オリオン村(跡地)

千葉ロッテと日本史好きの千葉県民のブログです
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歴史の生き証人

2017-09-24 02:01:40 | 千葉ロッテ

 

絵に描いたような逆転負けでの85敗目はチームとして54年ぶりのワーストタイ記録、生まれる前の記録に並んだところに立ち会ったのですから歴史の生き証人です。
そうなれば一気に新記録をも、なんて思ったりもしますが明日は井口の引退試合ですから勝って送り出したい、次に負けるのは28日以降でお願いします。
そんな今日は関谷が7回6安打9奪三振3失点と数字的には好投でしたが内容としては今ひとつ、実質130キロ台後半のストレートにチェンジアップ、カーブがまずまずコントロールできていましたが横幅の広いジャッジに助けられたところもあり、上位チームを相手に抑えられるピッチングには思えませんでした。
それでも力不足ながらもストレートで押そうという意識は見て取れましたので、このオフにどれだけそのストレートの力を取り戻せるかでしょう。
七回の続投はベンチの期待の表れ、その期待に応えた関谷が恩返しをできる来季となることを心から願います。
その関谷の足を豪快に引っ張った大嶺翔はあれだけ余裕のタイミングでなぜにスローイングが乱れるのか、三木や平沢もそう、中村もそう、もう病人だらけです。
見事な開脚を見せるまでになったパラデスも所詮は素人同然なわけで、止めることよりも捕りにいったことを責められません。
前の試合で3安打猛打賞でしたからスタメンでの起用はよいですがチームとして大嶺翔にショートのレギュラーを期待しているのか、そうでなければただの遠回りです。
ここまでくれば残留なのでしょうがパラデスを使い続けるのも面白くありませんし、ここにきて足を使ったり若手投手陣にチャンスを与えたりと好印象な一方で従前の野球も健在、消化試合ながらも飛距離が出始めた角中やセンター中心に強い打球を放つ中村、切れ味鋭い陳冠宇など来季への楽しみもあれど、いつもどおりの黒星にため息の一日でした。



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◆9月23日(土) 千葉ロッテ-日本ハム24回戦(日本ハム15勝9敗、18時、ZOZOマリン、28,867人)
▽勝 有原 23試合8勝13敗
▽S 増井 46試合4勝1敗24S
▽敗 有吉 52試合2勝5敗1S
▽本塁打 角中8号(有原)、大谷8号(有吉)

▽バッテリー
千葉ロッテ 関谷、有吉、陳冠宇—吉田、田村
日本ハム 有原、マーティン、増井—清水

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井口ほぼ次期監督への期待と不安

2017-09-24 01:48:22 | 千葉ロッテ

未明にニッカンが抜いた井口監督への一本化は共同通信、産経新聞などが打診と続き、さらにニッカンが井口から前向きな言葉を引き出すなどして既成事実化が進んでいます。
引退試合を直前にしたなぜこのタイミングでの「リーク」なのかはよく分かりませんが、ここまで報道をされて断られれば球団としては取り返しのつかないことになりますので相応の手応えがあるのでしょう、あわよくばセレモニーでの挨拶に「来年、またここで会いましょう」ぐらいの言葉を待っているのかもしれません。
いずれにせよ井口監督が誕生となればメジャーを経験した日本人としては初となる監督就任ですから話題性は抜群ですし、個人的には否定的ながらもこれで背番号6を手土産に清宮への特攻もほぼ確実、清田のトレードなどは雲散霧消、どういったチームとなるのかに興味津々です。
パラデスの使い方からして不安はありますがさすがに球団もバックアップの姿勢を見せなければならないでしょうし、そして何より井口の野球観への期待があります。

明日引退試合のロッテ井口資仁に聞く。「もし僕が監督なら」 (9/23 THE PAGE)

(前略)
足を使える野球はしたいですね。僕自身が、そこで成功したし、足には不調がありません。チームとして足を使い掻き回したいですよね。このZOZOマリンは、ホームランがでにくい球場です。ホームランよりも、二塁打、三塁打。メンバー的には、小技のできる選手が多いので足を使えるチームです。もっと、そこを意識すれば強くなるんじゃないか、と考えたりします。走塁は、いわゆるグリーンライトで選手に任せたい。選手の走塁への意欲も増しますよ。このチームの監督をやるならば、そういう野球をしてみたいですね。
(中略)
泥臭く勝ちたいですね。カンカン打つチームに采配は関係ないんです。スクイズでもセーフティスクイズのサインは、監督の逃げだと僕は考えています。失敗すれば選手のミスというサインは、ベンチの読みではなんでもない。近年、スクイズをやるチームが減っていることは確かですが、僕が監督になった場合は、『このボールで』というサインで勝負したいですね 。
(後略)

脇役気質な選手が多いだけにしっかりとした軸となる四番が必須であることはもちろんですが、それでもZOZOマリンを本拠としているのですからホームランで打ち勝つようなチーム作りは困難なわけで、そうなれば足を使ってかき回す野球をやっていくべきとは我が意を得たり、です。
そういったタイプの選手を好んで獲りながらも野球が伴っていなかった、このミスマッチが解消をされるだけでも雰囲気が変わってきます。
また采配に責任をとる、といった姿勢が表に出てくれば選手に信頼をされて、チームに一体感が出てくるでしょう。
体が動く世代ですから自らが先頭に立って引っ張っていく、あまり他に例のないタイプの監督となって革命を起こすぐらいのことをやってもらいたいです。

そんな期待とは裏腹に、不安も小さくはありません。
引退即監督は有藤で痛い目に遭っていますし、指導者としての経験をコーチ、あるいは二軍監督として培っていく王道を井口に歩んで欲しかったのが本音です。
その井口を支えるコーチ陣には経験豊富なヘッドコーチを置きたいですが井口自身、あるいは球団にそれだけの人脈があるのか、井口には青学大で同期の清水将、ライバルだった今岡、同期入団の松中などがパッと思い浮かびますが清水将、今岡は他球団でコーチをやっていますし松中は古巣への思いが強そうです。
球団主導ともなれば伊東内閣の顔ぶれからしてさらに貧弱なことになりそうで、OBであれば小宮山や初芝は井口にはうるさい存在でしょうしサブローや里崎では重しにならず、またいずれも井口と同じくルーキーですからさすがにしんどい、師とも仰ぐ王会長の情けで清水将を譲ってもらうのがせいぜいでも退団の経緯から球団が難色を示すかもしれません。
そして何より球団がどこまで本腰を入れて補強をしてくれるのか、この報道で球団がもう後に引けいないところまできている状況を活かして井口には昨オフの伊東監督の二の舞にならないよう、明確な補強プランの言質を取った上での就任受諾となることを心から願います。
そうでなければ断ってください、それで球団が恥をかいても構いません、と言いますか、恥をかかせないとダメなところまで墜ちていることを自覚させないと、ね。



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