ヌルボ・イルボ    韓国文化の海へ

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韓国内の映画 Daumの人気順位 と 週末の興行成績 [5月2日(金)~5月4日(日)]

2014-05-07 14:54:56 | 韓国内の映画の人気ランク&興行成績
 インターネット接続ができない所に行っていたため、いつもより1日遅れになってしまいました。

      
   【風光明媚な所で温泉に入ったり酒を飲みながら仲間と談論風発。カラオケ室では昔の歌謡曲(春日八郎・青木光一等々)や韓国歌謡を熱唱(笑) 】

 青木光一さんは今も日本歌手協会名誉会長としてご健在です。

 4日(日)夜20:40~の上映で行列ができているとは意外! ・・・というのはシネマベティで観た「チョコレートドーナツ」。私ヌルボも、映画自体についてはよくわからないままネット上の高評価につられて出かけたところ、アラ、ゲイの2人と子どもの愛の物語というよりこんなハッキリした社会的メッセージが鮮明な作品だったのか!と観終えて知った次第。しかし、1979年の時点ではまだこんなにも同性愛者に対する差別・偏見が「ふつう」にあったんですね。逆に言えば、今ようやくこうした映画が抵抗なく(だろうな?)作られるような時代になったということか。
 キネカ大森で観た「Mud マッド」は、「この監督の名前を覚えておいてください。きっとアメリカを代表する監督になります」という巧みなキャッチコピーにつられて行きましたが、「騙された」感は全くナシの佳作。
 先週観たもう1本は「そこのみにて光輝く」。池脇千鶴は、B級女役においてはもう堂々たるものです。以前「ストロベリーショートケイクス」の冒頭で、パジャマのまま自分を振った男の脚に「何でもするから捨てないで」としがみついて、衆人環視の中で路上を引きずられる(!)場面を見て、「スゴイなー」と思ったことを思い出しました。

 しかし、このことろずっとシリアスな映画ばっかり観続けて、いくらマジメな性格のヌルボといえども気持ちが沈みがちに・・・。ここらでハハハと笑える映画をみなくては・・・。
あ、今回は韓国映画関係何も書いてないな・・・。

 「朝鮮日報」の「封切映画 ぴったり10字評」は、4月25日以降は掲載ナシです。


           ★★★ Daumの人気順位(5月7日現在上映中映画) ★★★

     【ネチズンによる順位】

①儀軌 8日間の祝祭 3D(韓国)  9.9(23)
②弁護人(韓国)  9.5(30524)
③リバー・ランズ・スルー・イット  9.1(121)
④ミスター・ピーボディ&シャーマン  9.1(58)
⑤あなたを抱きしめる日まで  9.1(49)
⑥怪しい彼女(韓国)  9.0(2783)
⑦ハン・ゴンジュ(韓国)  8.9(219)
⑧舟を編む(日本)  8.9(52)
⑨ベルとセバスチャン  8.9(58)
⑩ダラス・バイヤーズクラブ  8.8(139)

 相当変動がありましたが、初登場は①「儀軌 8日間の祝祭 3D」だけです。「儀軌」とは、2011年10月の日韓首脳会談の時野田首相から李明博大統領に引き渡されて大きく報道された「朝鮮王室儀軌」のこと。(→ウィキペディア。) 李氏朝鮮時代の国家や王室の主要行事の図解です。このドキュメンタリー作品は、KBSが昨年10月3回にわたり放映した特集番組が元です。正祖の時代の1795年に8日間の一大イベントの緻密な記録である「儀軌」中の8巻本「園幸乙卯整理儀軌」を、再現ドラマを交えてヨ・ジングのナレーションで構成したものです。原題は「의궤, 8일간의 축제 3D」。予告編を見るとなかなかおもしろそうなので貼っておきます。

    

