ヌルボ・イルボ    韓国文化の海へ

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台湾では、好感度1位の国は日本がダントツ

2010-03-25 23:18:29 | 韓国・朝鮮と日本の間のいろいろ
 2、3日前の夜KBSラジオをなんとなく聴いていたら、特派員だよりの中で、大阪特派員が「産経新聞」の記事を紹介していました。
 それは「台湾での国別好感度調査 日本がトップ」というもので、「最も好きな国は?」との質問に52%が日本と回答し、2位の米国(8%)、3位の中国5%を大きく引き離した、というもの。

 この後のDJと特派員の会話。
 DJ「台湾は韓国同様日本の植民地だった国ですが、○※×△(←私ヌルボは肝心のこの部分が聴き取れず(涙)。)
 DJ「で、韓国の好感度はどうですか?」
 特派員「記事中には韓国はありません。」
 DJ「そうですか・・・。台湾も韓流が熱いところなんですが・・・。」(残念そうな気持が伝わってきそうな口ぶりでした。)

 韓国派ならずとも、多くの日本人が喜びそうなニュースですが、この記事は日本人として溜飲を下げるという目的ではないですよ。
 韓国のサイトを検索してみるとどりメディアも伝えてないようです。まあ、この調査を実施したのが日本の対台湾窓口である交流協会台北事務所ということもあるでしょうが・・・。
 あ、調べてみたら「産経」のほかにも「読売」や、「東京」(共同通信社の配信)では同じニュースが載っていましたが、「朝日」「毎日」にはありませんでしたねー。(このビミョーな違いに意味はあるかな?)

 台湾は一般的に親日的で、韓国とはよく対照的に扱われたりもしています。
 その理由として、台湾と朝鮮・韓国との相違点が考えられます。たとえば・・・
①日本による植民地化以前の政治・文化・社会の違い。
②植民地時代の統治政策や、それに対する台湾または韓国の人々の受けとめかた等の違い。
③戦後をどう迎えたか、の違い。とくに台湾の場合は本省人(内省人)と外省人との関係もあって、民族的アイデンティティのありようが韓国・朝鮮とはかなり異なる。
④戦後の学校教育(とくに歴史教育)の中で日本がどのように教えられてきたか、の違い。

 現在の韓国人の日本人観と、台湾人の日本人観の違いは上記のような両国民のたどってきた背景を考えると当然かもしれません。

 とくに④については、最近報道された日韓歴史共同研究報告書のこと等、いろいろ考えたこともありますので、順次記事にしていきます。

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