幸せに生きる(笑顔のレシピ) & ロゴセラピー 

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<広島・中3自殺>サーバーに訂正済み生徒資料…知られず ”子ども、親の無念さ(良寛さんの言葉から)”

2016-03-09 12:55:11 | 社会
http://news.goo.ne.jp/article/mainichi/nation/mainichi-20160309k0000e040222000c.html (毎日新聞)
 広島県府中町立府中緑ケ丘中3年の男子生徒(当時15歳)が誤った万引き記録に基づく進路指導を受けた後に自殺した問題で、実際に万引きをした生徒の氏名に訂正した正式な生徒指導資料が、学校の共有サーバーに保存されていたことが9日、分かった。担任は進路指導の際、内部の会議用に一時的に作られたまま訂正されなかった資料を使用していたが、この資料は同じ3年生を担当する教諭から渡されていた。学校内の記録の共有や進路指導のやり方がマニュアル化されていないなど、ずさんな情報管理が連鎖したことが浮き彫りになった。

 同校の坂元弘校長によると、2013年10月6日、「万引きをした生徒がおり、保護者に連絡してほしい」と被害店舗から連絡を受けた学校職員が、生徒指導部の担当教諭に万引きをした生徒の名字だけを口頭で伝えた。この教諭は生徒指導会議用に配布した資料に、自殺した男子生徒の氏名を誤って記載した。同8日の会議で氏名の誤りが指摘され、資料はその場では訂正されたが、学校の共有サーバーに保存されたデータは修正されなかった。

 指導部の教諭は同月末、修正した記録を町教育委員会に提出。その後、正式な記録は別フォルダーに保存されて教諭が閲覧できる状態にあった。進路指導の参考にした資料も教諭の一人が学校のサーバー内から見つけ、他の5人に配ったという。

 坂元校長によると、学校が推薦基準に非行歴の勘案対象を3年時だけでなく1、2年時も含めると改めたのは昨年11月で、過去の資料の閲覧などはマニュアル化されていなかった。坂元校長は「進路指導に関しては各教師の裁量に任せていた。何の指示もなく、マニュアルなども決めていなかったことは大変問題だと認識している」と話した。

 また、担任の教諭は昨年11月16日から男子生徒が自殺した12月8日までの計5回、進路指導の面談の際に男子生徒に万引きの事実を確認したが「生徒の返事が曖昧で明確な否定もなく、確認がとれたと判断した」と釈明しているという。この面談はいずれも廊下で5〜10分程度だった。学校側は「生徒の非行歴を含む重要な進路指導が廊下で行われたことは非常に問題。来年度から準備室のような場での指導を教員に指示していく」としている。【石川将来、高橋咲子】
          ◇
 男子生徒の両親は、代理人弁護士を通じて「ずさんなデータ管理、間違った進路指導がなければ、我が子が命を絶つことは決してなかったと親として断言できます」とのコメントを出した。【山田尚弘】

感想;
えん罪で罪を問われ、やっていないと言っても信じてもらえずに、そのショックもあり発作的に自殺してしまったのではないでしょうか?
先生に言っても信用して貰えていない。どんなに悲しかったでしょう。

学校教育では、先ずは生徒を信用することが基本ではないでしょうか?
その基本があれば、再度確認してみるということができたと思います。最初から決め込んでいたのではないでしょうか?
指導したいなら、「万引きしたのは本当なの?」「何を盗んだの?」「それが欲しかったのか?」「お金は持っていなかったの?」「何故したの?」と気持ちを聴くことをされなかったのではないでしょうか。

死人に口なしで、先生がどのように問い詰めたかなどは不明です。
先生は自分の都合が良いように話します。

良寛さんが結婚式に招かれ、その主人が良寛さんにお祝いに相応しい言葉を所望しました。
良寛さんは、「親死、子死、孫死」と書きました。
主人は結婚式に”死”とはなんと縁起が悪い言葉かと。もっと良い言葉をくださいとお願いしました。
良寛さん曰く「この順番に死んでいくことほど幸せなことはない」。
こんなことで子どもを亡くした親にとって、こんな不幸せなことはないでしょう。







内部告発者名、市に伝える 京都、通報窓口の弁護士 ”制度は何のためにあるのか?”

2016-03-09 08:52:45 | 社会
http://news.goo.ne.jp/article/kyoto_np/nation/kyoto_np-20160308000202.html 京都新聞
 内部告発を受け付ける京都市の公益通報外部窓口の弁護士に通報した男性職員の氏名が、市側に伝えられていたことが8日、分かった。市は、外部窓口に通報した場合に「了承なく、市へ氏名が伝わることはない」と庁内に周知しているが、職員は「市に伝わるとは思っていなかった。事前の確認も事後報告もなかった」と批判している。

 2014年度までの5年間で外部窓口に職員が実名で通報した19件のうち、この職員の通報を含む16件の氏名が市に伝わっている。市は、いずれも本人の了承を得ている、としている。

 職員や市によると、児童福祉法違反容疑で児童養護施設の施設長が逮捕された事件で、職員は市児童相談所の対応が遅れたことを訴えるため、昨年3月、公益通報外部窓口にメールで通報した。職員は昨年末、内部記録を持ち出したとして停職3日の懲戒処分を受け、市人事委員会に「公益通報のためだ」と処分取り消しを求める不服申し立てを行った。

