季節の「うえの」

上野周辺の四季折々の見所や、地元民ならではの楽しい情報を中心に、日本茶に関する話や明日から使える?発見をお届け致します。

ヘブンアーティスト IN TOKYOとTOKYO数寄フェス@上野恩賜公園

2016-10-24 12:57:49 | Weblog

初めにお詫び申し上げます。

 

事前にご案内しておけばヨカッタ・・・

 

 

ここのところ、暖かい太陽が降り注ぎ、冷たい風が吹くさわやかな日が続いております。

 

そんな中、芸術の秋、芸術の上野で、本当にたくさんのイベントが行われていました。

 

商店街の中では、「アメ横商店街」が、<国立西洋美術館・世界遺産登録記念>で、くじ引きを開催しており、

 

我が、上野中通り商店街(うえちゅん)では、ハロウィンイベントで、子供たちが魔女に扮したお姉さん達を探し、

 

お菓子をもらってスタンプラリーをするゲーム、と商品券が当たるくじ引きが開催されました。

 

また、上野の各美術館では、秋の特別展が様々始まり、上野の山はまっすぐ歩くことも大変なほど多くの人で賑わっていました。

 

 

そして、その中「TOKYO 数寄フェス」なるイベントも開催されていました。

 

 

開催概要ホームページ(このイメージビデオがとてもかっこいい!)

 

これは、文化の杜・上野と上野ゆかりの岡倉天心(世界に日本の芸術文化の精神を紹介した)の「茶の本」より

 

「数寄」という言葉を軸に繰り広げられたアートやコンサート、ワークショップです。

 

上野=お茶と言えば、東京都茶業組合加盟店の当店もひと肌脱ぎたいところですが、大企業の「伊藤園」が協賛されており、

 

斜に構えてイベントをみに行ってみようという程度で上野公園に行ってみました。

 

 

結論から言うと、お茶屋の端くれとして申し訳ございません。見学できませんでした。

 

 

なぜかというと、この日上野公園内では「ヘブンアーティスト IN TOKYO」という、

 

 

イベントが開催されており、公園内いたる所で人垣ができており、大変楽しく時を過ごしてしまったからです。

 

なんと、3日間で150組の東京都公認のヘブンアーティスト(大道芸人)が集結しているんです。

 

 

外国からのゲストアーティストも園内を非常に盛り上げ、よくご存じ「中国雑技術団」、この椅子の女性は、

 

 

以前サントリーの「燃焼系アミノ式」のCMで、駅のホームでくるくる回る回転女子高生の演技をされた方だそうです。

 

 

コントや手品、音楽演奏など本当にたくさんのアーティストがパフォーマンスし、最後は輪になって歌い踊り、行列するなど

 

あっといまに、屋外は真っ暗、風は冷たく、調子に乗ってTシャツ1枚で出かけた私にはもう限界の気候になっていました。

 

 

盛りだくさん過ぎて、上野のイベントが1日で回れないなんて、なんて贅沢なんでしょうか。

 

これに美術館、博物館の特別展をご覧の方は、一泊しても充分に素晴らしい上野を体験でき、

 

彦摩呂さんがいたならきっと「ここは芸術のディズニーランドや!と言いそうなくらい、

 

存分に楽しめる1日でした。(イベント自体は金曜から3日に間開催)

 

もちろん、大人だけでなく子供たちも大喜び。上野は来るだけで芸術に身近に触れられ、走り回って体も動かせ、動物園に行け、買い物もできる。

 

是非とも、秋の上野にお越しくださいますことをお待ちしております。が、一点ご注意。人が多いのでお子様は、手と目を離さないようにお願いします。

 

今度は、イベントは事前にお知らせ出来るように精進いたします。

 

 

 

 

 

 

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ラジオショッピングの商品を考えてみる

2016-10-21 16:11:18 | Weblog

こんにちは、茶坊主の見習い店員です。いつもありがとうございます。

 

 

最近、よくラジオを聴きます。というのも、お気に入りのラジオがあり、それを聴いているうちに

 

 

他のも聴くようになったというところです。

 

 

その中で、ラジオもさることながら、「ショッピング」を楽しみにしている方も多いのではないでしょうか。 

 

 

ラジオショッピングにしろ、テレビショッピングにしろ、商品を紹介するCMは欠かせずに、売り口上も含めて楽しいですよね。

 

 

過日、ラジオショッピングで「掛川茶」を販売するコーナーがありました。

 

 

各お店色々な売り方があり、売り文句があるので、楽しく聞いていましたが、

 

