以前、コメンテイターの方に教えていただいたTIMEの記事(→リンク)によれば、実験の結果、単位音節当たりの情報量(ベトナム語を1とした場合の指数)は、
中国語 0.94
英語 0.91
スペイン語 0.63
日本語 0.49
で、日本語が最も低い。
前回、中央日報の社説で調べた値は
英語 700音節
中国語 720音節
韓国語 750音節
日本語 1200音節
でしたから、傾向としては概ね合致しています。
韓国語の単位音節当たり情報量は日本語よりずっと多く、英語や中国語に近いのでしょう。
さらに、TIMEに紹介された実験では単位時間(一秒)当たりに発せられる音節数を
中国語 5.18
英語 6.19
スペイン語 7.82
日本語 7.84
としています。
これが何を意味するかはっきりとは書いていないけれど、この数字が高いほど、早口に感じる、聞き取りにくい、とほのめかされているようです。
中国語→英語→スペイン語→日本語の順で「早口」?
うーん、これはずいぶん実感と違うなあ。
日本語は母語なので、聞き取りにくさはわからないけれど、私にとっては、スペイン語や中国語より英語のほうがずっと聞き取りにくいと思うんですけれど。
「聞き取りにくさ」はたんに単位時間当たりの音節数によるのではなく、その複雑さ(種類の多様さ)によるところが大きいのではないでしょうか。
韓国語に関していえば、単位時間当たりの音節数はきっと英語とスペイン語の中間あたりにランクされるんでしょうが、音節の種類が多いことを考えれば、少なくとも日本人にとって、「聞き取りにくい」言語になるでしょう。
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