季節の「うえの」

上野周辺の四季折々の見所や、地元民ならではの楽しい情報を中心に、日本茶に関する話や明日から使える?発見をお届け致します。

不思議な中国おばさん

2012-01-29 11:10:39 | Weblog

 

にーはお

 

アメ横はアジアの食品マーケットの店も多く、たくさんのアジアの方が仕入れにいらしゃっております。

 

そんなアメ横で、たまに出くわす、とても不思議なおばさんがいます。

 

そのおばさんは黒いボストンバックを持ち歩き、なにやら手書きの看板を持ったりして歩いてます。

 

たまに声を掛けられると、おもむろにボストンバックをあけ、中にこんもりと入った

 

草をみせて、なにやら販売しているようです。

 

しかも結構売れている様子。

 

 

おばさんが横を向いた隙に、ちょっと匂いを嗅ぐと、中華料理で食べたことある香りがします。

 

香菜、パクチーかなんかでしょうか?

 

日本語がわかる買い物したおばさん曰く「オイシイヨー、ヨクタベルヨ!」と言ってました。

 

しかし、ボストンバックにじかに入れてある野菜を買うということに抵抗がないのか?と

 

思いつつ、お国の違い、買い物の仕方の違いも感じておもしろく見ていました。

 

もっと中国語を勉強して、今度は買ってみたいと思います。


カテキン VS 風邪、featuringインフルエンザ

2012-01-27 12:59:05 | Weblog
またまたインフルエンザ流行のニュースをよく耳にする季節になってしまいました。
 
 
インフルエンザは、感染した本人ももちろんですが、家族や職場などにも
 
影響させてしまうかもしれないという大変恐ろしい病気です。
 
 
以前、2009年に当「季節のうえの」でご紹介させて頂いた記事を
 
もう一度、アップさせて頂きたいと思います。


 
新聞に掲載された昭和大学の島村教授の研究成果。
 
抜粋してご紹介させて頂きます


「カテキンは異なった作用を併せ持つユニーク物質と紹介」と島村教授。

そのうえで、


①細菌を攻撃する抗菌作用
②毒素を解毒する抗毒素作用
③ウイルスを抑える抗ウイルス作用


などがあるそうです。

このうち抗ウイルス作用は様々な実験であきらかにされている。

たとえば養豚場でブタを対象にした実験。

宮城県の養豚場でのブタを対象にした実験。

ブタは人間同様にインフルエンザにかかる。11月から1月までの期間、

緑茶から抽出したカテキン類を水に溶かし、普通のお茶の約4分の1の濃度にして

豚舎天井のスプリンクラーからブタに直接噴霧した。

実験の狙いは緑茶成分がインフルエンザを抑える効果を持つかどうかの検証。

生まれたばかりの子ブタは、母ブタから受け継いだインフルエンザ抗体を持つものの、

抗体の数は年々減少していく。逆にインフルエンザに感染すると抗体が増える。

この増減の具合を調べ、効果を検証しようというものだ。

その結果、緑茶成分を噴霧した子ブタは12月には抗体数がほぼゼロになり、

インフルエンザへの感染が認められなかった。噴霧をやめると1ヵ月以内に

抗体が増えた。

一方、比較対照のために水を噴霧しただけの近くの養豚場では、

同時期に子ブタの抗体が増えており、この地域でのインフルエンザが

流行していたと推測できる。

予防接種をして体内に抗体を作らなくても、鼻や口を通して緑茶成分を摂取すれば、

その抗ウイルス作用でインフルエンザ予防効果が見込めることを示しているという。

島村教授は「噴霧しただけで効果が見られたのがこの実験のおもしろいところ」と解説する。

お茶の抗ウイルス作用をうまく利用する方法がお茶を使ったうがいだ。

お茶どころ静岡県の榛原町にある坂部小学校では、

インフルエンザが猛威を振るう11月から2月くらいまで、緑茶うがいを励行している。

体育の後、給食の前など日に3-5回行っている。お茶は水筒に詰めて生徒が持参したものだ。

インフルエンザが流行した1998年初め、生徒の欠席率は近隣の小学校と比べ

明らかに低い数値となったという。うがいに使うお茶は、

いわゆるお茶の木から作られるお茶ならば紅茶でもウーロン茶でもよいそうだ。

島村教授は「お茶を使ううがいはインフルエンザにかかった人が他の人に

うつすのを防ぐのにも有効」と話す。島村教授らの実験ではお茶は市販のうがい薬とは働き方が違う。

市販薬がウイルスなどを殺菌してしまうのに対して、カテキン類はウイルスの

増殖を抑える働きがあるという。

とはいえ、お茶でうがいをするだけでよいわけではない。

規則正しい生活とバランスのとれた食事も欠かせない。

すべての細菌やウイルスに効くわけではないし、万病を予防するわけでもないのだが、

