました。
良寛さんは、「親死、子死、孫死」と書きました。
主人は結婚式に”死”とはなんと縁起が悪い言葉かと。もっと良い言葉をくださいとお願いしました。
良寛さん曰く「この順番に死んでいくことほど幸せなことはない」。
こんなことで子どもを亡くした親にとって、こんな不幸せなことはないでしょう。
広島県府中町立府中緑ケ丘中3年の男子生徒(当時15歳)が誤った万引き記録に基づく進路指導を受けた後に自殺した問題で、実際に万引きをした生徒の氏名に訂正した正式な生徒指導資料が、学校の共有サーバーに保存されていたことが9日、分かった。担任は進路指導の際、内部の会議用に一時的に作られたまま訂正されなかった資料を使用していたが、この資料は同じ3年生を担当する教諭から渡されていた。学校内の記録の共有や進路指導のやり方がマニュアル化されていないなど、ずさんな情報管理が連鎖したことが浮き彫りになった。
同校の坂元弘校長によると、2013年10月6日、「万引きをした生徒がおり、保護者に連絡してほしい」と被害店舗から連絡を受けた学校職員が、生徒指導部の担当教諭に万引きをした生徒の名字だけを口頭で伝えた。この教諭は生徒指導会議用に配布した資料に、自殺した男子生徒の氏名を誤って記載した。同8日の会議で氏名の誤りが指摘され、資料はその場では訂正されたが、学校の共有サーバーに保存されたデータは修正されなかった。
指導部の教諭は同月末、修正した記録を町教育委員会に提出。その後、正式な記録は別フォルダーに保存されて教諭が閲覧できる状態にあった。進路指導の参考にした資料も教諭の一人が学校のサーバー内から見つけ、他の5人に配ったという。
坂元校長によると、学校が推薦基準に非行歴の勘案対象を3年時だけでなく1、2年時も含めると改めたのは昨年11月で、過去の資料の閲覧などはマニュアル化されていなかった。坂元校長は「進路指導に関しては各教師の裁量に任せていた。何の指示もなく、マニュアルなども決めていなかったことは大変問題だと認識している」と話した。
また、担任の教諭は昨年11月16日から男子生徒が自殺した12月8日までの計5回、進路指導の面談の際に男子生徒に万引きの事実を確認したが「生徒の返事が曖昧で明確な否定もなく、確認がとれたと判断した」と釈明しているという。この面談はいずれも廊下で5〜10分程度だった。学校側は「生徒の非行歴を含む重要な進路指導が廊下で行われたことは非常に問題。来年度から準備室のような場での指導を教員に指示していく」としている。【石川将来、高橋咲子】
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男子生徒の両親は、代理人弁護士を通じて「ずさんなデータ管理、間違った進路指導がなければ、我が子が命を絶つことは決してなかったと親として断言できます」とのコメントを出した。【山田尚弘】
感想;
えん罪で罪を問われ、やっていないと言っても信じてもらえずに、そのショックもあり発作的に自殺してしまったのではないでしょうか?
先生に言っても信用して貰えていない。どんなに悲しかったでしょう。
学校教育では、先ずは生徒を信用することが基本ではないでしょうか?
その基本があれば、再度確認してみるということができたと思います。最初から決め込んでいたのではないでしょうか?
指導したいなら、「万引きしたのは本当なの?」「何を盗んだの?」「それが欲しかったのか?」「お金は持っていなかったの?」「何故したの?」と気持ちを聴くことをされなかったのではないでしょうか。
死人に口なしで、先生がどのように問い詰めたかなどは不明です。
先生は自分の都合が良いように話します。
良寛さんが結婚式に招かれ、その主人が良寛さんにお祝いに相応しい言葉を所望しました。
良寛さんは、「親死、子死、孫死」と書きました。
主人は結婚式に”死”とはなんと縁起が悪い言葉かと。もっと良い言葉をくださいとお願いしました。
良寛さん曰く「この順番に死んでいくことほど幸せなことはない」。
こんなことで子どもを亡くした親にとって、こんな不幸せなことはないでしょう。