 

場末のお茶屋として、少しそのお茶を分析してみたくなりました。もちろんお茶を見ていないので何とも言えませんし、

 

 

耳の情報から推測するもので、決して、販売者を悪口を言う意図はないので、ご了承くださいね。

 

 

<聞こえてきたフレーズ>

「静岡県掛川市のお茶」「お茶は荒茶(あらちゃ」「農家の方が自分たちの為だけに作っている、まかない茶」

 

「めったに市場に出回らない」「特別なお茶」「太陽の恵みをいっぱい受け、アミノ酸たっぷり」「5杯で脂肪燃焼効果も」

 

「静岡県のお茶品評会で「農林水産大臣賞」を受賞した、お茶園(もしくはお茶屋)が作ってる」

 

「今だけ、なんと200g入りを8袋で1,6㎏で5,980円、送料無料」「差し上げても喜ばれる」・・・

 

 

こんな感じのPRアナウンスでした。

 

 

まず、荒茶(あらちゃ)とは・・・

 

 

上記をご覧いただければわかるように、茎や粉などが混じっている、つまり選り分けていないお茶です。

 

この荒茶から、茎や粉を取り、形をそろえて「火入れ・乾燥」という作業を経て、仕上げ茶になります。

 

この形の揃え方、粉と茎の抜き方、火入れの仕方が製茶問屋の腕の見せ所です。

 

そして、この仕上げ茶を、味と香りを鑑別しながらブレンドするのがお茶屋の腕の見せ所です。

 

簡単な比較↓↓↓

 

 

 

次に、値段。

 

1,6kで6,000円弱とすると、1袋200gが約740円。わかりやすく100gにすると370円のお茶です。

 

一般的な相場からすると、お茶の摘採、摘まれた時期は6月中盤。いわゆる5月頃の「新茶」ではないと考えられます。

 

もし新茶だとしても、最晩期頃だと。となるとお茶自体も「煎茶」と「番茶」の境界線くらいの品質ではないでしょうか。

 

まあ、でも「荒茶」なので、煎茶の方に入るかも。(仕上げ加工していないので)

 

 

味としては、

 

太陽をいっぱい浴びてアミノ酸は、考えられません。アミノ酸=うま味は、玉露や抹茶などに代表されるような、新芽の時期に日光を遮ります。

 

うま味は、簡単に言えば、太陽を浴びると、カテキン、苦渋味に変わりますので、両成分がともに多いことは考えられません。

 

新茶の早い時期はうま味が強く、だんだん後半になるにつれて、苦渋味が出てきます。このバランスのいいところでお茶を摘むのがポイントです。

 

つまり、このお茶は、お値段からして、うま味より、どちらかというと、さっぱりした苦渋味が強い、多いと推測できます。

 

誤解が無いようにいうと、苦渋味は、決して劣っているわけではありません。味の好みですし、この味がカテキンですので、健康効果は

 

むしろ、お安い番茶の方がカテキン摂取という意味では優れていると言えます。

 

売り文句としては、

 

「農家のだけのまかないのお茶」ですが、農家の方はビールの方が好きなようです。

 

というと誤解されますので、冗談として、「荒茶」は、火入れ乾燥をしない分、お茶の葉に水分が多いため、傷みやすい、品質が急激に低下しやすいお茶です。

 

ですので、毎日生産される荒茶を工場内でその時期には飲むでしょうが、あまり、まかないとして隠して特別に飲むというほどのお茶ではないと思います。

 

一般のお店では、確かに「仕上げ茶」よりは、保存の上記の理由からもあまり見かけませんが、無いこともないと思います。

 

近所のお菓子屋さんでも見かけますし(笑)

 

また農林水産大臣賞は、この価格でしたら、全く関係のない話です。製茶問屋さんが受賞していたら、お茶の仕上げ技術の高さと、契約する茶畑の出来が

 

良かったんでしょうし、茶園でしたら、栽培管理が行き届いた熱心な農家さんということになります。

 

脂肪燃焼効果は、この価格帯のお茶なら、期待できるかと思います。が、薬でないので、明言を避けつつ・・・

 

 

ちなみに、今手元にある、それこそ「静岡県掛川市産」の今年の「荒茶」を比べてみました。

 

 

1番茶(新茶)4月下旬摘採

 

 

 

 

 

同じお茶工場で生産されたものです。ですのでほぼ同じ地域(あるいは同じ畑)の2番茶(6月初旬)

 

