★ 私のクラシック音楽館 (MCM) ★ 蔵 志津久

クラシック音楽研究者 蔵 志津久によるCD/DVDの名曲・名盤の紹介および最新コンサート情報/新刊書のブログ

◇クラシック音楽◇コンサート情報

2017-02-20 10:14:55 | コンサート情報

 

<コンサート情報>

 

~大阪フィルハーモニー交響楽団 “創立70周年記念”第50回東京定期演奏会~

ショスタコーヴィチ:交響曲第11番 ト短調「1905年」op.103
             交響曲第12番 ニ短調「1917年」op.112

指揮:井上道義

管弦楽:大阪フィルハーモニー交響楽団

会場:東京芸術劇場 コンサートホール

日時:2017年2月22日 (水)   午後7時

 大阪フィルハーモニー交響楽団は、今年創立70周年記念を迎える。1947年「関西交響楽団」という名称で生まれ、創立から2001年までの55年間、朝比奈隆が常任指揮者・音楽総監督を務めた。その後、2003年から9年間、音楽監督を大植英次が務め、現在は2014年から首席指揮者を務める井上道義と2016年に指揮者に就任した角田鋼亮の2人体制のもと活動を展開している。活動は本拠地であるフェスティバルホールでの「定期演奏会」(年10回、毎回2公演開催)をはじめ、ザ・シンフォニーホールにて平日昼間に開催している「マチネ・シンフォニー」や平日夜の少し遅めの演奏会「ソワレ・シンフォニー」、大阪のメインストリートである御堂筋や中之島の街角で繰り広げる音楽イベント「大阪クラシック」など多彩な演奏活動を行っている。

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◇クラシック音楽◇歴史的名盤CD選集

2017-02-20 10:14:27 | 歴史的名盤CD選集


【歴史的名盤CD選集】



~ドイツの名ピアニストのワルター・ギーゼキングが弾くモーツァルト:ピアノ音楽全集(全63曲)~

モーツァルト:ピアノ音楽全集(全63曲)<K1~K616>

<Disc 1> 

1 メヌエットとトリオ ト長調 K1 
2 メヌエット ヘ長調 K2
3 アレグロ 変ロ長調 K3
4 メヌエット ヘ長調 K4
5 メヌエット ヘ長調 K5
6 グラーフのオランダ語歌曲「われら勝てり」による8つの変奏曲 ト長調 K24
7 オランダ歌曲「ウィレム・ファン・ナッサウ」による7つの変奏曲 ニ長調 K25
8 アレグレットの主題による6つの変奏曲 ヘ長調 K54 
9 メヌエット ニ長調 K94
10 サリエリの歌劇「ベネチアの定期市」のアリア「わがいとしのアドーネ」による6つの変奏曲 ト長調 K180 
11 フィッシャーのメヌエットによる12の変奏曲 ハ長調 K179 
12 ピアノ・ソナタ第1番 ハ長調 K279
13 ピアノ・ソナタ第2番ヘ長調 K280  
14 ピアノ・ソナタ第3番変ロ長調 K281
 
<Disc 2> 

1 ピアノ・ソナタ第4番 変ホ長調 K282  
2 ピアノ・ソナタ第5番 ト長調 K283 
3 ソナタ楽章(アレグロ) ト短調 K312
4 ピアノ・ソナタ第6番 ニ長調(デュルニッツ・ソナタ) K284 
5 ピアノ・ソナタ第7番 ハ長調 K309
 
<Disc 3> 

1 ピアノ・ソナタ第9番 ニ長調 K311 
2 ピアノ・ソナタ第8番 イ短調 K310
3 ボーマルシェの喜劇「セビリヤの理髪師」のロマンス「私はランドール」による12の変奏曲 変ホ長調 K354
4 カプリッチョ ハ長調 K395
5 フランスの歌「ああお母さん聞いて」による12の変奏曲(きらきら星変奏曲) ハ長調 K330
6 ピアノ・ソナタ第10番 ハ長調 K330
 
