COPER夜な夜な。

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とはいっても、そんなにバラエティーに富んだ日々をすごしているわけじゃないしね…。

停電の時にコードレス電話機は使えるのか!?(from 「優しい時間」)

2005-03-14 03:01:23 | いろいろ。
前にも書いた、優しい時間。DVDレコーダーで録画したのを見てたんだけど、怪しいシーンが。
猛烈な吹雪で喫茶店「森の時計」は停電。
マスター(寺尾聰)は、コードレス電話機の子機を使って外部と連絡を取っている・・・。




で、タイトルどおり「停電の時にコードレス電話機は使えるのか?」

一般的な電話機であれば、NTTの交換機から電気の供給を受けているので、電話局が停電していない限り、また電話線が切れていない限り、電話として使えます。だから、コードレスじゃない(&FAXとかもついてない)電話機は、電源コードがいらないんですね。
でも、コードレス電話は、親機・子機それぞれに電波を飛ばす機能が必要なわけで、それは交換機からの電力ではなく、電源コンセントからの電力供給をもとに動いています。
ということは、停電の場合は電波が飛ばないので、子機は使えない、というのが普通なはず。

じゃあ、あのシーンはどういうこと?しかも、1回だけじゃなくて2~3回かけたりかかってきたり・・・。

<仮説1> 親機にも電池がついていた
  北海道は冬の吹雪は当たり前。ということは、しょっちゅう停電する。停電のときに電話が使えないと困るから、親機にもバッテリーが内蔵されていて、コードレスが使えるようになっている・・・
 →まあ、可能性としてないわけじゃないけど、あまりそんな電話機見かけたことないなぁ。
  自分で無停電電源装置つけてるなら別ですが、そこまでするかぁ~?

<仮説2> 照明とコンセントの電気は別系統で、停電したのは照明だけ

 電子レンジ使ったら電子レンジとテレビだけ消えたけど照明はついたままだったり、結構あるんじゃないのぉ? 
 →これも、考えられないわけじゃないけど。「ブレーカーが落ちた」時ならね。今回は、喫茶店の外で立ち木が電線に倒れ掛かって、切れてしまったのが停電の原因(と思われる)ので、却下。
  

<仮説3> 実は、あれはコードレスの子機ではなく、ケータイ電話だった

  パッと見、コードレス電話の子機に見えたかもしれないけど、あれはマスターが昔から使い続けてるケータイなのよ。ケータイも基地局&交換機が停電さえしなけりゃ、使えるでしょ?
 →う~~ん、しいて無理やりあのシーンの正当性を押し通すなら、この説か?まあ、10年くらい前だったら、あのくらいのケータイ、あったかも・・・。




ということで、結論は出ないんだけど、ただ単に制作関係者が「停電の時にコードレスの子機は使えない」っていうのを知らなかっただけなんじゃないかと。
知ってる人が見れば気になっても、知らない人にとっては気づかないことだろうしね。
ってことは、時代劇とかも、当時の人からすると怪しいことばっかりだろうなぁ。
我々が、外国映画の日本の描き方をとても訝るように・・・。

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2 コメント

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気にすんな (パパレンジャー)
2005-03-14 22:57:04
こんばんは。優しい時間は久しぶりに

大人が楽しめるドラマですね。

問題の停電時の子機は使えるかという

ことですが、大部分のひとがそんなことを

気にとめないので 『ok』なのです。



それより、平日の昼間にわざわざ富良野の

喫茶店に通う常連がいるのか、ということの

ほうが気になってしまいます。東京から脱

サラしてきたひとがマスターの 喫茶店に

現地のひとが常連になってくれる『優しい

気持ち』があることを祈ります。

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私もそこの部分えらく気になった (gonryo)
2005-03-22 15:16:35
共同脚本家の方の回かと思ったら、クレジットには倉本聰本人の名前しか出てこなかった。あれって致命的なミスでしょう。倉本早くもボケたんかいこの阿呆がと小1時間・・・。晩節を汚して欲しくないです正直。
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