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Sherlock 3-3 最後の誓い 感想 その2

2014-06-08 19:34:39 | Sherlock 感想と考察

前回は視聴直後だったのでおかしなテンションで書いてしまいましたが、
今回は真面目に感想と考察を書きます。
これまでに頂いたコメントのやりとりを含めながらまとめていきたいと思っているので
内容がいろいろ重複しちゃいますが、ご了承ください。

E3の宿敵、マグヌッセン。
これはご存じ「ミルヴァートン」なのですが、
正典でのホームズさんは不法侵入と窃盗、そして婚約詐欺?(笑)という違法行為を犯していますが、
BBCでは窃盗ではなく殺人しちゃいました。
元々は、ミルヴァートン不法侵入している時にミルヴァートン殺害を目撃していますが、
今回はメアリーさんが殺害するところを結果的には阻止しちゃって自分がやってしまうと。

恐喝王ミルヴァートンの話自体、ホームズさんの計画があまりにもずさんで失敗譚とも言われていましたので、
それを準えれば今回のエピソードのシャーロックがイマイチなのも納得してしまうところです。
221Bでの交渉がうまくいかないのも含めて今回はBased on The Adventure of Charles Augustus Milvertonですか?

が、やはり解せないポイントのひとつとしてシャーロックがマグヌッセンを射殺してしまう動機が、
これ以上不幸な被害者を出さないため、ではなくジョンのため、つまり感情的な動機なところだと思われます。
これもシャーロックの失敗と言えば失敗なんでしょうけど。

シャーロックはS1から感情は邪魔だから、恋愛は害でしかない、と切り捨てて探偵をしているので、
ジョンに出会った事で人間らしい感情を再びマインドパレスから取り出されてしまった結果だと思うと(涙)
E2でマイクロフトが「Redbeard」の話を出したのはお兄ちゃんなりの警告だったんでしょうね。

「Redbeard」は、だからE2で「犬」ってしちゃったらダメなんじゃないかしら。今更ですが。
あそこでは「Redbeard」って何だろう?なぜマイクロフトはこんな話をしたんだろう、な反応で、
221Bでマグヌッセンが読み取っていたシャーロックのPressure Pointに入っている「Redbeard」も、
シャーロックのPressure Pointになってる「Redbeard」って何だろう、になって、
シャーロックが撃たれて初めて「犬」だってわかる展開になってるのに。。。。

マインドパレスで「Redbeard」に話しかけるシャーロックの場面、
「They're putting me down, too, now」がシャーロックのセリフなんですが、
このセリフは私もイマイチわからないまま訳したので人の事を言えませんが、
「僕を殺そうとするんだ」はちょっと微妙な気もします。

「Redbeard」はシャーロックが子供の頃に安楽死させられたという解釈も多く、
確かに、安楽死させた理由によっては十分シャーロックのPressure Pointになるし、
(自分が原因だったとか、安楽死してからしばらくはショック状態だったとか、誰かに襲われたSHを助けるために
Redbeardが犯人に噛みつき安楽死させたとか・・・ヤバい、考え始めると嵌るよこれ(笑))
E2でマイクロフトがあえて「Redbeard」を出したのも頷けます。
ちなみに「Put down」は動物の安楽死という意味にもなります。

その他、ちょっと微妙だったと思われる日本語(重箱の隅ですみません。。。)では
前回も書きましたが、「もうひとりの兄弟」。
「The other one」が原語で、この時点では「もうひとつの件」なのか「もうひとりの件」なのか、
そこもはっきりしないくらい、前後にもそれを示す文がないんです。
おそらく本国放送時に翻訳された方もあまりそこを明言してないだろうと思うのですが、
今回の日本語は「兄弟」にしてたのでかなりびっくりです。
私も当時のS4で3人目のホームズ兄弟登場?の記事を見たので「もうひとり」と訳しましたが、
「もうひとり」であっても兄弟ではないかもしれない可能性もあるんだし、
何しろ、モファティスさんのやることですから(笑)

圧力点。確かに圧力をかけるべきポイントなので正しいですよ?
正しいけど、とってもわかりづいらいと思うの。「圧力点」ってあまり聞かない言葉だし。
普通に「弱点」とかでOKなように思うのですが、今までいろいろ意訳してるのに
なぜ、ここはあえて直訳なんでしょうね。

