震災後,原発事故の被害が広がり,広い地域に退避勧告や屋内退避の指示が出されました。
ニュースでは,退避地域の病院に取り残された寝たきりの患者と,その治療を続ける医師,看護婦の超人的な努力が報道されていました。病院の関係者の中にはすでに避難していった人も多く,残った数少ないスタッフが不眠不休で看護に当たっているのです。
「しかし,患者を残してよく避難できるなあ」と私。
「いろんな事情があるんでしょ」と妻。
「だって,患者は寝たきりなんだよ。医者や看護婦が逃げちゃ…」
「逃げたっていったって,もしかしたら地震で家族が被害にあっているかもしれないじゃない」
「…」
「もし家族が行方不明だったら,私だってそっちを優先するわ」
話を聞いていた子どもたちも,妻の言葉にうなずいています。
確かに,今回の大震災では自分や家族の命をかけた「究極の選択」を迫られた人がたくさんいたにちがいありません。自分は安全なところにいながら,事情も知らずに安易な批評は慎むべきかもしれません。
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すっかりご無沙汰しております。
震災地のお亡くなりになった方々に心よりご冥福をお祈り致しますとともに、震災の真っ只中にある方々には一日でも早い復興を心よりお祈りいたします。
震災地の医療の最前線からのレポートがあります。
http://medg.jp/mt/2011/03/vol89.html
なかなか興味深いレポートと思います。
読んでいて涙が出ました。
馬鹿を根絶しないといけません。