書く仕事

ご訪問ありがとう!!日々の雑感,読書,DVD,映画の感想等を書き散らかしています.

6月20日(火)のつぶやき

2017年06月21日 02時10分53秒 | 日記
コメント
この記事をはてなブックマークに追加

「カササギたちの四季」道尾秀介

2017年06月20日 22時48分10秒 | 読書
「カササギたちの四季」道尾秀介




「リサイクルショップ・カササギ」の店員、日暮正夫(ひぐらしまさお)が主人公のミステリー短編集。
店長というか、店のオーナーは華沙々木丈助(かささぎじょうすけ)で、正夫の親友でもある。
この華沙々木が探偵気取りでいろんな事件に首を突っ込んでは、迷推理を企てて周りに迷惑を振りまく。
しかし、正夫はそんな華沙々木に振り回されながらも、結局その迷推理の欠陥を暴かずに、そっとしたまま、事件の解決を図るという至難の技を強いられることになる。それには、この探偵事務所、否、リサイクルショップに入り浸っている近所の女子中学生、菜美の存在が関わる。
ある理由があり、菜美にとって、華沙々木はヒーローでなければならないのだ。

今までの道尾作品とは一風味わいの変わった、ユーモアとペーソスの入り混じった心温まる短編集だ。
もちろん、推理のヒネリは効いているが、他の作品のような複雑な構成は影を潜める。
中高生の夏休みの読書感想文の題材に良いかもしれない。
時を忘れて楽しく読めることは間違いない。
コメント
この記事をはてなブックマークに追加

6月10日(土)のつぶやき

2017年06月11日 02時12分15秒 | 日記
コメント
この記事をはてなブックマークに追加

「まともな家の子供はいない」津村記久子

2017年06月10日 21時17分56秒 | 読書
「まともな家の子供はいない」津村記久子


親兄弟との折り合いが悪く、家に居場所がない女子中学生の屈折した日常を綴った小説。
若い頃の私なら、「このひねくれもの!!」と、叱りつけたくなるような独白が延々と続く。
確かに、働かない父親やそれを簡単に許してしまう母親に腹をたてる気持ちも分からなくないが、家族なら、ある程度は仕方ないなあ!と思える部分もあるはず。
しかし、この小説に出てくる女の子達は、潔癖であることが、自分のアイデンティティーであるかのように、心の交流より、正義を優先する。
読者は、心の広さ、寛容さは、他人のためでなく、自分を救うテクニックでもあることを、反面教師として、この小説から学ぶことになる。
さらに言うなら、女子中学生という、この世で最も不安定な生き物の生態を、いやらしいまでに再現して見せた作者の筆力にも脱帽するだろう。
コメント
この記事をはてなブックマークに追加

6月8日(木)のつぶやき

2017年06月09日 02時15分35秒 | 日記
コメント
この記事をはてなブックマークに追加

6月4日(日)のつぶやき

2017年06月05日 02時16分30秒 | 日記
コメント
この記事をはてなブックマークに追加

「嗤う闇」乃南アサ

2017年06月04日 19時43分35秒 | 読書
「嗤う闇」乃南アサ



直木賞を取った「凍える牙」と同じヒロイン、音道貴子が活躍するのですが、こちらの小説は4つの物語からなる短編集です。
巡査部長に昇進して、所轄の刑事として隅田川東署に移動した貴子の奮闘記。
場所柄か、発生する事件は殺人や強姦など、目を背けたくなるようなものばかりなので、純粋にエンタテイメント小説として、万人が楽しめるかというとそうではなさそう。こういうハードボイルドなのが好きな人じゃないと楽しめないかな。
ただ、今回は、貴子の恋人の昴一君が折々に顔を出して、貴子の相談相手になり、このシーンが小説全体の「閑話休題」的な一息つく雰囲気を醸し出し、良い感じで陰惨な事件の救いとなっている気がします。
最後の物語が、本の表題ともなっている「嗤う闇」で、やっぱりこれが出色の面白さですね。
連続強姦魔事件なのですが、恋人の昴一君が、事件に巻き込まれる展開になり、ありゃりゃって感じですが、恋の行方にどう災いするかあるいは...
乞うご期待です。
コメント
この記事をはてなブックマークに追加

6月3日(土)のつぶやき

2017年06月04日 02時14分24秒 | 日記
コメント
この記事をはてなブックマークに追加

6月1日(木)のつぶやき

2017年06月02日 02時15分32秒 | 日記
コメント
この記事をはてなブックマークに追加

5月27日(土)のつぶやき

2017年05月28日 02時11分51秒 | 日記
コメント
この記事をはてなブックマークに追加

「成功者K」羽田圭介

2017年05月27日 17時40分52秒 | 読書
「成功者K」羽田圭介



芥川賞を受賞した新進の小説家が、ファンの女性の中から美人だけを選んで、日本全国あちらこちらで手を出しちゃうお話。
羽田氏自身の私小説?と思わせるというか、そう思うでしょう普通!

