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ザクロ・2~開花

 南大沢2丁目の京王線高架下に生えている「ザクロ(柘榴・石榴)」。ミソハギ科(←ザクロ科)ザクロ属の落葉小高木で、果実は秋に赤く熟す。ザクロの原産地はイラン東部やインドのヒマラヤ方面とされており、ペルシア湾東方の “ザクロス山脈” が、名前の由来という説もある。ザクロは果実の食用のほかの果皮や種子などはいろいろな用途があり、鏡などを磨く材料としても使われていた。時代小説などに出てくる湯屋の表現で、洗い場から湯船への出入り口を “石榴口” と呼んでいるが、これは風呂に入る姿の “屈み入る” を “鏡鋳る(鏡を磨く)” と掛けたことからできた名前。花が終わったあとの萼片は “タコさんウインナー” に見える。
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イボタノキ・2~開花

 早春の美しい芽生えの枝が何の樹なのかずいぶん考えさせられたが、それが「イボタノキ(疣取木・水蝋木)」であったことを、今月初めにやっと判明できた。そこで今度はその花の様子だが、筒状の花の長さは7~8ミリで先端は4裂している。イボタノキは幹にイボタロウムシが寄生することから名付けられているが、私はまだその “労務士” を見たことが無い。ちなみにそのイボタロウムシの分泌する “いぼた蝋” はロウソクなどの原料になったようだ。イボタノキはモクセイ科イボタノキ属の落葉低木。
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ヒメハギ・7~発芽

 ゲンノショウコの発芽とともに拙庭でもうひとつ観察中のものが「ヒメハギ(姫萩)」。ヒメハギ科ヒメハギ属の多年草で、各地で見られる野草だが、当地では個体数が少なくいつも見つけられるかどうかやきもきさせられている。そこで、去年の夏に種子を採取して、植木鉢に蒔いていたら、春に小さな葉が出てきた。当初は雑草なのかヒメハギなのか判断がつかなかったが、少し育ってくると確かにヒメハギの葉のようだ。しかし花期はもう過ぎており、1年目に花は咲かなかった。開花は来年に持ち越し。
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サイハイラン・4~長池公園里山

 長池公園里山地区の雑木林にある「サイハイラン(采配蘭)」。ラン科サイハイラン属の多年草で、武将が戦場で揮う “采配” に似ていることから名付けられている。サイハイランなどラン科植物の花の雄蕊と雌蕊は合着して蘂柱(ずいちゅう)となっているが、写真ではその先端に黄色い葯が見える。
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イイギリ・5~雄花

 先日は雌花だったが、今回は雄花の観察。蓮生寺公園の「イイギリ(飯桐)」はかなり高くなっていて花は肉眼では確認できない。しかし雄株の下には花粉を出して役目を終わった雄花が大量に落ちていたので、その形を確認することができた。直径1センチほどで多数の雄蕊がある。
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