ひろば 研究室別室

川崎から、徒然なるままに。 行政法、租税法、財政法、政治、経済、鉄道などを論じ、ジャズ、クラシック、街歩きを愛する。

2001年12月8日、日田駅

2019年09月09日 00時29分40秒 | 旅行記

 〔以下は、「待合室」に、第34回(2003年1月25日〜31日)およ第37回(同年2月15日〜21日)として掲載したものです。〕

 大分県の西端、サテライト日田問題、そして環境への取組み(ISO14001取得など)で全国の注目を浴びている日田市の玄関口、久大本線の日田駅です。夜明から分岐する日田彦山線の列車も、この日田駅が発着駅となっています。本数が少ないことから、乗降客数もそれほど多くないのですが、やはり日田市の代表駅で、それなりの風格が感じられます。現在、日田市の人口は6万人台、昔は天領でした。竹田市とともに水が有名な所でもあり、水郷(すいごう、ではなく、すいきょうと読みます)としても知られています。

 日田駅の改札口を出ると、このようなものがあります。日田温泉は、ここから南(少々長い距離ですが)、三隅川(筑後川のこと)の川沿いにあります。5月の下旬に川開きと花火大会があり、また、時期を知りませんが屋形船も出ます。また、この駅には面白い形のバスが発着しており、日田温泉、そしてサッポロビール新九州工場の方面に走っていきます。駅前の三本松商店街は、全国的な傾向である中心街空洞化の波をかぶっていますが、大分県中部や南部の都市と比較すれば、空洞化の度合いは小さいようです。私が日田市を訪れる時は、自家用車の場合であっても必ず日田駅周辺に足を運び、付近を散策します。

 天領時代を彷彿とさせる豆田町や淡窓界隈は、逆に北側のほうへ行きます。この写真には登場しませんが、右のほうに田島官公街方面への地下通路がありますので、そこから行くのが便利でしょう。ちなみに、豆田町には、昭和の初期まで筑後軌道という九州最大の路線網を誇った軽便鉄道の駅がありました(久大本線の開通によって廃止)。

 大分市に住んでいる私ですが、日田市民も認めるように、日田市は大分県にありながら大分県とは違う場所のような雰囲気を感じます。

コメント
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