今朝、E1でメアリーに浮き出たたくさんのテキストの中の「Cat Lover」、
これは「猫好き」ではなく愛用の銃だよ、というツイートを見かけまして、これベレッタの事かな?
でも、「猫好き」より銃の方がメアリーさんらしいし、しっくりきます。
映画の話ですがマットさんのジェイソンボーンがベレッタ使ってたし、CIAががよく使う銃だったように思います。
CAMオフィスやレンスターガーデンでメアリーさんが使ってた銃が知りたいです。
そう考えるとメアリーのテキストはまだまだ解読すべきところがあるのかもしれません。
(私はなにひとつ解読していませんが・・・)

今回のSherlockは今までにないほど人気が高く注目度もスゴイと観る人が多い、
ということはそれだけクレームがくる可能性も高いんでしょうね。
だから、誰が見てもわかりやすい日本語、それがたとえ制作側の意図を無視しようとも
あくまでわかりやすい日本語訳にしたんでしょうかね。
所詮、N※Kも役所体質だという事です。

さて、マグヌッセン。
冒頭でスモールウッド議員のデータのところで弱みがなかなか出て来ず、
メガネをふきふきしながら「えーと、えーと」と考えていたんでしょうかね。
で、「思い出した!」とばかりに「夫」と出てきますが、
シャーロックは相手を推理して読み取りますがマグヌッセンは入手したデータを記憶するだけなんでしょうか。
マグヌッセン>シャーロック>モリアーティではなく、単にシャーロックがマグヌッセンを見くびっていた、
書類は存在せず全てマグヌッセンの頭の中だけなので策尽きての射殺しちゃっただけ?だからSH失敗譚?

マグヌッセンは情を理解できない。
愛情や友情のために人は時に破滅なことをするが
合理性を積み重ねれば人は簡単に屈服すると侮ったことが敗因

こんな考察をいただいた事があって、なるほどなーと思いました。
逆にモリアーティは人の友情や愛情をとことん利用するからこそシャーロックを本気にさせたと。

長いので続きます。

25 コメント

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221Bで舌戦に破れるSH (黄梅)
2014-06-08 21:38:33
こんばんは。
マグヌッセンは情を理解できない。なるほど!読むのではなくて、記憶だけ、私も「あ、読むわけじゃないんだ」と思いました。

221Bでマグヌッセンとの舌戦に破れるSH、原作通りとはいえ、名探偵破れる、の図は悔しいですね。いつもアウェーで犯罪者をやりこめてるのに、ホームでここまで叶わないのは、見ながらすごく悔しかったです!

メアリーの銃ですか、なんで猫?英国人ならいぬが好きそうなのに(偏見)とか???だったので、勉強になりました。

グラナダ版でも結末、少し変えられていて、BBC、グラナダ、原作と比べたら、原作が一番スッキリ終わるから(グラナダ→最後の犯人人相がきシーンが採用されていない)、なんか見ていて余計に悔しくて(笑)真犯人がいて、JWとSHがそれを隠蔽&書類を処分しトンズラ、JWだけ逃げる姿を見とがめられてしまい、後から警察に目撃証言を聞かされ、SH「それじゃ犯人はまるでワトソンみたいな人相じゃないか。人相と言うにはありふれすぎて使えない情報だ」とごまかして小さい笑い、が原作では小気味良くて好きです(ながったらしくてすみません)。

原題はミルバートンのフルネームですが、邦訳には「恐喝王」とついたり、「犯人は二人」となぜかネタバレ気味のものがあったり、個人的に気になります…。原作でも、他の邦題はけっこう原語に忠実で、ほぼ直訳なものがほとんどだから、ミルバートンだけいきなり「犯人は二人」って‥。もしかしたら、アメリカでの発表時や、発表のどこかの過程では、「犯人は二人」と使われたりしたのでしょうか?後はせいぜい「美しき自転車乗り」か「孤独な自転車乗り」か、「名馬シルバープレイス」か「銀星号事件」かくらいしか、邦訳にばらつきが見当たらないから、すごく気になります。

