「本の町プロジェクト」ブログ

日本にも「ヘイ・オン・ワイ」のような本の町があったらいいな、から始まった物語。高遠での活動を経て次のステップを準備中。

どうなる?店舗名

2007-06-26 21:07:04 | Weblog
北尾トロが書きます。
高遠での活動、その経緯について、大塚さんや斉木さんが書いてくれたとおりです。
やっと第1歩目が踏み出せためでたさと、これからどうする的な不安が入り交じった
心境で、みんなボチボチやっております。

当面の課題は、店舗オープン。

まずは名称を決めねば、ということで、連日メーリングリストでの
やりとりが続いています。
20くらいは候補が出たのかな。

あと、お金の分担や収入の分配についてもルール決めが必要。
その他モロモロ、課題山積ながら、前を向いて走り始めたことだけは
確かなようです。

次回ミーティングで、どこまで前進できるか。
たぶん店名くらいは発表できるんじゃないかな。お楽しみに!

全員集合

2007-06-24 14:01:34 | Weblog
どうも、毎日が日曜日の斉木です。でも今日は世間も日曜ですね。

「空白期間の思ひ出」は今回が最後(たぶん)。

6月11日~12日に高遠にスタッフ全員集合してミーティングの場を持ちました。4月下旬に高遠の物件をはじめて見に行ってから、実質1ヶ月ほどで引越しという慌しいスケジュールだった為、本来の目標である「本の町」と高遠での営業との関係、高遠での営業形態、「本の町」実現に向けての体制づくりなど、確認しておかなければならない事項が山積のまま。そこで、泊り込みでとことん話し合ってある程度の意識合わせができれば、という予定でした。


がしかし、11日の昼過ぎに到着すると先に着いていた文雅新泉堂野崎さん、レイドバック平野さん、大塚さんはダンボール移動作業の真っ最中。入り口入って右側の部屋に高円寺文庫センターからの本棚を設営するため、ここにあったダンボール箱をどけているんだとか。29日の引越しのときにはとにかく早くトラックから降ろすことを優先したため、この部屋は重い本の入ったダンボール箱が一杯。慌しくコンビニ弁当を掻きこみ、われわれも作業に参加する。
もともとハートランドの店にあった本のダンボール箱はほとんどこの部屋に入れていたので、かなり大変な作業になってしまった。
ダンボールの行き先は蔵。当初の構想では蔵の部分も手をいれて本棚やテーブル、椅子などを置いてお客さんがくつろげる場所にするつもりだったのが、ちょっと難しくなってきたかも。理由はそれだけではなく、工事の手をいれても2年後にはでていかなくてはならないので、費用面とかトータルで判断する必要があるということです。


数時間かけてこの部屋を空にしたあと、本棚を入れる前に畳を撤去。お客さんが土足で入ることが出来るように床にはカーペットを敷くことにする。カーペットといっても絨毯みたいのではなくて、よくオフィスにあるようなロール式の薄手のもの。
ホームセンターへ買出しに行って自分たちで敷きこむ作業。この手の作業は平野さんが得意とするところなので基本お任せ。あと、北尾さんが意外と上手くやってたので意外だった。一番忍耐力なさそうなのに・・・。


これらの作業が終了した時点で日没を迎える。
慌てて温泉へ。夜8時半ころで受付終了なのだ。その時間だと高遠の街中の食堂はあいていないので、コンビニに寄って各自食料を調達する。

再び戻ったときには既に9時過ぎ。コンビニ弁当やらカップめんやらの貧しい食卓を囲んで、ようやく今回の主目的であるミーティングの開始である。

なんかいろいろ話しましたが、長くなったので次回まとめて書きます。
終わったのは3時過ぎか4時近かったかもしれない。

翌朝早く、当日予定のある野崎さん、北尾さんが帰京。
残りの大塚さん以外のメンバも昼過ぎには帰途についたのでした。






本棚をもらいました

2007-06-22 16:47:33 | Weblog
斉木です。
引き続き半月前のことなど。


今月のはじめに高円寺文庫センターが移転しました。このブログをお読みの皆様には「高円寺文庫センター」のことを説明する必要は無いかと思いますが、19年間営業した場所からの移転でした。
新しい場所は同じ北口にあり、文庫センターの支店でもある「茶房高円寺書林」のすぐ近く。純情商店街というのでしょうか、以前の場所よりも人通りの多いところです。