<Disc 4> 

1 ピアノ・ソナタ第11番 イ長調(トルコ行進曲) K331
2 ピアノ・ソナタ第12番 ヘ長調 K332
3 フランスの歌「美しいフランソワーズ」による12の変奏曲 変ホ長調 K353
4 ドゼードの喜歌劇「ジュリー」の「リゾンは眠った」による9つの変奏曲 ハ長調 K264
5 ピアノ・ソナタ第13番 変ロ長調 K333
 
<Disc 5> 

1 8つのメヌエットとトリオ K315a
2 グレトリーの歌劇「サムニウム人の結婚」の行進曲の主題による8つの変奏曲 ヘ長調 K352
3 ソナタ楽章(アレグロ) 変ロ長調 K400
4 幻想曲とフーガ ハ長調 K394
5 フーガ ト短調 K401
6 幻想曲 ハ短調 K396
7 幻想曲 ニ短調 K397
8 ヘンデルの手法による組曲 ハ長調 K399
9 パイジェルロの歌劇「哲学者気取り」の「主に幸いあれ」による6つの変奏曲 ヘ長調 K398
 
<Disc 6> 

1 小葬送行進曲 ハ短調 K453a
2 サルティの歌劇「とんびに油揚」のミニヨンのアリア「小羊のように」による8つの変奏曲 イ長調 K460
3 グルックの歌劇「メッカの巡礼」の「われらが愚かな民の思うには」による10の変奏曲 ト長調 K455
4 幻想曲 ハ短調 K475
5 ピアノ・ソナタ第14番 ハ短調 K457
6 ロンド ニ長調 K485
 ソナタ楽章とメヌエット 変ロ長調 K追加136
7アレグロ
8メヌエット(アレグレット)
9アレグレットの主題による12の変奏曲 変ロ長調 K500
 
<Disc 7> 

1 6つのドイツ舞曲 K509
2 ロンド イ短調 K511
3 ピアノ・ソナタ第18番 ヘ長調 K533
4 ロンド ヘ長調 K494
5 アダージョ ロ短調 K540
6 ピアノ・ソナタ第15番 ハ長調 K545
7 ピアノ・ソナタ第19番 ヘ長調 K追加135&K追加138a

<Disc 8> 

1 ピアノ・ソナタ第16番 変ロ長調 K570
2 デュポールのメヌエットによる9つの変奏曲 ニ長調 K573
3 小さなジーグ ト長調 K574
4 ピアノ・ソナタ第17番 ニ長調 K576
5 アンダンティーノ 変ホ長調 K236
6 メヌエット ニ長調 K355
7 アダージョ(グラスハーモニカのための) ハ長調 K356
8 「女はたいしたものだ」による8つの変奏曲 ヘ長調 K613
9 アンダンテ(自動オルガンのための) ヘ長調 K616

 ピアノ:ワルター・ギーゼキング

CD:東芝EMI CC25‐3765~72(CD8枚組)

 ドイツの名ピアニストであったワルター・ギーゼキング(1895年―1956年)が遺したCD8枚組からなる、「ギーゼキング:モーツァルト/ピアノ音楽全集(全63曲)」は、今日に至るまで、その存在意義は少しも失われていない。これは、ギーゼキングが1956年、モーツァルトの200年祭を記念して録音したものであり、確かに音質自体は、最新の録音技術と比らべると、硬質で重々しいには違いないのだが、音の輪郭はしっかりと捉えられており、充分とは言えないが鑑賞に耐えられるレベルには達している。特に挙げておきたいことは、一人のピアニストが短期間で録音したことによって、一貫した流れの中でモーツァルトのピアノ音楽全63曲の全体像を掌握できることであり、このことは何事にも代えがたい素晴らしいことなのだ。当時“新即物主義”の旗手と言われたギーゼキングは、この録音でも楽譜に忠実に演奏していることが聴き取れる。そして、このことが、モーツァルトの実像を白日の下に映し出す、他に代えがたい貴重な録音ともなっている。ところが、楽譜に忠実にといってもギーゼキングの場合は、杓子定規の硬い演奏スタイルとはまったく異なる。音質自体が実に輝かしい響きを持っているし、確信に満ちたピアノタッチによって、モーツァルト独特の世界を陰影豊かに表現しているのである。(蔵 志津久) 

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