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シュンラン・4~開花

 先週はまだ蕾だったが、春の暖かい日が続いて開花した「シュンラン(春蘭)」。ラン科シュンラン属の多年草で、これは南大沢3丁目の遊歩道脇のもの。地味な色合いの花だが、魅力十分で、春には見ておきたい花のひとつ。
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フクジュソウ・7~果実

 拙庭の「フクジュソウ(福寿草)」はまだまだ花を咲かせ続けているが、春先に咲いていた花は果実が膨らんできた。フクジュソウはキンポウゲ科フクジュソウ属の多年草で果実は痩果が集まって金平糖のような形になってくる。カギ状残っているのは花柱で、痩果にはエライオソーム(Elaiosome=アリを誘引する物質で、オレイン酸などの脂肪酸、グルタミン酸、アミノ酸、蔗糖など)が付いていてアリによって巣に運ばれることが知られている。アリはエライオソームを取り除いたあと、種子を外に運び出すので、フクジュソウはそこで発芽することができる。このような植物を “アリ散布植物” と言うが、他にスミレ属、イチリンソウ属、カタクリ属など200種類以上あると考えられている。
 さて我が家のフクジュソウは毎年こうしてたくさんの花を咲かせ、花後には果実が膨らんでいるのだが、その後、種子ができた様子が見られない。この不稔を不思議に思っていたのだが、調べていると園芸品種に “フクジュカイ(福寿海)” という花があるのがわかった。これはミチノクフクジュソウ(陸奥福寿草)とフクジュソウの雑種で染色体が3倍体のために不稔となっている。栽培しやすいために園芸店で売られているのはほとんどがこのフクジュカイとのことで、どうやらこの株はフクジュカイである可能性が高い。
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セツブンソウ・14~果実

 節分の日に可愛い花を咲かせてくれた拙庭の「セツブンソウ(節分草)」。キンポウゲ科センツブンソウ属の多年草で、花が終わり袋果が稔り始めていた。以前、この種を植木鉢に蒔いて2世を育てたが、鉢植えから露地植えに移す際に、大きな塊根は移植できたが、幼株の塊根はいくつか見逃してしまった。種子が採取できたらまた蒔いて発芽を楽しむことにしよう。
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エンレイソウ

 活性酸素が老化やガンの原因のひとつとされていることは良く知られているが、その活性酸素を除去してくれるということで、近年 “水素水” が期待のホープとして登場した。確かに酸素と水素が結合すれば水になり活性酸素が無くなるというのはわかり易い。有名女優さんたちの後押しもあったりして水素水ブームが広がり、今ではアルミパウチやペットボトルのほか水素水生成サーバーも色々な種類が販売されている。
 私が利用しているスポーツジムでは約1年前からサーバーが備えられ、その効能については半信半疑ながら、私は専用のボトルを買って、これまでのスポーツドリンクに代えて水素水を飲んでいる。水素水の効能は科学的に実証されたわけではなく、時々インチキ水素水がニュースなどで話題になるが、昨日、たまたま東京医科歯科大学/藤田紘一郎名誉教授のお話を聞く機会があり、教授に直接 『水素水は活性酸素除去に有効ですか?』 とお訊ねしたところ、 『アルミパウチ容器やペットボトルではなく、生成されてすぐの水素水なら効能はある。』 という回答をいただいた。科学的な実証結果が出るまではまだまだ半信半疑だが、まあ毒ではないのでジム内に限ってしばらく飲み続けよう。
 藤田名誉教授は寄生虫研究、免疫学の第一人者で、その著書には 『笑うカイチュウ』 『免疫力をアップする科学』 のほか多数あり、現代病の “花粉症” “アトピー” “ぜん息” などは腸内細菌が鍵を握っていると解説されている。昨日のお話では “腸を鍛えれば125歳まで生きられる” ということだったが、さすがに125歳まで生きるつもりはない。まあ家族に迷惑をかけない程度に長生きできれば良い。
 写真はシュロソウ科(←ユリ科)エンレイソウ属の「エンレイソウ(延齢草)」。山地の林床などに生育し草丈は20~30センチ程度で、花弁のように見えるのは3枚の萼片。雄蕊は6本で、中央の雌蘂の先端は3つに割れる。大きな葉が特徴だがこれも3枚。エンレイソウ属の英名の “trillium” には、3を意味する “tri” が付いている。エンレイソウは中国では古くから民間薬として用いられており、生薬名を “延齢草根(えんれいそうこん)” と言い、高血圧、神経衰弱、健胃、腹痛などに薬効があり、寿命が延びるとされていた。確かに水素水よりは明確に効き目がわかりそうだ。
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イヌザクラ・10~芽吹き