読み始めてしばらくは、
なんじゃこりゃ!
悪趣味、お下劣な、女性にモテモテを自慢する成り上がり趣味小説!
みたいな散々な第一印象でした...
とにかく、内容は論外ですし、大人っぽく表現した文章のひとつひとつが皆、稚拙なのです。
文体が稚拙なのではなく、文意が稚拙なのね。
文章力のある高校生が書いたといえば近いかもしれない。
しかし、だんだんと読み進めるうちに、それらの稚拙さが、すべて計算されたもののような気がしてきました。この小説は凄いかもしれないと思い始める自分に気付いたのですね。

ある意味、実験小説とも言えるし、劇中劇ならぬ小説中小説として、新しい試みがなされています。

特に編集者の意見を聞いて推敲するとそれ以後の文章がガラッと変わったりするのも、面白い。おい、10ページ前とテイストが全然違うだろ!!
みたいな突っ込みを入れながら楽しんで読むことも可能です。

ただ、何というかな、例えば、筒井康隆氏の実験小説のようなインパクトはないかな。インパクトというか、小説としての「凄み」ですね。それは筒井の足元にも及ばない。
印象としては、「なかなかよく出来てるな」という感じです。


読者というのは気楽なものです。おそらく心血を注いで書いた芥川賞受賞後の第1作を「なかなかよく出来てるな」で済ましちゃうんだから。
この小説の主人公のKなら、なぐりに来るかもしれない。
コメント
この記事をはてなブックマークに追加

5月19日(金)のつぶやき

2017年05月20日 02時01分59秒 | 日記
コメント
この記事をはてなブックマークに追加

「長いお別れ」中島 京子

2017年05月19日 12時23分00秒 | 読書
「長いお別れ」中島 京子




現代版「私小説」介護編
といえば,一番ぴったりくるかも.

老いた親の介護を,物語や他人事でなく,厳しい現実のものとして晒している.
全てのリアルな介護現場を赤裸々に語っています.

そういう意味で,非常に啓発的価値があるように思います.
同時に,私のような中高年の人間には,明日どころか今日のわが身かもという切実さを感じさせられるほど,痛い痛い現場を見せつけられます.

表紙の帯に書かれている,浅田次郎さんや村山由佳さんのコメントは,私から言わせれば,「違うだろ!!」と突っ込みたくなるものです.
帯なんてだいたいそんなものですが,それを期待して読み始めると腹立ちますよ.
コメント
この記事をはてなブックマークに追加

4月27日(木)のつぶやき

2017年04月28日 02時24分01秒 | 日記
コメント
この記事をはてなブックマークに追加

「サロメ」原田マハ

2017年04月27日 12時39分04秒 | 読書
「サロメ」原田マハ



19世紀末のヨーロッパ。
オスカー・ワイルドによって書かれた戯曲「サロメ」にまつわる、淫靡で不気味な物語。
登場人物はほぼ全て実名で、多くが史実なので、どこからが架空の物語なのか、実に巧みに隠されている。
「サロメ」は、物語もさることながら、その挿し絵が衝撃的なことで有名らしいが、その挿し絵を描いたオーブリー・ビアズリーが重要な役どころとなる。
語り手となるのは、オーブリーの姉で女優のメイベル・ビアズリーである。
メイベルは弟のオーブリーに対して、かなり異常な愛情を抱いており、結構不気味な描写もあり、私のように健全な心の持ち主は、覚悟して読み始めねばならないだろう。
メイベルに限らず、出てくる人物が皆さん、ちょっとオカシイ。
だから、小説になるんだけどね。
オスカー・ワイルドもしかり。

普段まじめで品行方正な人生を送っている人が、たまにちょっとあちらの世界を垣間見たいなと思った時には最適な小説。
コメント
この記事をはてなブックマークに追加