~長文です。~
ジャスミ~ン(猫)、今日も晴れたね~♪
オカァサン、お出掛けするから有難いな。
晴れて暖かいと、それだけでも嬉しい!
ね?アリス(犬)~。
じゃあ、オカァサン、ちょっと行って来ますね~♪
と言って出掛けた先は、
駅構内の売店には、パンダだらけ……な上野☆
目指すは、
東京国立博物館☆
と、その前に、新年の挨拶かたがた、まずはランチ♪
お正月はどこに行く?と言っていた友人Fさんが、
今、東京博物館で「博物館に初もうで」展やっているよ~と誘ってくれたのだ♪
わ☆ 嬉しい~!
上野の美術館は色々行っているが、ここ、博物館は初めて、正に初もうでだ。
Fさんは歌舞伎に相撲にオペラその他高尚な趣味を色々持っているが、国立博物館も会員だそうだ!
なので、会員証での入場。そして私には招待券をくれた☆! 嬉しい~♪
私は初めて入る博物館に興奮して、写真を撮りまくる。
今回は新春特集展示として、特別室にて
「博物館に初もうで 犬と迎える新年」として、犬に焦点を当てた展示がされている。
犬の水滴(硯の水差し)
今までに猫展は色々なところで開催されていたが、
犬展を見るのは私は初めてである。
良かったね~、犬の諸君!
戌年のお蔭でやっと日の目を見るよ。
これは19世紀のドイツの犬の置き物となっていた。
この犬は昔私が欲しかったキャバリア・キングチャールズ・スパニエルじゃないか?
着物の刺繍に猫みたいな犬。
掛け軸に犬って珍しい。 しかもこれ、江戸時代なのに、ボルゾイみたいな犬が描かれている。
あ、これは知っている。円山応挙だなと思ったら三島蕉窓(みしましょうそう)筆となっていた。
あ、今度こそ円山応挙だなと思ったら、円山応瑞(まるやまおうずい)筆とある。
知ったかぶってはいけない、と思っていたら、今度は正真正銘の円山応挙筆だった♪
他にも犬の絵はあるけれど、
そのほとんどが幼犬だ。
犬の難しさはそこにある。
成犬になってしまうと、
猫と違って、種類によってまるで違う容姿になるから、
一律に共感してもらえないのだろうな。
ここにもボルゾイみたいなのが。 やはり江戸時代にこんな洋犬もいたんだとちょっとびっくり。
こちらは、かの歌川広重さんだ。
歌川国芳さんもさることながら、広重さんは猫の絵しか見たことがなかった。
遊女とチンは、よく見る構図だけど、
犬を散歩させている図は珍しい。
抱き上げているのが猫でなく、犬というのも嬉しい。犬もだいぶ頑張りました。
別部屋では、
正月に因んで目出度い文様の着物が展示されていて、
かんざしの数々が陳列されていた。
そして興味深いのが七福神のご一行。
宝船にみなさん乗られているのだが、
恵比寿さんが、遊女さんの飛ばした羽根を取ってあげて、頑張っている図だったり、
なんと大黒さんが艶姿(あですがた)に変身していたり。
葛飾北斎さんも
「見立大黒・弁天・恵比寿」と題して七福神のイメージを変えている♪
そして極め付け☆
恵比寿と大黒天と福禄寿のお三方に至っては、柳橋の船着場から舟に乗って吉原へ!
そして、花魁(おいらん)たちと遊び興じているのだ!
えええ~!? いいのぉ~?
七福神の神社にお賽銭をあげてどうか福が来ますようにって……。
神さまたち、好色なんですけど。
意外な一面を見た。
別部屋では、
私の好きな「根付」と
「印籠」が。
更に別の特別室では
高円宮(たかまどみや)コレクションということで、
親王所蔵の「根付」の数々が
陳列されていた☆
「不思議の国のアリス」のハンプティダンプティ
そのどれもが素晴らしい!
「新巻鮭」
そういえば、いつもツルんでいる仲間のSくんの叔父上が有名な根付師だ。
以前、三越のギャラリーで展示されているのを見せてもらったが、唸るほどステキだった!
とても手の出る価格ではないのが残念だ。友達のよしみで1個くらいくれないかなぁ~♪
素晴らしい展示品を見た後は、
ちょっとお茶に寄って、帰る。
あ、ただいま、ジャスミン(猫)。
お留守番を有難うね。 ごめんね、オヤツのおみやげはないけどね。
あ、ごめんなさい!
アリス(犬)~、アリスも見てみる?
あ、こらこら。ジャスミン(猫)! その左手は、何をしようとしているかな?
こ~ら! はいはい、ふたり仲良くね。
オカァサン、今日はとても素敵な体験をして来ました~♪
まだまだ知らないことがいくらでもある。 これからもいっぱい体験しなくては!
ふたりとも、その時はよろしくね~♪
※長々と失礼致しました。 お付き合い頂きまして、有難うございます!
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