オリオン村(跡地)

千葉ロッテと日本史好きの千葉県民のブログです
since 2007.4.16
写真など一切の転用、転載を禁止します

おめでとう大木

2017-09-30 05:04:07 | 千葉ロッテ

 

プロ初スタメンの大木が一打席目でプロ初ヒット、快音を響かせてのそれではありませんでしたが大木にとってはむしろ勲章となる打球だったと思います。
そして間髪入れずのプロ初盗塁は生命線、三打席目の凡ゴロに捕手が悪送球をしたのはその脚力に焦ってのことでしょうから名刺代わりの快脚、いいアピールになりました。
育成枠出身で足が武器ともなれば岡田二世が目指すところなのか、こんな消化試合なのですから慣れ親しんだセカンドで使ってあげればいいのにプロでは一度も守ったことのないサード、は立場からすれば仕方がないのかもしれませんが、その守備力も買われての入団だったはずですから浦和での外野との併用がもどかしくもあります。
そのセカンドにはキャプテン鈴木、三遊間も中村、平沢など若い選手がいるだけに厳しくもありますが、地元出身の苦労人が報われる井口ロッテであってくれればと願います。
また同じくプロ初スタメンの柿沼は鉄砲肩でドンピシャ、あそこしかないというぐらいのところに矢のような送球で盗塁を二つ刺して一軍チャレンジに名乗りを上げました。
こちらも同世代の捕手がひしめき、また田村が抜け出しているためにまずは一軍での定着を目指してこつこつと、同期入団の大木とともに泥臭く頑張ってください。

プロ初先発の成田は二発を浴びての黒星、ほろ苦デビューとなりました。
それでもテイクバックの手首の面白い動きもあってか打者には見づらそうなボールで詰まらせていたのは意外な収穫、心配をしていたコントロールは攻める気持ちでクリアできたのではないかと、数字よりは伸び、キレの感じられた、しかし迫力は足りないストレートに上乗せができれば次が見えてきます。
登板前に見て欲しいと言っていた、そして試合後にダメだったと語っていたそのストレートがやはりポイントになりそうで、力でねじ伏せるタイプでなくともボールの出し入れ、緩急などの基本になるところですのでしっかりと、本人にもその意識があるようですし打たれて学ぶこともあるでしょう。
石垣島のときに比べればボールの走りは良くなっていましたから、この世に3つしかない1つをゲットした身からすればとにかくその成長を楽しみに応援しています。
二番手の佐々木は3回無失点ながらも個人的にはグッとこないスタイルはそのままに、しかしこれが佐々木なのであれば自分を信じて歩んでいってくれればと思います。
考えすぎるところがあるようですのでこれが今季の最終登板であれば、いい形で終わったと言ってよいのかもしれません。

大木、柿沼、成田、佐々木と、そんな来季に向けて狸を狩れるのが消化試合の楽しみなのですが、それだけにせっかくこういった起用をしながらも柿沼を二打席で交代、しかもパラデスという最後まで伊東監督は伊東監督だった、と脱力をさせてくれたのはファンの心を井口監督に向けるための高等なテクニックなのでしょう。
球団記録を更新する86敗目、ある意味でメモリアルな試合でのこれですからわざと憎まれ役を買っているのでしょう、さすがです。
堕ちるところまで堕ちれば次がやりやすいのは自明ですのでやるならとことんと、そんなところまで中途半端にならないよう徹底的にやり抜いてください。



一日一クリック応援をお願いします

  1 2 3 4 5 6 7 8 9

オリックス

0 0 0 0 2 2 0 0 0 4 6 1

千葉ロッテ

0

0

0 0 0 0 0 0 0 0 3

0

◆9月29日(金) 千葉ロッテ-オリックス24回戦(ロッテ13勝11敗、18時15分、ZOZOマリン、23,212人)
▽勝 吉田一 28試合2勝1敗
▽敗 成田 3試合1敗
▽本塁打 T-岡田30号(成田)、マレーロ19号(成田)

▽バッテリー
千葉ロッテ 成田、佐々木—柿沼、吉田
オリックス 吉田一—若月

コメント (5)