虹色仮面 通信

神出鬼没なオッサンが毎日感じたことを取り留めなく書き連ねます

高齢ドライバー対策

2019-01-17 05:30:10 | 社会

高齢ドライバーによる交通事故が後を絶たない。

昨日も13時半ごろ、東京都渋谷区千駄ヶ谷の明治通りで、乗用車が歩道に突っ込む事故があり、乗用車に乗っていた男女を含めて合わせて7人がケガをし、このうち歩道を歩いていた20代の女性と80代の男性の2人が重傷だという。

乗用車を運転していた70代の男性は「ペットボトルのお茶を飲み、むせて、フロントガラスに吐いた。びっくりしてブレーキかアクセルかを踏んでしまった」「そこから先は記憶がない」と話しているという。

運転しながらお茶を飲むのは、基本的にNGである。運転に専念(集中)するのが基本である。まして判断力が鈍るとされる高齢者には…。どうしても飲みたいなら、運転前後か停車して飲むべき。自分が年老いてきた認識がないと、こういう悲劇を招くのだ。

と同時に「呑気に歩道も歩けない時代になったなぁ」って思った。言い方がキツイかもしれないが、一寸先は闇である。それくらい身近なところに危険がある状況だといえる。

かくいう私も、この1年で高齢の方が運転する「自転車」に2度もぶつけられた(これまた軽微ながら交通事故)。こちらは歩道の端を(周囲に配慮しながら)歩いているだけなのに、勝手にこちら側に寄ってきて、ぶつかる(1回目は真ん前から、2度目は後ろから追突された)のだから逃げようもない。まるで磁石で引き寄せられるように。

あまりのことに怒るのを通り越して、呆れてしまったくらい。大したことがなかったから呆れるで済んだのだが、我が身の危険を感じたら激怒したに違いない。また自転車じゃなくて自動車なら負傷する可能性も高まるし、場合によっては死に至る場合もある。

この他にも、高齢のドライバー(自動車)が、アクセルとブレーキを踏み間違える事故が頻繁にある。これはAT車ゆえの事故ともいえる。また高速道路での逆走もたびたび発生している。

これらのことを踏まえ、私なりに高齢ドライバー対策を考えてみた。

・高齢者に該当する65歳以上の方(免許保有者)は毎年(誕生日前後に)運転免許の適性検査を義務化する。認知症はもちろん、運転に必要な各種機能が問題ないのかをしっかり測定し、一定の基準に達していない場合は免許の更新はできない。代わりに公共交通のパスなどを付与し、クルマの代替としてもらう。

・65歳以上の運転者は、マニュアル(MT)車しか乗れないことにする。AT限定免許なら、限定解除が更新の条件とする。MT車には、3つのペダル(+シフトチェンジ)を駆使しながら運転することが求められ、認知症を防ぐ効果もあるらしい。運動機能が追い付かないなら、不適格者なので、運転免許の更新はできない。ただ現状ではMT車が限られるので、自動車メーカーはMT車の選択肢を増やし、高齢ドライバーの需要を満たす必要がある。

・40代以上の中高齢者を対象に、積極的なMT車への買い替えの促進を図り、AT免許の限定解除と合わせて「何らかの恩恵」を与える。※40代、50代、60代と加齢に伴い各種機能が低下するので、40代から段階的に「何らかの恩恵」(注)を設ける。注:何らかの恩恵=やはり税(自動車税など)の優遇がベターかな?

ただし、公共交通が脆弱な地方在住者にはなんとも厳しい話かもしれない。

でも、人命に代わるものはない。万一、死亡事故を起こしたら、加害者も被害者もつらく厳しい現実に直面する。

そうなる前にどうするか?交通政策を含めて、検討する時期に差し掛かっていると思います。

まずは身の回りから。そして老眼が進んできた我が身も他人事ではありません。クルマを運転の際は、何よりも慎重に、周囲に配慮しながら安全運転です!


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1 コメント

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そうですね (おじじ)
2019-01-17 06:25:32
はじめまして。
高齢ドライバーがマニュアル車に回帰するのはアリかもしれないですね。
高齢になると、自分で予測しないことが起きることがたまにあります。
それが老いなんでしょうけど怖くなります。
自分では気をつけているんですが、それでも…。
根底から見直す必要はありますよね。

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