静岡ラーメン放浪記2

ラーメン大好きな管理人が、自ら食べ歩いた静岡のラーメン店を巡る紀行文。
最近では居酒屋放浪記になりつつあります。

うな政@国吉田店

2021年09月30日 07時14分31秒 | グルメ
うな政@国吉田店

 ありゃ、またやっちまったか。
9月最後の月曜日、今日のランチは未訪のお店を目指しました。
しかし、そのお店が例の「緊急事態宣言」で9月末までの休業でした。
はるばる自転車で来たのにこれはがっかりです。

 これが静岡の街中なら、まだ代わりのお店は何とかなります。
しかし郊外なので、お店がなかなか思い浮かびません。
とりあえず記憶を頼りに近くのお店を探しましたが、その途中で思いついたお店がありました。
そうだ、こっちにしよう。





 目指したお店はチェーン店のうなぎ屋さん、「うな政」さんの国吉田店です。
前回はセントラルスクエア店でしたが、もう1軒お店があったことを思い出しました。
しかし向かってみるとこちらもまた距離があって、結局お店に着いたのは家を出てから40分ほども後になりました。
まあ、日ごろの運動不足を解消したと思えば、自転車の40分ぐらいは問題ないです。



 お店に入ると先客がお二人と空いていました。
カウンター席に座って、メニューを眺めます。
するとこんなものが目につきました。
時間限定の割引サービスのようです。



 慌てて時計を確認すると残念ながら11時39分でした。
なんと9分違いで50円引きのチャンスを逃しました。
これを知っていれば少し急いだんですが、残念ですね。
なお、緊急事態宣言が出ている間だけのサービスなので、もう使えないです。



 店員さんがランチサービスについて丁寧に説明してくれます。
これは無料で日替わり小鉢かデザートかお吸い物が選べるというものです。
たしかセントラルスクエア店ではお吸い物がなかったような気がします。
しかし今回は前回のサービス券があるので、それを使ってお味噌汁が無料です。



 ですからサービスは前回と同じ「マカロニサラダ」の小鉢を選びました。
これは他に選択肢がないので仕方がないですね。
そして肝心のメインは、「ぶた蒲焼き丼(690円)」を選びました。
本来なら「刻みうな丼」を選ぶつもりでしたが、つい浮気心が出てしまいました。

 なぜか頭の片隅に某女優が出ている「すき家」さんのコマーシャルが浮かんだからです。
でも、「ぶた蒲焼丼」って気になりませんか。
果たしてどんな丼だろうか期待感が膨らみます。
まあ、今回は一度失敗していますから、あまり欲張らないことが肝心です。



 長いサイクリングで汗をかいたのでお冷やを三杯おかわりして、ついに豚丼が出てきました。
メインの豚丼に、小鉢のマカロニサラダ、そしてお味噌汁にお茶までついています。
おや、小鉢の様子が前回と違うぞ。
たしか前回のお店ではほんの申し訳程度のサラダでがっかりした記憶があります。



 しかし今回の小鉢は、かなりボリューム感がありますね。
同じチェーン店なのにこれはえらく違いますね。
このサラダならばしっかりと小鉢の働きをしてくれます。
前回のサラダはマカロニだけでしたが、今回はコーンもあるし、キャベツの千切りまで従えていました。



 そしてお味噌汁です。
具は油揚げとワカメです。
では、メインのぶた蒲焼き丼をいただきましょう。
上に山椒を振りかけていただきます。



 これがどういう物なのかと説明しますと、豚肉を蒲焼のたれで焼いたものです。
豚肉は脂の多い部分を使っていて、歯ごたえがあります。
小さめにカットされているので、ひと切れずつ食べやすいです。
鰻ではなくぶたの蒲焼、確かに書いてある通りでした。



 この丼で重要なのは「鰻のたれ」です。
このたれが優秀なので、うな丼と変わらないペースでご飯が進みますね。
卓上には別にうなぎのタレも用意してありますが、まったく使わずに最後までしっかり食べられました。
特製の柴漬けも二切れぐらいでした。