 職員はその間、市の調査で自分が公益通報したことを把握されているとの疑問を持ち、今年1月、弁護士に問い合わせた。

 職員によると、弁護士は伝達を認め、職員の通報メールに「私が通報者だと推認される覚悟はある。市コンプライアンス推進室から私に直接問い合わせていただく方が効率的かとも考えている」と記載していたことを理由に挙げたという。職員は「文面は告発の覚悟を示しただけだ。氏名は市に伝わらないと信じて外部窓口に通報した」と憤る。

 公益通報の外部窓口は、京都市が2007年10月に設けた。要綱で「(外部窓口から)市へ氏名の報告は要しない」と定め、職員向けにはチラシなどで「通報者の秘密は守られる」「了承なく、市の職員に名前が伝わることは一切ない」と周知している。了承の確認方法の規定はなく、弁護士の判断に任せていた。

 取材に対し弁護士は「守秘義務があり、答えられない」と話し、市コンプライアンス推進室は「弁護士から了承を得たと聞いている。問題があるとは考えていない」としている。

 <公益通報者保護制度> 食品偽装やリコール隠しといった企業不祥事が、内部からの通報で相次いで明らかになったことから、企業や行政・報道機関への通報者を処分など不当な扱いから保護する目的で2006年に公益通報者保護法が施行。京都市をはじめ行政機関は通報窓口を設け、処分権限を持つ事業者に関する外部通報と、職員による内部通報を扱う。

感想;
内部通報制度が何のためにあるかを考えてみる必要があるように思いました。
熊本の化血研では製造記録の偽造がありました。
それを指示したのは部長などの責任者だと思います。
しかし、偽造の記録を作成したのは社員ではないでしょうか?
上から言われて、犯罪に手を染める辛さは辛いものです。
戦争中、上官の指示で捕虜を殺すように言われた兵隊さんは辛かったと思います。
捕虜は国際条約で殺してはならないことになっていました。
戦後の裁判で捕虜を殺害した兵隊さんは死刑になったと人もいると聞いています。
その上官の命令に従わなければ、射殺されても仕方がありませんでした。

働いているとどうしても会社や組織の問題点の指摘は難しいです。
しかし、それを放置しているとその会社や組織が社会からおかしくなります。
かつ、会社や組織もよくなりません。
今回、内部告発した職員を処罰しています。
こんなことをやっていると誰も内部告発をしなくなるでしょう。
そうすると秘密のまま第三者の評価もなくおかしなことがやられていくように思います。

今回は、「考えている」と。それは覚悟ですが、伝えていることを了解していません。
また、受けた市も聞かなかったこととして処理しないと、制度に対するコンプライアンス違反でもあります。
了解なら、本人が了解したとの記録を確認することが必要だと思います。







広島・中3自殺:誤った指導で自殺相次ぐ ”先生というより人としての資質の問題”

2016-03-09 06:11:25 | 社会
http://www.msn.com/ja-jp/news/national/%e5%ba%83%e5%b3%b6%e3%83%bb%e4%b8%ad%ef%bc%93%e8%87%aa%e6%ae%ba%e8%aa%a4%e3%81%a3%e3%81%9f%e6%8c%87%e5%b0%8e%e3%81%a7%e8%87%aa%e6%ae%ba%e7%9b%b8%e6%ac%a1%e3%81%90/ar-AAgwWbE?ocid=spartandhp#page=2 毎日新聞
 広島県府中町で中学3年の男子生徒が自殺した問題で、専門家らは学校の誤った指導が生徒を死に追いやるケースが相次いでいると指摘する。

 「指導死」親の会(東京都)の代表世話人で、教師の誤った指導で次男が自殺した大貫隆志さん(59)によると、「指導死」とは、教員らによる不適切な言動や暴力行為といったパワーハラスメントで子どもが死に追い詰められることを指す。だが、生徒指導で子どもが自殺に至るほど心に深い傷を負うことはあまり知られていないという。

 教育評論家の武田さち子さんがまとめた統計によると、教員の指導が原因で児童生徒が自殺したとみられる事案(未遂も含む)は1989年以降61件で、うち間違った事実に基づいて生徒を責めるなどした「えん罪型」も10件ある。

 札幌市内の道立高校では昨年10月、3年生の男子生徒が同級生の携帯電話を盗んだとの疑いをかけられ、教諭に事情を聴かれるうちに失踪して遺体で見つかった。生徒は「盗んでいない」と同級生にメールをしていたという。

 2009年には、福岡市内の中学1年の男子生徒が、同級生の上履きを隠したとして担任から1時間以上問い詰められるなどし、悩んで自殺した。母親には「否定したのに何を言っても信じてもらえない」と話していたという。

 大貫さんは「言い分を聞いてもらえず、人格を否定されたり、長時間責められたりするケースが多い。今回は『えん罪型』にあてはまる」といい、府中町教委が設置する第三者委員会には「情報管理のあり方だけでなく、進路指導で教師が具体的にどのような対応を取ったか明らかにしてほしい」と求めている。【高橋咲子】

感想;
娘の学校の先生から、「お宅の娘さんが椅子を壊した」と電話がかかって来たことがありました。
娘が帰って来て、話を聴くと、椅子はその前から壊れていました。先生が色眼鏡で見ていたようです。
その学校はカソリックの学校でした。
また、その学校の別の先生が生徒が持って来てはいけない品を見つけて、投げつけたそうです。
それは壊れてしまいました。禁止されているのを破ったからと言って投げつける指導は問題だと思いました。

「えん罪型」も10件あるとのこと。1989年以降61件。亡くなった子どもたちは無念だったでしょう。
その親もとても辛かったと思います。