     【専門家による順位】

①インサイド・ルーウィン・デイヴィス 名もなき男の歌  8.8(7)
②ゼロ・グラビティ  8.2(5)
③罪の手ざわり(中国・日本)  8.1(8)
④ミヒャエル・コールハース  8.0(4)
④ミス・ヴァイオレンス  8.0(4)
⑥グランド・ブダペスト・ホテル  7.8(7)
⑦萬神(韓国)  7.7(4)
⑧そして父になる(日本)  7.6(6)
⑨物語る私たち  7.4(5)
⑩キャプテン・アメリカ/ウィンター・ソルジャー  7.3(6)
⑩ハン・ゴンジュ(韓国)    7.3(6)

 今回も新登場はありません。

         ★★★ 韓国内の映画 週末の興行成績[5月2日(金)~4日(日)] ★★★

         歴史大作「逆鱗」が下馬評通りのトップ

【全体】

順位・・・・題名・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・公開日・・・・・・・週末観客動員数・・・累計観客動員数・・・累積収入・・・上映館数
1(12)・・逆鱗(韓国)・・・・・・・・・・・・・・・・・・4/30 ・・・・・・・・・1,043,699 ・・・・・・・1,697,190 ・・・・・・・13,096 ・・・・・・1,055
2(1)・・アメイジング・スパイダーマン2・・4/23 ・・・・・・・・・・・740,414 ・・・・・・・2,906,147 ・・・・・・・24,531・・・・・・・・847
3(18)・・標的(韓国) ・・・・・・・・・・・・・・・・・4/30 ・・・・・・・・・・・585,573 ・・・・・・・・・853,028 ・・・・・・・・6,631・・・・・・・・650
4(新)・・リオ2・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・5/01・・・・・・・・・・・・201,018・・・・・・・・・251,102 ・・・・・・・・1,854・・・・・・・・552
5(2)・・ミスター・ピーボディ&シャーマン・・4/24・・・・・・・・・・・・56,150・・・・・・・・・215,418 ・・・・・・・・1,609・・・・・・・・292
6(7)・・グランド・ブダペスト・ホテル ・・・3/20・・・・・・・・・・・・・・16,601・・・・・・・・・715,341 ・・・・・・・・5,527・・・・・・・・・86
7(3)・・キャプテン・アメリカ/ ・・・・・・・・3/26・・・・・・・・・・・・・・15,076・・・・・・・3,934,247 ・・・・・・・31,485・・・・・・・・・50
           ウィンター・ソルジャー
8(6)・・ハン・ゴンジュ(韓国) ・・・・・・・・・4/17・・・・・・・・・・・・・・14,378 ・・・・・・・・185,281 ・・・・・・・・1,459・・・・・・・・112
9(新)・・モンスター王国・・・・・・・・・・・・・5/01・・・・・・・・・・・・・・・9,582・・・・・・・・・・15,005 ・・・・・・・・・・101・・・・・・・・152
10(66)・・ル・ウィークエンド・・・・・・・・・・5/01・・・・・・・・・・・・・・・4,713・・・・・・・・・・・7,793・・・・・・・・・・・・62・・・・・・・・・26
       ※KOFIC(韓国映画振興委員会)による。順位の( )は前週の順位。累積収入の単位は100万ウォン。