 さて、注文を受けて店員さんが確認するときに、「ご飯の大盛り」を聞かれます。
私の時も聞かれましたし、他のお客さんの時もすべて聞いていました。
もちろん大盛りは別料金ですが、なぜわざわざ聞くのか不思議でした。
うっかりサービスなのかと勘違いしてしまうお客さんはいないのかな。

 12時になりましたが、それほどお客さんは増えてきません。
でも中には「うな重ダブル」なんて言う贅沢な注文も入っていました。
大盛りにしなくてもご飯の量はしっかりあるので、満腹になりました。
しかしよく考えたら、「豚丼」ですよね。

 昔、「狂牛病騒動」で牛肉が入らなくなった時に大手の牛丼チェーン店が苦し紛れに作ったのが「豚丼」でした。
その時は牛丼よりも少し安めの価格設定でしたが、現在の豚丼は牛丼と変わらない価格になっています。
これは豚君の価値が上がったからかな。
ともかく無事に食べ終わってお会計をしました。

 するとまた同じサービス券がいただけました。
これはまたお財布にキープしておいてまさかの時に備えましょう。
お店を出て長い帰り道を進みます。
ごちそうさまでした。
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ついに電気がまが引退

2021年09月29日 07時11分34秒 | 日記
ついに電気がまが引退

 突然ですが重大発表があります。
9月は物の移り変わりの季節です。
かの長寿クイズ番組「アタック25」もついに終了してしまいました。
そしてもう一つ別の引退劇をここに記さなくてはいけません。

 電気釜が引退しました。



 それは9月も下旬の始まり、ある日の出来事です。
長らく働いてくれていた我が家の「電気釜」もとい電気炊飯器が故障してしまいました。
遂にこの働き者もその生涯を終えることとなりました。
これはとても残念なことです。



 まずはこの「電気釜」の由来を申し上げます。
この方が我が家に来たのはなんと2009年の8月でした。
それは「アタック25」で私が優勝した時のトップ賞としていただいたものです。
初めてこの炊飯器でご飯をいただいたときの感動はまだ記憶にしっかりと残っています。



 なんでも「ダブル真空圧力IH」というらしく、当時の最高品質でした。
通常の販売価格では6万円以上した高級品です。
さすがに長持ちしてくれて、今年で12年目になりました。
その間一度も故障したことはありません。

 たぶん修理すればまだ何とか使えるとは思いますが、彼もすでに十分働きました。
ここはすっきりと引退させてあげましょう。
アタック25と同じ時に使命を終えるというのも何かの運命でしょう。
今はただ感謝をするだけです。



 長い間お世話になりました。
ありがとう電気釜さん。
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松屋@最後の牛めし

2021年09月28日 07時13分55秒 | グルメ
松屋@最後の牛めし



 緊急ニュースが入ってきたので今日のランチは、予定を変更しました。
それは「松屋」さんの「牛めし」が変更になるというニュースです。
金曜日の11時すぎ、やってきたのは八幡の「松屋」さんです。
まずは自転車を前に止めて、お店に入りました。



 そのニュースというのは、入口に貼ってある「マッサマンカレー」ではなく、もちろん「ビフテキ丼」でもありません。
実はこの松屋さんでお食事をするのはかなりの久しぶりです。
まず、御幸町の松屋さんが閉店する前には、こちらには来たことがありませんでした。
そしてここではほとんどがテイクアウト使用でした。



 一度だけここで食べたのは「さば味噌煮定食」でした。
それ以外は全てテイクアウトです。
お店は先客がお二人で、いずれも若い男性の一人客でした。
まずは券売機に向かいます。



 本日の目的は、「牛めし」です。
この券売機はもちろん一万円札が使えますから、豪勢に諭吉さんを登場させました。
無事に食券を受取って、カウンターに向かいます。
店員さんがお冷やを持ってきてくれて、半券を返しました。