 真冬にルビーのような美しい冬芽を見せていた「イヌザクラ(犬桜)」。バラ科ウワミズザクラ属の落葉高木で、次はどんな美しい芽吹きを見せてくれるのかと思っていたら、まあ普通の芽吹きでやや拍子抜け。一番外側に美しい色の芽鱗は残っているが、これも花茎が伸びる頃にはすっかりわからなくなっているのだろう。次は開花が楽しみ
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セントウソウ・4~早春

 セリ科セントウソウ属の「セントウソウ(仙洞草)」。仙人が住むような山奥に咲くという意味で名付けられている。花径はわずか2~3ミリで、早春では花弁が十分に開いていない。細かい切れ込みのある葉がセリバオウレンに似ているために「オウレンダマシ(黄連騙し)」の名前がある。これはセリバオウレンの根茎が健胃や整腸などの薬効があるのに対して、セントウソウは薬草にならないことからそう呼ばれている。
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ミスミソウ・2~白花

 キンポウゲ科イチリンソウ属の「ミスミソウ(三角草)」。その葉が浅く3裂し三角形になっていることから名付けられている。同じ仲間のスハマソウ(洲浜草)は3裂した葉の先端が丸いのを砂浜の海岸線の丸みに喩えている。しかし実際にはその中間形も多く、判断に迷うこともあるようだ。写真は白花だが、他に青色ピンク色など変化が多い。ミスミソウの葉は常緑でユキノシタでも深い緑色を保っていることから「ユキワリソウ(雪割草)」とも呼ばれるが、サクラソウ科サクラソウ属のユキワリソウとはまったくの別物。
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ツチグリ・5~全開

 晴れの日には丸まって強風で転がる形状だが、雨が降ると外皮が外側に拡がってその場所に腰を落ち着ける。先日見つけた「ツチグリ(土栗)」を1時間ほど水に浸しておいたら、外皮が大きく拡がってきた。外皮の外側は黒っぽいが内側には白い模様が見える。これは “菌子” で出来ているが、この菌糸が水分を含むと外側よりも膨らんで反り返る仕組み。そして露出した中央の袋に雨粒が落ちるとその衝撃で小さな穴から胞子を噴き出す。胞子は湿った時に活動し易いため、雨の日に胞子を出し晴れの日は移動するという巧みな戦略を取っている。ツチグリはツチグリ科ツチグリ属のキノコ。
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ハンノキ・3~雌花序

 長池公園外周の斜面で見ることができた「ハンノキ(榛の木)」。カバノキ科ハンノキ属の落葉高木で雌雄同株。先日は雄花序がぶら下がっている様子を見上げて撮ったが、この斜面では雌花序の様子が目の高さで見られた。雌花序の長さは2センチほどで、ひとつの雌花には赤い柱頭が2本あり花被片は無い。
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ツチグリ・4~晴天の旅人

 昨年の3~4月にNHKで大河ファンタジー 『精霊の守り人・シーズン1』 が放映され、今年1月から 『精霊の守り人・シーズン2』 が始まっている。これは上橋菜穂子原作で児童文学として世に出たが大人でも十分楽しめる物語になっている。舞台は我々が住む世界とは異なる世界での冒険物語で 『ナルニア国ものがたり』 『ゲド戦記』 『指輪物語(ロード・オブ・ザ・リング)』 などと同じジャンル。登場人物の名前がバルサ、タンダ、チャグム、トロガイなど馴染みが無いものばかりで初めは覚えにくく、テレビで見ていると物語の進行についていくのが大変だが、文庫をじっくり読んでみると理解が深まる。作者の上橋菜穂子さんは文化人類学の研究者でもあり、異世界の “新ヨゴ皇国” “カンバル王国” “ロタ王国” などの成り立ち、環境の違い、人種特性などをまさに文化人類学的に表現していて、読み始めるとすぐにその世界に引きずり込まれる。女主人公バルサ(NHKでは綾瀬はるかさんが好演)の活躍は “守り人” シリーズで展開され、新ヨゴ国皇太子チャグムの冒険が “旅人シリーズ” となり、 『精霊の守り人』(野間児童文学賞新人賞他受賞) 『闇の守り人』(日本児童文学者協会賞受賞) 『夢の守り人』 『虚空の旅人』 『神の守り人 来訪編・帰還編』(児童福祉文化賞他受賞) 『蒼路の旅人』 『天と地の守り人 ロタ王国編・カンバル王国編・新ヨゴ皇国編』 の構成で全10巻になる。少年の冒険心をお持ちの方には是非お薦めしたい。
 写真は乾いた野道に転がっていた「ツチグリ(土栗)」。ツチグリ科ツチグリ属のキノコで、雨が降らず乾燥した日が続くと外皮が内側に丸まって風でコロコロ転がり移動することができる。そのためツチグリには “晴天の旅人” という洒落た名前が付けられている。雨が降ると外皮が外側に拡がりその場に留まって胞子を放出する。
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