これにより、従来高円寺文庫センターで使用していた本棚が不要となり、我々のプロジェクトに寄付していだけけるとのこと。そこで、旧文庫センター最終営業日の翌日6月4日月曜夕方に搬出準備に行ってきました。
メンバは私と、文庫センター移転作業の手伝いをしていた李さんが現地で合流。


実はこの間5月末から6月頭にかけては朗読情報のフリーペーパー「東京リーディングプレス」の制作と配布などもあり、更に忙しさに拍車をかけていたのですが、それは古本屋としての私とは無関係なことなので、ここでは割愛。


4日の夕方に話を戻すと、さすがに前日まで営業していただけあって本棚の一部には本が残ったまま。更に壁の本棚は置いてあるだけではなくて釘やらネジならで強固に固定してあったので大変でした。本の箱詰めをやっているスタッフの横で電気ドリルや釘抜を使って汗だくになりながら壁と本棚の分離作業。文庫センターのスタッフの皆さんからしたら随分じゃまだったと思います。すみませんでした。

いただく本棚はトータル10本くらい。これは現地での使い勝手の他に輸送費の関係から2トン車に載る量に限定したものです。数時間の格闘の後、なんとか翌日には積み込むだけというところまでこぎつけて、この日は終了。


翌日は朝9時にトラックが来るということで、8時過ぎに高円寺へ。
早めに待機しているつもりだったのに、トラックはあまり待つことも無く到着。なんでも高崎から下道で来たとか。
前回の引越しの時にお世話になった運送屋さんもものすごい長距離移動だったけど、今回の方も朝6時頃高崎発→高円寺→高遠→大門峠経由で上田→高崎という強行軍を日帰りでこなすとか。頭が下がります。

積荷が本棚だけなので積み込み作業は1時間ほどで終了。そして今回は高遠で大塚さん、平野さんが待機しているため、高円寺組の作業はこれで終了。10時半ころには高円寺駅へ。


私はその足で東京駅に出て高速バスで名古屋へ。実家に泊まって翌日は愛知県立美術館のプライスコレクション展(伊藤若冲とか酒井抱一とか)を見てきました。
高遠で本棚受け取った二人は作業量が多くて大変だったみたいです。申し訳ない。


今回は高円寺文庫センターの本棚をいただいたわけですが、他にも多くの方々から本棚を寄付していただいております。
昨年秋まで西荻窪にあった子供のための本屋「かもめブックス」。西日暮里にお住まいのライターNさんUさんご夫妻など。西荻窪MIXIコミュから「本棚あげます」のトピに飛びついてもらいに行ったこともありました。
皆様ありがとうございました。


このあとももうちょっと続きます。







営業許可をとりたい

2007-06-21 20:54:33 | Weblog
こんばんは、斉木です。

昨日書いた部分で思い出したことがひとつ。

30日には引越し荷物をそのままに帰途についたのでしたが、すぐに帰ったわけではなく、役場と水道局と保健所に寄ったのでした。
メンバーは書肆月影大塚さん、レイドバックの平野さん、私の3人。

目的は、高遠でも喫茶や簡単な食事を出したいと思っており、その営業許可条件を探るため。ハートランドを作ったときも同じようなことをしましたが、この許可は都道府県単位で出されるため長野県ではどんなもんかと。
結果、東京に比べるとかなり厳しいようでした。保健所による許可は主にハード面の条件を満たしていることが必要なのですが、シンクの数、従業員用設備の完全分離、更には保健所によるチェックの前に業務委託を受けた民間の指導員?(申請条件を満たしているかどうか確認し、改善点をリストアップしてくれる。正式名称忘れた)のチェックが入ることなど様々なハードルがある。