余談なんですが、ライヘンも、BBCで「fall」が滝と墜落にかけてるのかなー、とか思っていたら、「ライヘンバッハヒーロー」が邦題なんで、どこからヒーローが出てきたんだろう?と思いました。

それにしても、「精神の宮殿」と「圧力点」には驚かされました。なぜそこだけ直訳(笑)ネタになりすぎです!
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Re.221Bで舌戦に破れるSH (dico360)
2014-06-08 23:23:05
黄梅さん
早速ありがとうございます~。
ホームで敗れるSH、そう思うと確かに悔しさ30倍ですね。

Cat Lover、わははー、ですよねー。
E1の時点ではアサシンだなんて知らないから猫好き?って思いますよ。
いや、でももしかしたら猫好きかもしれませんよ。
メアリーは英国人ではないので、そこを強調したのかも。

おお!原作ありがとうございます!
確かに、その結末はかっこいいですね。

原題は最初「犯人は二人」だったけど途中で「恐喝王・・・」にしたそうです。
理由はよくわかりませんが、
あまり内容にそぐわなかったとかそんな理由だったように思います。

「ライヘンバッハヒーロー」は冒頭のライヘンの滝の絵を救出して、
新聞の見出しが「ライヘンバッハのヒーロー」とかだったのでそれを使ったんだと思いますが、
なぜ「ライヘンバッハフォール」じゃダメだったんですかね?
Fallだとわかりづらいしそのまま「ライヘンバッハの滝」だとちょっとカッコ悪いから?
訳の基準が謎ですね~。

この記事の続きは更にいろいろな考察を書いていこうと思っていますが、
ほとんどいただいたコメントなので他人のふんどし状態です(笑)
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S3-3を観終わって (かじゅ)
2014-06-09 05:23:55
のっけから疑問なのですが、マグヌッセンを射殺する銃を、マグヌッセンの私邸であるアップルドア内に招き入れられた時に、よく持ち込めましたよね?
(マグヌッセンが最初登場した時は、メチャクチャ、ボディチェックしてたのに)(笑)
恐喝者が消されるのは世の習い、なのに今までマグヌッセンが無事だったのは、鉄壁の(?)ボディガードに常時守らせていたからだけではなく、
単に彼を殺しても、その後に残る恐喝の材料を大量に所蔵した「アップルドア内の保管庫」を
誰かに悪用される恐れがある、と皆が思っていたからでしょう?
「そんなものは無い、全て自分の記憶ひとつだ」とマグヌッセンが明かした、
名高い諮問探偵シャーロックホームズに勝てたという、その自惚れからの油断を
他の方法で突けなかったのかなあ、シャーロック。
おとなしくあのまま捕まって、「あの男に兄さんの『誰にも言えない秘密』をチクッちゃったよ。
強請られたくなかったら、奴を永遠に閉じ込めとくしかないね」(笑)とかさー。
ああ、ギャグコメディになっちゃいますね(苦笑)
だけど、今回、「殺人」が重いんだもの。

今回、シャーロックがマグヌッセンを射殺したのは、S1-1でジョンがタクシー運転手を撃ったのと全く同じですよね。
「大事な友を助けるため」に。二人は結果として、人を殺した。
違いは、バレたか、バレなかったか、それだけ?

バレなかったS1-1、二人は笑い合い、「冒険活劇」は始まった。
バレてしまった今回、シャーロックは泣きそうな顔をします。
様々な思いの中には、「初めて人を殺してしまった」というのも当然あるでしょう。
では、ジョンの「初めての殺人」の時は?
泣いている幼いシャーロックを見守ってくれる、マイクロフトのような存在が、
そのときジョンにもいたのでしょうか?

