栗の木を食べる虫は、主にクワガタとカミキリです。両方とも、木の皮を傷つけて、そこに卵を産み付けます。卵から孵った幼虫は、木を食べながら内部に入っていきます。小さな幼虫を見つけて駆除すれば被害は少なくなるでしょうが、たくさんあり大きな木のどのあたりにいるのか、それこそじっと無い時間見ないと見つけられないでしょう。しかも、食い破った中に卵を産み付けるので、わかりにくく、私はこれまでに見たことがありません。
虫に食べられて、枝が無くなってしまいました。右に伸びている太い枝は何とか生き残っていますが、それでも穴があいていて、虫が入っているようです。右下の方に細い枝が写っていますが、これを折らずにおくと、だんだん太くなり、虫にやられた部分が完全にだめになっても、立ち直れます。
クワガタは子供たちに人気がありますが、カミキリはさっぱり。これまでに、何年にもわたって、クワガタをずいぶん捕っては子どもたちに分けてやりました。
虫が食べた木くず。これが根元にうずたかく盛り上がっている所もあります。
クワガタやカミキリを捕獲するのは、夕方が一番です。真昼は、本能からどこかに避難しているのか、暗くなりかかると彼らは活動を始めます。たぶん鳥や蛇などに食べられる可能性がありますから、その時間帯は木の葉の裏とか、幹の穴の中などにいるのでしょう。そして、深夜になるとあまり活動していません。
枝を切り落とした後に穴が二つ。このようにどんどん食い込んで、もっと複雑な穴に生っていきます。こういう穴の中には、ゴキブリがたくさん住んでいます。
わが家の栗の木もずいぶん被害をうけました。倒されては新しいのを植えたりの繰り返しでした。しかし、最初に植えたものが、何本かそのまま残ってもいます。立ち直った木もあります。
立ち直った木。芯が食われて無くなってしまいました。左から若い芽がでて、上に伸びて立ちなおしました。右の枝は下の方はやられていますが、その上に若い枝がでています。若い枝は色つやが違います。
汗だくになって仕事をしても、あまりメリットが無くなってきたので、そろそろ終わりにしようかなと思って、新たに苗木を買い足すことはしなくなりましたが、そうかと言って全部無くしてしまうのも、ちょっと寂しいなという気持ちもあります。なかなかすっきりと終わりにすることができません。
栗の木のメンテも大変ですね。趣味で植えているのと生産農家として植えているのとでは取り組み方も違うのでしょうけどクワガタ発生は子供達にとっては栗の収穫より嬉しいでしょう。西隣のばあちゃん80歳越えても梅の苗木を植えています。生きる希望を植えているのだと思います。
栗の木、たいへんですね。
たしか、松喰い虫ってのもカミキリムシでしたよね。
それにしてもspaさんのお宅って広大では・・・。
栗の収穫は見た目落ちてる物を拾っていて簡単なようですが、落ちるとすぐに虫が入り駄目になるので、収穫は大変ですね。
果樹ではいくら大木になっても、小さい虫数匹で枯らしますね。
我家でこの被害が一番多いのはイチジクで、次がリンゴです。
昨年はクルミの大木を2本枯らしました。
今年は南高梅の1本が、少しの枝を残し本体が枯れ込みました。少しの枝で生き返ったら良いのですが・・・