極め付きは保健所内にある食品衛生関連の外郭団体によるペーパータオルやら冷蔵庫の温度計やらの売り込み。申請時に必要な諸々の長いリストを見せられたのですが、各々メーカー名や銘柄まで指定されてる。もちろんこれ以外の銘柄でも条件を満たしていれば差し支えないという話でしたが、「みなさん申請時にまとめて購入されてます」とか言われたら(しかも許可を出す当の保健所内で)殆どの人がこのパック(数万円とか結構な値段)買ってしまうのだろうな。
っていうか、行政側が特定のメーカーの商品を薦めるのっていいんだろうか?保健所が直じゃなくて外郭団体だからアリなのか?
いろいろ心配になる経験でした。

とはいうものの、上下水道や換気扇のことなど、具体的な改善点が洗い出せただけでも意義のある訪問でした。食品衛生責任者についても他府県での講習が終了していればOKとの話だったので、すでに東京都の手帳をもっている私がそのまま就任することで少し節約できそう。

というわけで、まだまだ続く。


引越し完了

2007-06-20 11:21:24 | Weblog
ハートランドの斉木です。

大塚さんの記述にもあるように、この半月ぐらいは高遠への引越し作業とハートランドの店舗閉店などが重なって珍しく多忙。ここの更新が出来ない状況でした。
いつも見てくださっている皆様、無駄足踏ませてしまい申し訳ありませんでした。
思い出せる範囲でその時のことなど書いてみます。


5月29日昼前に杉並のハートランドと座間の大塚宅から荷物を積んで4トン車で出発。トラックには同乗出来なかったので、我々は別の車で追いかけて高遠に夕方4時頃到着。スグに荷下ろしを開始したのですが、さすがに中年オヤジの弛んだ肉体には4トン2台分の荷物は堪えました。ヘトヘトになって終了したのが日没頃(はっきり覚えてないけど多分7時過ぎとか)。もう何かやる気力なんて無し。
でも、運んでくれた運転手さんたちはそのまま京都へ向かって次の仕事なんだとか。スゲー!

31日にはハートランドを営業していた店舗物件を不動産屋に返却する必要があったので、運んだ荷物の片付けは後回しにして翌30日に帰京。31日ギリギリまで片付けと掃除を行い、10年営業した杉並区西荻北のハートランド店舗営業は終了したのでした。

しかし、感傷に浸るヒマなどなく(特に感傷も無いんですが)まだまだ肉体労働の日々は続くのだった。(続く)

写真は荷物を運び出した後の元ハートランド。


「高遠古民家暮らし」は別のブログへ

2007-06-14 13:13:46 | Weblog
※以下の文章は、古本屋「書肆月影」大塚が書きました。

このブログもえらく間隔が空いてしまったが、これには理由があって、私が引越やら片付けやらで忙しかったうえに、ネットに繋げる環境になかったために、全然更新ができなかったのである。高遠でネットに繋がるには、ケーブルテレビという選択肢しかなく、その工事がやっと今日完了したのだ。

もちろん、誰かが書きつないでくれていたもの、と思っていたのだが、誰も書いていなかった(泣)。このブログは今後、その時々に、誰かが更新してくれるものと思うが、「書肆月影」の高遠での日々の暮らしは、私的なものなので、別のブログで始めることにする。

以下、カレンダー的備忘録。

5月29日(火)~30日(水)

座間市発 「書肆月影」引越→高遠へ。4トントラックに詰め込むも、積みきらず、本が十数箱残る。
西荻窪発 「ハートランド」引越→高遠へ。4トントラックに何とか収まる。

その日はメンバー一同、高遠に泊まり、翌日、大塚含めて帰京

6月4日(月)~6日(水)

大塚と平野さん、高遠に来て、黙々と片付け、整理。5日(火)、高円寺の書店から譲り受けた大量の本棚の荷受けをする。

6月7日(木)

大塚、座間のアパートの引き渡し立ち会い。五年ちょっとの座間暮らしが終了

6月8日(金)

大塚、新宿駅南口発高遠行きの高速バスで、高遠入り。以後、古民家定住

6月11日(月)~12日(火)

高円寺の本棚の組み立て、片付け等で、メンバー高遠入り。今まで多忙で来られなかった「杉並北尾堂」北尾トロさん、初めて古民家と対面。夜のミーティング、疲れから何も決まらず。一同宿泊し、大塚以外は帰京

古本屋「書肆月影」大塚の高遠暮らしは

「伊那谷 高遠 ふみぐら日誌」へ
http://blog.livedoor.jp/kaguradon/