「孤高のメス」の感想はこの前書いたのですが、
若干書き足りない部分があったので、今度は堤真一さんメインで書こうと思います
私が堤真一という俳優を初めて素敵だと思ったのは「恋ノチカラ」(貫井功太郎役)というドラマなので、
いつまでたっても、貫井さん的キャラクターを演じている堤さんが一番好きなんです
今回の当麻先生は、貫井さんのようにお茶目な部分はありませんが、
仕事に対して常に真剣で、ピュアに向き合っているところや、
それ以外のことには注意がいかなくて、特に恋愛に疎い、
という部分では共通点があるように思います
ところどころで、子供みたいなかわいらしさを見せるところがまた、本当に自然に上手く見せていて、
浪子(夏川結衣)じゃなくても、惚れます(笑)
お気に入りは、まず登場シーン
古そうなスーツケースを、両手で押して進むんです
その姿がなんともかわいくって、つかみからばっちりです(笑)
当麻先生は、演歌、都はるみをかけながらオペをするという設定だったのですが、
こぶしが集中の妨げになると補助の看護師から猛反発を受け、
しぶしぶ都はるみを諦める、というエピソードがあるのです。
ここの当麻先生もかわいい
浪子が、「おもちゃを取り上げられた子供みたいな顔」と評しているのですが、
まさにそんな感じ
最後の方で、脳死肝移植に備えて、予習をしている浪子のノートを
当麻先生が覗こうとするシーンも大好きです
必死に見せまいとする浪子には秘めた恋心が垣間見えるのに対して、
当麻先生はあくまで仕事のことしか考えていない
その姿勢が真摯であればある程、どんどん好ましく感じられちゃうところに、
当麻先生&それを造形した堤真一さんの魅力があるんですよね
あ、最初の頃のお見合いのシーンもよかったです
市長の娘(中越典子)との見合いをセッティングされたのに、まったくその趣旨を理解していない当麻先生。
そんな先生をむしろ好ましく思った彼女が「これってお見合いだったんですよ?」というと、
「誰と誰の?」と真顔で聞き返す当麻先生(笑)
ベタなシーンだし、さすがにボケ過ぎでしょ、と思うんですが、
そこは堤さん演じる当麻先生の魅力でカバー
ほほえましいエピソードに仕上がってます
最後の方でも、素敵な当麻先生が見られるのですが、
そこを詳細に書くとネタばれなんです…
あまりネタばれないように書くと、当麻先生のオペ・チームで写真
を撮るんですが、
浪子の表情が冴えない。
その原因は当麻先生にあるわけですが、
まったく分かっていない当麻先生は一生懸命「怒ってる??」と彼女に聞くんです。
「怒ってません!」とそっけない返事の浪子に対して、
どうしていいか分からなくて困惑する当麻先生がまた、本当にかわいい(笑)
…という訳で、またまた長くなってしまいましたが、
要するに、これだけ書いても書き足りないくらい、堤真一さん演じる当麻先生は魅力的だった、ということです
かわいらしい面だけを強調して書きましたが、
もちろん、シリアスなシーンでの当麻先生も本当に素晴らしいです
何だか、また見たくなっちゃいます