斉木です。
引き続き半月前のことなど。
今月のはじめに高円寺文庫センターが移転しました。このブログをお読みの皆様には「高円寺文庫センター」のことを説明する必要は無いかと思いますが、19年間営業した場所からの移転でした。
新しい場所は同じ北口にあり、文庫センターの支店でもある「茶房高円寺書林」のすぐ近く。純情商店街というのでしょうか、以前の場所よりも人通りの多いところです。
これにより、従来高円寺文庫センターで使用していた本棚が不要となり、我々のプロジェクトに寄付していだけけるとのこと。そこで、旧文庫センター最終営業日の翌日6月4日月曜夕方に搬出準備に行ってきました。
メンバは私と、文庫センター移転作業の手伝いをしていた李さんが現地で合流。
実はこの間5月末から6月頭にかけては朗読情報のフリーペーパー「
東京リーディングプレス」の制作と配布などもあり、更に忙しさに拍車をかけていたのですが、それは古本屋としての私とは無関係なことなので、ここでは割愛。
4日の夕方に話を戻すと、さすがに前日まで営業していただけあって本棚の一部には本が残ったまま。更に壁の本棚は置いてあるだけではなくて釘やらネジならで強固に固定してあったので大変でした。本の箱詰めをやっているスタッフの横で電気ドリルや釘抜を使って汗だくになりながら壁と本棚の分離作業。文庫センターのスタッフの皆さんからしたら随分じゃまだったと思います。すみませんでした。
いただく本棚はトータル10本くらい。これは現地での使い勝手の他に輸送費の関係から2トン車に載る量に限定したものです。数時間の格闘の後、なんとか翌日には積み込むだけというところまでこぎつけて、この日は終了。
翌日は朝9時にトラックが来るということで、8時過ぎに高円寺へ。
早めに待機しているつもりだったのに、トラックはあまり待つことも無く到着。なんでも高崎から下道で来たとか。
前回の引越しの時にお世話になった運送屋さんもものすごい長距離移動だったけど、今回の方も朝6時頃高崎発→高円寺→高遠→大門峠経由で上田→高崎という強行軍を日帰りでこなすとか。頭が下がります。
積荷が本棚だけなので積み込み作業は1時間ほどで終了。そして今回は高遠で大塚さん、平野さんが待機しているため、高円寺組の作業はこれで終了。10時半ころには高円寺駅へ。
私はその足で東京駅に出て高速バスで名古屋へ。実家に泊まって翌日は愛知県立美術館のプライスコレクション展(伊藤若冲とか酒井抱一とか)を見てきました。
高遠で本棚受け取った二人は作業量が多くて大変だったみたいです。申し訳ない。
今回は高円寺文庫センターの本棚をいただいたわけですが、他にも多くの方々から本棚を寄付していただいております。
昨年秋まで西荻窪にあった子供のための本屋「かもめブックス」。西日暮里にお住まいのライターNさんUさんご夫妻など。西荻窪MIXIコミュから「本棚あげます」のトピに飛びついてもらいに行ったこともありました。
皆様ありがとうございました。
このあとももうちょっと続きます。