「それ」をおそらく、ジョンはメアリに求めている。
「私が暗殺者である事をあなたは知っていた、だから私と結婚した」と、ジョンに告げる女。
全てを知って、平然と空港でシャーロックと抱き合える女。
ジョンは彼女を愛している。

「Sherlock」はエンターテイメント物語ですよね?
「楽しんでこの先を観ていても大丈夫」と、もう一度どこかで、
べネさんにコメントしてもらえないかしら。
メアリの存在に、ジョンの心の闇を見てしまう私に---。

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相変わらず続きますが (Yam Yam)
2014-06-09 16:30:33
最初に投稿させて頂いて以来早4ヶ月位経ちますが、未だに絶えず思いが噴き出る「シャーロック」は
只者ではない!と実感します。
そして、2年余り前 シャーロックを見て以来心に溜まる思いを共有する人も無く1人で悶々としていた頃を
思うと こうしてこの場で溜まりに溜まった思いを吐き出す場所を設けて頂き本当に有難いと感謝しています。
でも、書けば書く程次々新たな感慨が絶えずに続くのは一体如何した訳でしょう(汗)
そして、今回も以前のコメントと重複して居るだろうと思います。

「シャーロック」は正典を重視しながら現代版に設定しているので 正典と全く同じ描き方をする必要もないし、
不可能だし、そもそもSM&MGさんの意図ではないと思います。
なので、1つ1つ正典との違いを指摘するのも違うとは思います。 正典を元にしながら、各エピソードの中に
ちりばめられた正典由来の逸話、語録、小ネタを見つけ出す喜び、楽しみが有ると思います。
ただ、その中で登場人物のキャラクター設定、本来のカラーだけは絶対崩して欲しくないポイントだと考えて
いました。
今回S3はこの様な根底に残すべき主題が方向転換されていた為 賛否両論が今迄とは全く異なる形で噴出して
居るのだと思います。期待度が余りにも高かった為逆のベクトルも大きく振れて居るのかもしれません。

特にシャーロックは本来の(今迄の)high functioned sociopathの鎧を纏って敢えて他の人と距離を保って
いた姿が、ジョンの友情に触れ次第に隠されていた人間らしい姿を現してきたと云う今回の設定自体は好ましい変
化であったとは思いますが、余りにも行き過ぎて 本来の特性である冷静な判断を失い、感情の儘に行動し
遂にはマグヌッセンを射殺してしまう設定は何度考えても納得できません。
そして、シャーロックが最初から何故あれ程冷静さを失う程迄にマグヌッセンを憎むのか。マイクロフトも同じ
様に疑問を口にして居ましたが、何か語られて居ない根拠があったのか?憶測したりします。
勿論「恐喝」と云う行為は有る意味一番卑劣で許されない行為だとは思いますし、間接的に多くの人を死に至ら
居ると思われる上に CAMはメディアを牛耳る立場である為より危険があると考えられるのではありますが。
因みにCAMは「恐喝界のナポレオン」だと云われて居ましたが、正典ではモリアーティーが「犯罪界の
ナポレオン」だと」言われていましたね。

そして、繰り返される“the other one”に関しては、今回字幕ではっきりと“もう1人の兄弟”と表現されて
しまった為又もや話題彷彿ですが、マイクロフトのセリフを確認し直すと、
“If this is some expression of familial sentiment・・・”と言われたのに対し、
“Don’t be absurd I’m not given to the brotherly compassion”の次の“You know what happened to the
other one“となるので、やはり兄弟或いは肉親との解釈になってしまうのかも知れませんね。
となると私が以前書いた「とんでもtheory」未だ可能性有りかも・・・(まさか!)

シャーロックがメアリーを読み取るテキスト中「猫好き」が銃の事だとの記事は全く私の予想外ですが、
本当はどうなのでしょう。
あの読み取りは余りの多さで私も未だに全部読みとれていませんが、他の方も既にご存知だとは思いますが、
下記の単語だけ読み取れました。
Secret, Shorthand, Nurse, Shortsighted, Size 12, Lib, Disillusioned, Guardian, Linguist, Romantic, Scar,
Appendix, Bakes own bread ,Tattoo, Den、Cat lover, そして“Liar”ですね。
他も未だ有ったと思いますが、判読不能です。
正に 有りえん透視?推理?スキャン?ですね~。何時もながら「何でそんな事??」と思わず笑えます。
ここでちゃんと”Liar“読んでいたのに、流石のシャーロックもあれ程のlieは予想もしなかったのですね。
あー未だ終わりません(汗)

