上野公園の中に、知る人ぞ知るパワースポットと呼ばれるところがあります。
パワースポットとは、何か目に見えない力が出ているというより、大地の流れ、気の流れ、エネルギーが集まるところなのだとか。
神様が鎮座する場所は、神様がいるからパワースポットとというより、パワースポットだから神様が鎮座しているのだと思うと同時に、
境内は何とも清々しい気持ちになる場所です。
そう、その場所が上野地区の鎮守の神様「五條天神」です。1900年の由緒があり、横にある「花園稲荷神社」は、縁結びの神様として人気があります。
この「五條天神」で5月27日、28日と、3年に一度「大祭」が行われ、本社神輿がでます。このお神輿は「千貫神輿」とも言われ、
大祭の日の日曜日、一日かけて各町会を回ります。
このようにご紹介したのも、6年前のこと。
3年に一度のはずが、コロナ禍により6年ぶりの大祭です。
五條天神さまの地域は、南は御徒町の向こう「黒門小学校」までありますが、東はJRの線路を挟んで上野公園側になります。線路の向こう側、丸井などは下谷神社の地域です。
(青が五條天神、赤が下谷神社。大まかですが)
下谷神社は、先週13日、14日と行われ、大人の神輿はもちろん、子供の山車・神輿も出て、久しぶりに子供たちの声が返ってきました。
地域には、町名とは別に町会名があり、我々君野園のあたりは「三橋五條町」という町会名です。他に、黒門町、元黒門町や上野町などなどあります。
町会ごとにお神輿(少し小さめの)を持っているところもありますが、大祭では「本社神輿」と言われる大きいもの<千貫神輿>が出ます。
ちなみに、お神輿を担ぐのにはルールがありまして、本社神輿の宮出し(神社から三橋五條町会脇まで)と宮入(三橋五條町から神社まで)は、
白い半纏を着た「氏子(うじこ)」でないと担げません。その他の各町会は、各町会の半纏を着た人が担いでいます。
気持ちが盛り上がって、飛び込んで担ごうとする見物客の方がいますが、それはNGで担げません。
(五條天神の氏子の皆様は紳士淑女ばかりですので、丁重にお断りされていますが、
荒い地域では手荒に放り出され喧嘩のもとにもなっています。)
お神輿は町会ごとに渡しますが、町会の駅、詰所が「神酒所(みきしょ)」です。
鳶の頭などにご協力頂きながら、町会の役員さん達で作っていきます。
本年の本社神輿が、私どもの町会(最後の町会)を渡るのは、日曜日の夕方6時半頃から7時半と予定しています。
上野の一番の賑わいの場所も通りますので、かなりの熱気もあります。
是非、五條天神さまのお徳にあやかってみてはいかがでしょうか