お茶の写真は難しいのでよくお分かりになるかわかりませんが、

 

1番茶の方が芽が細かい(=葉が柔らかい=うま味が強い)のがわかるかと思います。また色も鮮やかな緑色です。

 

一方、2番茶は、葉が少し扁平で大きくなって、緑色も浅くなっています。これは繊維が多い=葉が大きい(苦渋味がある)ということです。

 

(この2番茶は、2番茶でも比較的上質なものです。)

 

 

お茶自体を拝見していないので、なんとも言えませんが、上記のことをまとめると、何となく

 

このラジオショッピングで売られているお茶のグレードがわかるかと思います。

 

お茶自体は、よく「品質がわかりずらい」とお聞きしますが、この様に、少しづつ分類すると

 

多少はお分かりになられるかと思います。

 

しかし、やはり実際は、手で触って、鼻で嗅いで、舌で吟味してみないことにはわかりません。

 

こんな吟味を、日々コツコツ繰り返し、お客様にお届けするお茶をお届けしているのがお茶屋でございます。

 

長々と失礼を致しました。最後までお読みいただきありがとうございました。

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急須のキャップ 衝撃の事実!

2016-10-19 15:10:07 | Weblog

いま話題のキーワードで、ツイッターで知った方も多い「急須の先についているキャップ」のこと

 

世の中にはあまた情報がございますが、今このタイミングで、とあるお茶屋さんがツイートしたことが

 

話題になることに、面白さを感じます。

 

情報って、タイミングだったり、発信者だったり、発信場所(ツイッターなど)、もっと言えば、

 

誰に紹介され、その人を誰がフォローしているかによっても全然違うんでしょうね。

 

 

そうそう、あの<ピコ太郎>の【PPAP】も(*^-^*)

 

 

ちなみに、下記は、急須の先のキャップについて、今年3月に、朝のテレビ「ZIP!」にて、東京都茶業組合が

 

回答したもの。この時はあまり話題にならなかったような・・・

 

 

急須の先っぽのゴム ZIP取材のブログ(当ブログ

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当店スタッフ よもやま話

2016-10-01 12:00:39 | Weblog

こんにちは、いつもご覧いただきありがとうございます。

 

本日は、お茶屋のいち店員の私が、一筆失礼することが出来ましたので、色々な所感を書いてみたいと思います。

 

①全国茶審査技術競技大会に出場、昇段致しました。

(大会前の様子・大会会場は携帯の持ち込み禁止でした)

 

 

一年に一回、お茶を審査し、判別して点数を競う、若手茶業者の競技会があります。

全国より120名の選手が一堂に会し、東京からは選手に選考された10名が参加いたしました。

そのうちの一人に入ることが出来たわけですが、大会では獲得した点数によって段位が認定されます。

今まで、私はここ数年来「五段」までは順調に昇段していくことが出来ましたが、五段で足踏みしてしまい、

六段に上がることが出来ず、大きな壁を感じていました。

(ちなみに六段とは、40点満点で30点以上得点すること。七段以降は六段の認定を受けている者が対象で、

40点満点で80%、32点以上得点すること)

昨年、ようやく必死の思いで30点を獲得し、六段にあがり、少し自信が付き、今年は32点を取り七段になれました。

 

(懇親会にはエスパー伊藤さんが登場)

 

 

 

全国茶審査技術競技大会とは・・・「東京茶業組合ホームページ」

 

 (七段の認定証)

 

大相撲の「豪栄道」関ではないですが、(レベルが違いますが)苦しい時代を、抜けて結果が出る嬉しさを感じました。

 

*ちなみに当店のお茶の仕入れは、熟練の茶師が行っておりますのでご安心ください(笑)

 

 

②豪栄道関の<境川部屋>

 

前回、境川部屋は「足立区」というお話もありましたが、当店の本店と鳩ケ谷店の経路上にあることがわかり、ちょっと部屋の前を通ってみました。

軒先でお相撲さんが髪を結っていました。なんだか勝手に豪栄道関を身近に感じ、来場所の綱取りは私も応援したいと思います。

 

 

③子供の運動会にて

 

親子リレーに参加しました。張り切って全力でロケットスタート、自分でも、ケンブリッジ飛鳥選手か桐生選手かくらいの好スタートでしたが

三歩目、コーナーの入り口で、ピキっと太ももの肉離れ。決して無理はしてはいけませんね。皆さま、大切なのはコーナーです!

 

取り留めのない話で申し訳ございませんでした。茶の君野園の与太郎でございました。

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