風薫る道

Who never feels lonely at all under this endless sky...?

歌舞伎座新開場 こけら落四月大歌舞伎 第二部(4月11日)

2013-04-11 23:25:49 | 歌舞伎

というわけで、一部を満喫して外へと出た私。
そこで見たものは――。

・・・あれ?なんか前回来たときよりも幕見の列が短い・・・?もしかして、二部イケる?

それなら将門をもう一回観たい!と、近くにいたスタッフの方に「将門の幕見が観たいんですけど」と言うと、「将門はこの列の後方に並んでください。弁天は完売です」とのこと。お目当ては将門なので、かまわないです。発売までの30分くらいは待ちますよ。
で、列はどんどん進んでいき、スタッフのお兄さんが順に「将門でいいですか?」と聞いている。
ん?聞くってことはまだ弁天もOKってこと?と「弁天も買えるんですか?」と聞いたところ、「はい。立ち見ですが」と。「通しで買うと、将門は座れます?」と聞いたら、窓口まで確認に行ってくれてYesとのこと。
どうせ将門まで時間を潰すためにカフェでケーキセットでも食べていたら千円以上は使っちゃうし、それなら二千円でもう一度弁天も観たい、と急遽第二部を通しで購入することに。
はじめての幕見&立見体験です。
4階の女性スタッフの方に「将門」の席をとるときはどのタイミングで動くべきか?と聞いたところ、「一幕目が終わったらすぐに席を確保してください。荷物の置かれていない席はとってしまって構いません。とにかくまずはお席を確保すること。お手洗いなどに行かれるのはそれからで」とのこと。おかげで、ばっちりな席をとることができました。ありがとうございました、親切なスタッフさん^^


【弁天娘女男白浪】

まったく同じ演目&役者さんの2回目ですが、4日に比べて、全てが良くなっていることにまず吃驚。
4日でも十分大満足だったのに、前回より皆さん慣れてきたのか、すごくいい感じ。
何より驚いたのは、吉右衛門さんの日本駄右衛門がとても良かったこと。ちゃんと吉右衛門さんらしい個性が出てる!声も前回よりずっと出てるし。
でもって菊よ、藤の方よりこの若旦那役の方がずっと色っぽく見えるのは何故なのか。。。
三津五郎さん、声がいいなーと今回気づきました。
菊五郎さんの極楽寺屋根での立ち回りも、今回の方が迫力があった気がします。
そして今回は吉右衛門さんがとってもよかったので、山門の場で顔(というか胸から上)がまったく観えなかったのが、くぅ・・・っ(><)となりました。。。


【将門】

玉さま・・・!今日もお美しい・・・!
如月のときに光圀に向かって人差し指でちょいちょいってする仕草が、色っぽくてもう・・・。
本気で、心の底から、「男の人は女なんかよりよっぽどこの玉さまの方に惹かれてしまうのではなかろうか」と思ってしまいましたよ。
そして、光圀と闘い始めるときに家の脇の木から枝を折って、無造作にぺっぺっと光圀に向かって放り投げる玉さま。 さっきまで散々切々と誘っていた相手に対して、正体がばれた途端にこの態度(笑) 最高です。
やっぱり玉さまは地味に耐え忍ぶ妻&母の役よりも、こういう派手で上から目線の姫系が似合う!
ラストの玉さまが観えないことは百も承知だったので今回は焦らずゆったりと眺めていたら、最後に蝦蟇ちゃんを従えながら平家の赤旗をさぁって投げる投げ方が、かっこよすぎ!手しか見えなかったけど(泣)!!


③につづく

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