返信する
Re.S3-3を観終わって (dico360)
2014-06-09 21:35:14
かじゅさん
おお!なるほどー、そこはまったく盲点でした。
そういえばそこに言及している意見、全然見かけないですね。
彼を殺しても書類は残る、おそらくメアリーもそう思ったからオフィスですぐに殺さなかったかもしれないですね。
他の方法、わかります、わかります。今までにないバッドエンドのようなものですもん。

殺人、バレたかバレなかったか、
これは私の私見ですが、シャーロックはマイクロフトたちが到着するのを待ってから撃ってるようなタイミングなので、
ジョンに容疑がかからないよう、わざと目撃者を作ってるように思うんです。
なのでシャーロックが泣きそうになってるのは、また別の理由があるかもしれません。

ジョンの過去については謎なのですが、元々軍人ですから戦場では人を撃つのは日常茶飯事な感じですよね。
パイロット版では、ラストで殺人犯をジョンが撃ったと気づいたシャーロックが「大丈夫?」と心配していて、
ジョンは「みんないい奴だったのに助けることが出来なかったんだ。でも今日は眠れる」と言っているので、
ジョンは目の前で死んでいく仲間を助けられなかった、という軍人らしいトラウマを抱えていた印象です。
なのでジョンが撃った弾丸はシャーロックのみならず自分をも救ったという意図を感じました。

メアリーの存在は、みなさん理由はそれぞれですがまさにもんもんとしている部分なので
毎日ああでもないこうでもない、と言っている状態です。
なので新しい情報が出るまでなんとか凌いでいきましょう。
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・・・ (kum)
2014-06-09 22:02:38
マグヌッセンから『離れろ』と繰り返しマイクロフトがSHやJWにヘリから指示し続けていましたよね。

彼は、狙撃命令を出すつもりだったんじゃないでしょうか。国家機密の入ったPCがアップルドアから見つかればいくらでも”理由”をつけられますし。

SHは感情のまま、殺人を”選択”したのではなくこのままでは世界の脅威となる存在を完全に消去する=データを完全に消すしかないわけで・・・それを国の要人であるマイクロフトがキャリアに傷をつける形で遂行するより一民間人のSHが負ったほうが、損得勘定でいったらどちらがプラスか、まで冷静に検証したと思うのです。
もちろんJWのためでもあったでしょう。
”親友”と呼んでくれた人のために。

SHにとって優先順位をつけるとき自分すら圏外にはしないともとれますよね。

またメアリーはCIAであったわけだから、SHがどんな覚悟でマグヌッセンを撃ったかは心情的にも共感できたでしょう。

マグヌッセンは何でも知ってるから世界を握ったつもりだった、法的には明らかにただのビジネスマンにしか過ぎない世界の覇王になったんだと得意の絶頂だったでしょう。
知ってることしか知らないんだということを実感できずに、愚かな驕りはつぶされたのでしょうか。

見当違いの解釈だと笑われる覚悟で、前回の暖かいご返答に甘えてコメントさせていただきました。ご笑納を。




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Re.相変わらず続きますが (dico360)
2014-06-09 22:32:18
Yam Yam さん
毎度です♪
今まで彼が犯罪を捜査するのは、知的好奇心や恍惚感を得るためであり、
だから面白い犯罪が続くとクリスマスと言ってたのですよね。
でもマグヌッセンに対しては始めからそんな対象では無くひたすら「嫌い」としか言ってないように思うので、
そこもとても違和感を感じるんですよ。もっともらしい理由を言ってるようであまり理由になってないし。
政府から依頼されただけで動くなんてとてもシャーロックらしくないです。

Don’t be absurd I’m not given to the brotherly compassion
なるほど、これがあるから「兄弟」。
「兄弟ゆえの慈悲心など持ってないよー」なので「もうひとりの兄弟がどうなったか知ってるだろう」って事なんですね。
これを訳した時はそれでもどっちだろう?と悩んでいた私ですが、プロはやはり違いますね。
でも、意味も無くマイクロフトにこんなことを言わせないと思うので、
何かありますよ、きっと!

