あらためまして明けましておめでとうございます。本年もよろしくお願い致します。
早いもので、年があけ20日が過ぎ、間もなく旧正月も迎えます。
新旧ともに「辰年」になります。
辰、「龍」と言えば、代々中国皇帝の様々なものにもあしらわれ、象徴的デザインでもあります。
その中国から、天下の名品と言われる至宝が、ただいま東京国立博物館に集まっております。
実は、この特別展のお知らせを交えて、新年最初の日記に致したかったのですが、
これがまた、非常に混んでいて、地元の利点で「空いたら行こう!」と思っておりましたが、
まったく空く気配もなく、逆に混雑は激しくなる一方でしたので、重い腰をあげ列に並んだ次第です。
時は、1月20日。おりしも東京では初雪が観測され、つめたい横風に乗って、
雪も頬に垂直にあたる朝、「きっとこんな日は空いているだろう!」と思っていった、
9時30開館の10分前。もうすでに、大行列。
平成館の前には幾重にも折り重なる列で大変な状況でした。
「開館前だから、でも中に入れば大丈夫だろう」という甘い考えも、9時40分には打ち砕かれました。
今回の最大の目玉は「清明上河図」。神品と言われ、本場中国でもめったにお目にかかれない
お宝中のお宝だそうです。」
結局、これを見るための大行列。
なんと開館10分で、係員さんのアナウンス「え~清明上河図は、ただ今120分待ちです」
「は?」
まだ開館して10分だよ??待っている人からは、どよめきがわきました
ふと、愛・地球博の開館してすぐアトラクションに行ったら「8時間待ちです。」に匹敵する
驚きでした。しかし、愛・地球博は、予約も含めているみたいな感じでもあったので、
実際全員が並んでるわけではなかったように記憶していますが、
こちらは、すでに並んでいますんで、いったい何時並べばスムーズにみれるのか疑問になりました。
そこで、係員さんに聞いてみました。
「並ばなくては見れないのか?展示方法は?」
すると、、、
「巻物なので、腰の高さに斜めに展示してある。すべて中国からの指示なので・・・
一列でご覧頂いております。」
ようやく会場に入場したのは、到着から1時間後。
その時にはすでに240分待ち。入場を入れると5時間待ちです。
その長さにあきらめて、他の名品をゆっくり鑑賞することにしました。
やはり多少は混んでいますが、それでもしっかりと鑑賞でき、
本当に素晴らしいお宝の数々に思わず時間が過ぎるのを忘れてしましました。
そして肝心の「清明上河図」ですが、これは一列で皆さんがカニ歩きでご覧になっていました。
だいたい30mくらいの通路を半分に分け、後方は通路、前方は並んだ方が鑑賞という感じです。
身長170㎝の人が、背伸びすれば後ろからその作品の上半分は存在が確認できました。
なので、「清明上河図」のもう一つの見る方法として、インターネットで充分見てから
実際は存在を確認して「見た」ことにすることです。
実際に、公式ホームページからは、すごい仕組みでじっくり見ることが出来ます。
「北京故宮博物院200選」公式ホームページ」
この神品の展示は24日まで。たぶん空くことはないでしょう・・・
しかし、ぜひとも時間の合間をぬってでも
ご覧いただく価値のあるものであることは確かです。
この機会に上野に足をお運びください。
お待ちしております。