柏崎地区の神社です。
平安時代に安房の国司となった源親元をお祀りしています。
嘉保3年(1096年)から康和(1100年)とされています。
永久2年(1114年)親元の死を伝え聞いた人たちが居宅跡に祠を建てたのが国司神社の始まりだそうです。
沼の総持院、天満神社、高ノ島の弁財天、沖ノ島の宇賀明神は親元の創建とされています。
珍しい丸い手水鉢、三つ鱗の紋があります。
大正5年(1916年)建立の本殿、向拝は後藤橘義定の作品、彫刻が見事です。
この彫の深さは初めて見ました。一見の価値があります。
高台にあるので館山城が見えます。
国司様の居たころは、目の前が波打ち際でした。
里見城ができる500年ほど前のお話です。