 さて、今回なぜ「牛めし」なのかといいますとそれには大きな理由があります。
なぜか松屋さんには二種類の「牛めし」が存在するんですね。
片方は関東圏で出している「プレミアム牛めし」もう一つは静岡などで販売している「牛めし」です。
使っている牛肉が違うそうですが、もちろんお値段も違います。

 普通の牛めしが320円なのに対して「プレミアム」のほうは380円になっています。
これがなぜ違っているのかが不思議でした。
今回9月28日をもってその価格が統一されるというニュースがありました。
つまり静岡では高品質の牛めしになってお値段も60円アップするということです。



 あっという間にその「320円」の牛めしが出てきました。
あいかわらず良い風貌です。
お椀にはおなじみの無料サービスのお味噌汁が入っています。
このお味噌汁無料というのが松屋さんの強みですね。



 久しぶりにいただく牛めしは、いかにも美味しそうです。
一口食べて納得、やはり牛めしはいいもんですね。
今回は玉ネギが多いような気がしましたが、煮込まれた玉ねぎもうまいな。
これで320円ですから庶民の強い味方です。



 さて、この値上げですが、最近輸入牛肉も高くなってきたので、その影響でしょう。
牛丼の三大大手の中でも松屋さんは最安値でしたから、値上げで横並びになりましたが、これは仕方がないです。
それでもまだ「お味噌汁無料」の分だけお得です。
しかし今回は単純な値上げだけではないようです。



 ニュースによると牛めしのたれが変わるということでした。
それがどうなるのか気になったので、ひとまず現在の味を確認しておこうと、今回やってきたわけでした。
まあ、食べ比べでもしないと、その違いなど判らないでしょうが、試してみるだけです。
それに加えてお味噌汁の味も変わるそうです。



 食べ終わったお客さんが店員さんに呼び掛けていますが、それがなかなか伝わりません。
二度三度と呼んでようやく店員さんが気が付きました。
どうやらお冷やのお代わりを頼んだようです。
コロナで席の間につい立てを入れたせいで、以前はカウンターに置いてあった水差しがなくなったようです。

 店員さんはやかんを持ってコップの水を追加していました。
思い出してみると松屋さんで牛めしをいただくのは、御幸町店が閉店するすぐ前以来でした。
今の世の中320円で食べられるランチは貴重ですね。
今回も美味しく食べ終わって、お店を後にしました。

 新商品が楽しみですね。
ごちそうさまでした。
 
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名人を獲る 評伝米長邦雄

2021年09月27日 07時08分44秒 | 最近読んだ本
名人を獲る 評伝米長邦雄

 著 田丸昇



 最近出版されたばかりの本です。
それがたまたま図書館の新書コーナーにあったので、すかさず借りてきました。
本書の内容は題目にもあるように、将棋の棋士だった米長邦雄さんの一代記です。
なお、著者の田丸さんも同じく棋士で、米長さんの弟弟子にあたります。



 私は昔からの将棋ファンですが、特に米長さんは大好きで、彼の著書は何冊か購読していました。
米長さんはツイッターもやっていて、私が唯一フォローしていたのも彼のものでした。
しかし2012年、惜しまれながらご逝去されました。
69歳でした。

 その米長さんの一代記をじっくりとまとめてくれました。
棋士としての米長さんを書いた部分が多いですが、将棋連盟の会長としていろいろな苦難に対応した時期のものが興味深いです。
その米長さんの名言にこんなものがあります。

「三人の兄たちは頭が悪いから東大に行った。
私は頭が良いから将棋の棋士になった」

 米長さんは5人兄弟の四男で、下に妹さんがおられます。
上の三人はすべて東大合格。
しかも長男さんはその高校で初めての合格者だと言いますから、かなりの秀才だと分かります。
実家は家計が苦しく、幼少時はかなり苦労されたといいます。

 棋士としては若いうちから頭角を現して、次第にタイトルを獲得していきます。
しかし、どういうわけか棋界のトップである「名人位」には手が届きませんでした。
ライバルである中原さんに挑戦するもことごとく跳ね返されてしまいます。
そして一九九三年、六回目の挑戦でついに念願の名人位を手に入れました。