そして、
テキストの読み取りありがとうございます!
すごーい、大変だったでしょう。
「Den」とか意味深ですね~。「Linguist」も今思えばエージェント的かも(笑)
「Guardian」は「Lib」もあるしガーディアン紙だと思っていたのですが、これも深読みできるのかしら。
いつも初対面の人に対してはこんなテキストが浮かぶのかと思うと、
私はぜったいSherlockに会いたくないです(笑)
返信する
Re.・・・ (dico360)
2014-06-09 23:38:05
kumさん
こんばんは。早速の考察ありがとうございます!
実は初めて観たときはてっきりマグヌッセンを射殺しにきたと思っていたので
マグヌッセンが「彼らは武器もってないから大丈夫です」と叫んでいたのをみて「あれ?」と思いました。
その時はそれで終わりましたが、やっぱりマイクロフトはマグヌッセンを消したいと思っているよねーと考えていたところなので
kumさんの解釈見て、なるほど!と納得しました。
そうなるとSHの行動もかなり説得力が出てきますね。
だからあのタイミングだったのかもしれません。
ホームズ兄弟はお互いを利用しているところが多々あるので、
マイクロフトのキャリアに傷がついたり失脚したりしていまうのはSHにとってもデメリットが大きそうですし。

今ちょうどマイクロフト黒幕説?をまとめているところなので、
kumさんの解釈もぜひ参考にさせてください。
知ってることしか知らないんだ、そうそう、そうなんですよ。
私はそこがホームズ兄弟との圧倒的な違いだと感じました。

興味深い考察、ありがとうございます。
よろしければまたいつでもお気軽にコメントくださいね。
返信する
感想や考察、楽しく読ませていただいてます! (Misty)
2014-06-10 00:44:37
こんばんは。早速感想をアップしてくださり、ありがとうございます~いつもながら、画像と効果的に組み合わせてくださるので、特に表情の変化とか、とても説得力あります。空港での別れのシーンの、シャーロックが背を向けた後のジョンの表情とか、マグヌッセンを撃った後ジョンに背を向けた後のシャーロックの表情とか・・・「ああ、そう言われてみれば・・・」と、とても深いものを感じました。二人とも、内部では感情が渦巻いているのに、それを押さえて相手に見せまいと(負担をかけまいと?)しているのかな・・と思ったりもして、切ないけど、だからこそ感動的なんでしょうね。最後の握手で手袋を外すシャーロック、ほんとに、ソシオパスなら思いつかないでしょうね。それは、シャーロックが元から「ふり」をしていたからなのか、それともジョンに出会うことで変わったのか・・私は、後者かなぁ・・と思ったりしますが。

・・と、ほんとに真面目に感動しながら見ていたのですが、でも実は「相愛なのにすれ違い」や「両手に花」にも、「言えてる言えてる!」と、受けてしまっていました。すいません。こんな奴です。

それから、子供シャーロック、アーチー君の子の方が合ってそう・・と、実は私も思ってしまっていたので(二人が並んでコンピューター見てるところを見て、「なんだかこの二人、顔だちも雰囲気も似てる」と思ってしまったので)、うんうん・・と、頷きながら読みました。でも、モファットさん=神ですしね・・・余談ですが、第2話の謎を解いたのは、実質アーチー君では・・と思ってしまいました。将来有望ですね。

Cat Loverが銃のことらしいという、すごい情報も、ありがとうございます。ほんと、その方がメアリーさんらしいですね。

あ、それから、お砂糖の件、早速確認していただき、ありがとうございました!さすがです。やっぱり、ファンとしては、2者択一ならお砂糖の方を残してほしかったですよね~それにしても、字幕は「頼む」だけだったなんて!それはいくらなんでも端折りすぎでは・・!S3はどうなるんでしょうね・・

今夜は、遅くなってきたのでとりあえずこの辺で・・スローペースでランダム投稿な私ですが、コメントも含めて楽しく読ませていただいてますので、また次もがんばってくださいね!



・・と、まじ
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すいません。最後に変な文字が (Misty)
2014-06-10 00:56:38
すいません。最後に変な文字が残ってました。2段落目の書き損じが残ったんですね。消し方が分からないネット原始人なので、ここで言い訳しておきます。失礼しました!

ついでだからもうひとこと。ほんとに、「もう一人の兄弟」、違ったらどうするんでしょうね~もしかして、2年後にはもう誰も覚えてないだろうとか思ってませんよねN〇Kさん・・シャーロックファンに限って、それはないと確信できますが。
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