毎日、手軽に続けられる点はお茶ならではの長所といえよう。



☆☆☆日本経済新聞★★★


また本年1月13日の静岡新聞では、保育園の協力で2歳~6歳の子供約2万人を1日1回
 
うがいすることしない子に分け、20日間で37.5度以上の発熱が何回あったか調べたところ、
 
様々な別要因を除いて分析した結果、緑茶うがいする子はしない子に比べ、風邪を引く割合が
 
68%も少なかったそうです。水道水では30%、食塩水では50%、引く子が少なかったという結果がでました。
 
 
この結果、お茶に含まれる「カテキン」の殺菌作用が効果を大きくさせているのでは、と分析しているそうです。
 
 
 
濃いお茶でなくても、出がらしでも効果があると言われていますので、
 
風邪、インフルエンザ予防にも、またかかってしまったら、他人にうつさないために、
 
お家にあるお茶で、ガラガラ~っとしてみては如何でしょうか?
 
 
ぜひ、健康で楽しい冬をお過ごしくださいね

神品「清明上河図」 北京故宮博物院200選@東京国立博物館

2012-01-21 10:54:16 | Weblog

 

あらためまして明けましておめでとうございます。本年もよろしくお願い致します。

早いもので、年があけ20日が過ぎ、間もなく旧正月も迎えます。

新旧ともに「辰年」になります。

 

辰、「龍」と言えば、代々中国皇帝の様々なものにもあしらわれ、象徴的デザインでもあります。

 

その中国から、天下の名品と言われる至宝が、ただいま東京国立博物館に集まっております。

 

実は、この特別展のお知らせを交えて、新年最初の日記に致したかったのですが、

 

これがまた、非常に混んでいて、地元の利点で「空いたら行こう!」と思っておりましたが、

 

まったく空く気配もなく、逆に混雑は激しくなる一方でしたので、重い腰をあげ列に並んだ次第です。

 

時は、1月20日。おりしも東京では初雪が観測され、つめたい横風に乗って、

 

雪も頬に垂直にあたる朝、「きっとこんな日は空いているだろう!」と思っていった、

 

9時30開館の10分前。もうすでに、大行列。

 

平成館の前には幾重にも折り重なる列で大変な状況でした。

 

「開館前だから、でも中に入れば大丈夫だろう」という甘い考えも、9時40分には打ち砕かれました。

 

今回の最大の目玉は「清明上河図」。神品と言われ、本場中国でもめったにお目にかかれない

お宝中のお宝だそうです。」

 

結局、これを見るための大行列。

 

なんと開館10分で、係員さんのアナウンス「え~清明上河図は、ただ今120分待ちです」

 

 

「は?

 

まだ開館して10分だよ??待っている人からは、どよめきがわきました

 

ふと、愛・地球博の開館してすぐアトラクションに行ったら「8時間待ちです。」に匹敵する

 

驚きでした。しかし、愛・地球博は、予約も含めているみたいな感じでもあったので、

 

実際全員が並んでるわけではなかったように記憶していますが、

 

こちらは、すでに並んでいますんで、いったい何時並べばスムーズにみれるのか疑問になりました。

 

そこで、係員さんに聞いてみました。

 

「並ばなくては見れないのか?展示方法は?」

 

すると、、、

 

「巻物なので、腰の高さに斜めに展示してある。すべて中国からの指示なので・・・

一列でご覧頂いております。」

 

ようやく会場に入場したのは、到着から1時間後。

 

その時にはすでに240分待ち。入場を入れると5時間待ちです。

 

その長さにあきらめて、他の名品をゆっくり鑑賞することにしました。

 

やはり多少は混んでいますが、それでもしっかりと鑑賞でき、

 

本当に素晴らしいお宝の数々に思わず時間が過ぎるのを忘れてしましました。

 

そして肝心の「清明上河図」ですが、これは一列で皆さんがカニ歩きでご覧になっていました。

 

だいたい30mくらいの通路を半分に分け、後方は通路、前方は並んだ方が鑑賞という感じです。

 

身長170㎝の人が、背伸びすれば後ろからその作品の上半分は存在が確認できました。

 

 

なので、「清明上河図」のもう一つの見る方法として、インターネットで充分見てから

実際は存在を確認して「見た」ことにすることです。

 

実際に、公式ホームページからは、すごい仕組みでじっくり見ることが出来ます。

 

「北京故宮博物院200選」公式ホームページ

 

この神品の展示は24日まで。たぶん空くことはないでしょう・・・

 

しかし、ぜひとも時間の合間をぬってでも

ご覧いただく価値のあるものであることは確かです。

 

この機会に上野に足をお運びください。

 

お待ちしております