 この時49歳と11カ月です。
今の藤井3冠と比べると2倍半以上ですから、素晴らしいものです。
この時の名言に「惜福」という言葉があります。
これは私も良い言葉だと感銘を受けました。



 米長邦雄さんの波乱万丈の一代記は、読みごたえがありますね。
将棋の棋譜はそれほどないので将棋を知らない方にもお勧めです。
米長さんが亡くなられてからもう10年も経ったとは、感慨深いですね。
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入船鮨@葵タワー店

2021年09月25日 07時14分55秒 | グルメ
入船鮨@葵タワー

 今日は2週間ぶりにお仕事の合間のランチです。
したがって時間も限られますから、近場で済ますことになります。
しかし今年に入って、静岡駅周辺の飲食店が激減しています。
一番よく通った「松屋」さん、「大戸屋」さんも「蒼苑」さんも閉店し、「てんや」さんは長期休業中です。





 葵タワーの地下を進んでいくと「入船鮨」さんの行灯が見えました。
今日はここでお寿司でもいただきましょうか。
ランチタイムは税込み千円のお寿司がいろいろと食べられるようです。
うーん、どれがいいかな。





 お店に入ると、レジには誰もいませんでした。
接客担当の女性が別のお客さんの注文を聞いているようで、しばらく待たされました。
そして最初にやらされたのが検温でした。
最近では当たり前になってきていますが、説明書きがないと分かりにくいですね。



 お店には先客が二人連れ二組でした。
どこでもどうぞとは言われましたが、カウンターの一番端に座ります。
なんとかお茶とおしぼりが出て、注文を告げます。
「アナゴ鉄火丼をお願いします」



 その中年女性の店員さんが板前さんに「あな鉄火一つ」と告げました。
何となく通になった気分です。
お茶と同時に小さな紙とボールペンが置かれました。
そこに氏名と電話番号を掛けということです。



 これもコロナ対策の一環でしょうが、久しぶりに書きましたね。
居酒屋さんではよくありましたが、昼間の飲食店では初めての経験です。
まあ、それだけ気を使っているということですから、悪くはないです。
目の前が厨房ですから、作っている工程がよく見えます。

 とはいえ物が寿司ですから、調理は簡単です。
まずは穴子を出してレンジで軽く温めます。
そしてバーナーで軽く炙っているようでした。
それほど待たされもしないで、あな鉄火丼が出てきました。



 まずは丼本体です。



 ふたを開けるとこんな感じです。
すし飯の上に刻み海苔を散らし、そこに具が乗っています。
奥に柔らかなアナゴが二切れ、前面はまぐろの切り身です。
ワサビを小皿にとり、お醤油で伸ばします。



 ワサビはお醤油に溶かず、そのままつけて食べるのが通だという方も多いですが、たかがお寿司ですから自分の食べたいようにすればいいんです。
まぐろも良いけど、穴子のチラシもたまにはいいもんですね。
片方だけですと飽きるかと思ってこれにしましたが、大正解でした。
そしてお寿司の合間にはお吸い物です。



 具はワカメにお麩と三つ葉でした。
さすがにワカメは戻しが甘かったですが、まあ文句はないです。
出汁の効いた美味しいお吸い物でした。



 先客の二組は年配女性お二人と、これも年配のご夫婦です。
離れた二人掛けのテーブル席にそれぞれ向かい合って座っています。
ここのテーブル席は少し狭そうだな。
お食事が終わってもっぱらおしゃべりに花が咲いている状態でした。

 もうワクチンも済んだぐらいの年齢でしたから安心しているのかと思いますが、気にはなりますね。
私はお寿司を残らず平らげて締めのデザートです。
お寿司にお吸い物、そしてミニデザートまでついて税込み千円ですから、これは使いやすいと思います。
ラーメン店で千円越えのラーメンを食べるよりもよっぽどくつろぎますね。



 お会計をしてお店を後にしました。
ごちそうさまでした。
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