 「逆鱗」のトップは予想通りですが、この数字はちょっと微妙かも・・・。5位以下を見ると、依然として沈没事故の影響が続いているのかな?
 今回の新登場は1・3・4・9・10位の5作品です。
 1位「逆鱗」は、ヒョンビン初の時代劇ということでも注目の歴史大作。「鍛え込んだ背中の筋肉を公開“セクシーな王に期待”!」と、そういった方面に関心をお持ちの方もたくさんいらっしゃる? で、ヒョンビンが演じるのがあの正祖。即位1年、正祖と対立するのが貞純王后(ハン・ジミン)率いる老論派。暗殺を企てる者、王を守る者の間の息詰まる24時間を描いた作品。ネチズンの評価を見ると0.0から10.0までいろいろ。「4.0 むしろKBSの大河ドラマ「鄭道伝」の再放送を望む」というのはなるほどね。ヒョンビンのファンか否かでかなり違うようです。原題は「역린」。
 3位「標的」は韓国のアクション。謎の殺人事件の濡れ衣を着せられて追われていたヨフン(リュ・スンニョン)は交通事故で病院に緊急輸送される。ところが彼の担当医テジュン(イ・ジヌク)は突然怪人物に襲われ、拉致された妻を助けるために病院からヨフンを連れ出し、危険な同行が始まる。一方、事件の陰謀を直感した女刑事ヨンジュ(キム・ソンニョン)と広域捜査隊のソン・パンジャン(ユ・ジュンサン)が新しく事件にかかわって、容疑者のヨフンとテジュンを追う・・・。ただ、警察に追われる主人公が真犯人を追うというパターンは「なんかよくある感」がするんですけどねー。原題は「표적」です。
 4位「リオ2」は、絶滅危惧種のアオコンゴウインコを主人公としたアドベンチャー・ファンタジーアニメ「ブルー 初めての空へ」(昨年10月日本公開)の続編。リオデジャネイロで幸せに暮していたインコの一家ですが、子供たちを立派な鳥に育てるためにアマゾンへ引っ越すことに・・・。韓国題は「리오 2」。日本公開は5月 28日です。
 9位「モンスター王国」はスウェーデン・デンマーク合作のアドベンチャー・アニメ。ウサギの国で両親と一緒に幸せに暮らしていたチビうさぎトト。ところがある日巨大モンスターのフェザーキングがお母さんを連れ去ってしまいます。トトはお母さんを救うためにモンスター王国に行きますが、そこでは奇妙なことが次々と起こって・・・。はたしトトはお母さんを見つけられるかな? 韓国題は「몬스터 왕국」です。日本公開はなさそう。
 10位「ル・ウィークエンド」は、イギリス映画、なのにtheではなくle(ル)とフランス語の定冠詞がついているのは、結婚生活30年目を迎えたイギリス人夫婦が自分たちの新婚旅行の場所だったパリを再訪する話だから。失われたロマンスを取り戻そうというネライですが、30年前とは全然変わったパリの街を歩いたり旧友と会ったり、そして彼らは・・・どうなるんでしょうね? 基本、コメディです。韓国題は「위크엔드 인 파리(ウィークエンド・イン・パリ)」。日本公開は未定のようです。

【多様性映画】

順位・・・・題名・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・公開日・・・・・・週末観客動員数・・・・累計観客動員数・・・・累積収入・・・上映館数
1(18)・・ル・ウィークエンド・・・・・・・・・・・・・・・・・5/01・・・・・・・・・・・・・・4,713・・・・・・・・・・・・・・・7,793・・・・・・・・・・62・・・・・・・・・26
2(1)・・パガニーニ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・4/23 ・・・・・・・・・・・・・2,887・・・・・・・・・・・・・・26,538・・・・・・・・・195・・・・・・・・・19
       愛と狂気のヴァイオリニスト
3(新)・・風と共に去りぬ・・・・・・・・・・・・1972/12/23・・・・・・・・・・・・・1,930・・・・・・・・・・・・・・11.361・・・・・・・・・・32・・・・・・・・・・1
4(4)・・お父さんのEメール(韓国) ・・・・・・・・・・・4/24 ・・・・・・・・・・・・・・761・・・・・・・・・・・・・・・2,915・・・・・・・・・・19・・・・・・・・・19
5(2)・・あなたを抱きしめる日まで ・・・・・・・・・・4/16・・・・・・・・・・・・・・・613・・・・・・・・・・・・・・35,769・・・・・・・・・258・・・・・・・・・・8

 新登場は1・3位の2作品です。
 1位「ル・ウィークエンド」は前述の通りです。
 3位「風と共に去りぬ」はいうまでもなく昔の名作の再上映。韓国題は「바람과 함께 사라지다」です。

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