「本の町プロジェクト」ブログ

日本にも「ヘイ・オン・ワイ」のような本の町があったらいいな、から始まった物語。高遠での活動を経て次のステップを準備中。

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高遠掃除行・其の弐

2007-05-18 22:00:01 | Weblog
※以下の文章は、古本屋「書肆月影」大塚が書きました。

掃除旅行二日目は、古民家の土蔵の整理から。疲れてはいたが、朝八時くらいから始める。

土蔵は一階二階とあるのだが、今日は一階部分のみ手を付けることとする。なにしろいろいろなものがあって、農作業の器具から、古い着物から、手づくりの鳥籠から、少しカビの生えた漆器から、千差万別。それを使えそうなもの、そうでないものに分けていく。価値のありそうなものは二階へ、古民家のオブジェに使えそうなものはまた戻しておいた。
蔵のなかというのは、価値のあるなしは別にしてタイムマシンの到達地みたいなものだから、昨日の苦行に比べたらはるかに楽しい。しかし、効率も悪くて、使い途のわからない珍妙なものが出てきたりすると、すぐに作業が止まってしまう。時代を感じる紙の束が出てきただけで、すわ古地図か古文書かと人がたかってくる・・・。(結局、無地の紙束だった・・・)
とりあえず、引越の時に本を運び入れるだけの空間は確保できた。

土蔵の作業が終わったところで、食堂に行き、早めの昼食をご馳走になる。コロッケ、ハム、味噌汁、漬物などなど。

また古民家に戻り、軽く部屋の掃除をした後、帰京することにした。

途中、下諏訪に立ち寄り、共同浴場「遊泉ハウス児湯」で汗を流したあと、諏訪大社をお参りする。

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高遠掃除行・其の壱

2007-05-17 21:18:46 | Weblog
※以下の文章は、古本屋「書肆月影」大塚が書きました。

古民家に残っている大家さんの家財・荷物のうち、使わないものを大家さんのビルの二階に移動する作業のため、高遠まで泊まりがけで出かける。今回の参加メンバーは斉木さん、平野さん、野崎さん、李さん、そして私の計五名からなるお掃除オジチャン、お掃除オバ・・・お姉サン。

朝七時に八王子に集合し、ひたすら高速道を奔る。皆さん、朝は苦手なクチで眠そうなのに、舌は滑らか。途中、ファミリーレストランで軽く腹を満たし、十一時くらいには大家さんの食堂に着く。挨拶をしてから、古民家に向かい、大きな家具を土間に出したり、小物を函に詰めたりの作業を延々とする。

だいたいの目処が付いたところで、大家さんに用意してもらった軽トラックに荷物を詰め込み、食堂の二階へと運搬を始める。これが思ったより量が多くて、二十回以上は往復しただろうか。食堂の入口で待ち受けている分隊も大変で、二階まではエレベータがないので、階段の上り下りで荷物を運び入れた。

古民家の荷物をいったん、食堂の二階にすべて運び込んだ時点で、少し遅い昼食。大家さんの手づくりの味噌ラーメンをご馳走になる。

食事のあとは、この二階の荷物を効率よく積み上げる作業をする。二階は結構広いのだが、全部使用できるわけではないので、全体の四分の一ほどの空間に寄せなければならないのだ。大きいもの、背の高いもの、滅多に使わないものを奥に、そうでないものを手前にと組み合わせていき、何とか収まった。

ここまでの作業で、今日はガス切れ。あとは明日にまわそう。
クルマで高遠の中心街に出て、『さくらの湯』で汗を流し、遅い時間でも開いていた蕎麦屋『華留運(ケルン)』で一同、高遠そばを啜る。
古民家に戻って、ビールとコンビニで買ったつまみ(の不味さに呪いのコトバを浴びせつつ・・・)を少し口にした後、早めの雑魚寝となる。広い家だから、ひとり一室である。

いちばん鶏の鳴き声と、クルマの通行音に悩まされた者、そうでなかった者、約半数ずつ。

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西荻窪で会議

2007-05-14 12:55:15 | Weblog
※以下の文章は、古本屋「書肆月影」大塚が書きました。

西荻窪「ハートランド」で、「本の町」プロジェクトの打ち合わせ。
出席者は、「杉並北尾堂」北尾さん、「文雅新泉堂」野崎さん、「れいど・ばっく」平野さん、「ハートランド」斉木さん、李さん、そして私の六名。店の真ん中のテーブルで議論していたから、お客さんには迷惑を掛けたかも知れない。(ちなみに「ハートランド」では、閉店セールとして、二冊以上お買い上げの方二割引となっています)

誤解をされている方がいるようなのだが、高遠の古民家に住み込みで常時いるのは私ひとりで、他のメンバーは交代で助っ人に来てくれることになっている。いわば、高遠の古民家は共同経営みたいなものなのだ。
そこで運営にかかる費用、本の売り方、喫茶飲食宿泊のやり方などなどについて、話し合いの場を設けたわけだ。
すべてに結論が出たわけではないけれど、まあ当座のやり方の目処はついた。やってみないとわからないことだらけで、今後も試行錯誤は続く、と思う。皆さまも見守っていてください。

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有望物件、ついに契約までこぎつける

2007-05-10 23:16:09 | Weblog
※以下の文章は、古本屋「書肆月影」大塚が書きました。

その後、大家さんと連絡をとり合い、とうとう本日、高遠の不動産屋さんにて契約をすることになった。
荷物の移動などの段取りもあって、他の同行メンバーは、「れいど・ばっく」平野さんと李さん。ドライバーは、平野さん。なぜか、前日、平野さんから、「車中の音楽はBob Dylanの"One more cup of coffee (for the road)”(1975)にしましょう。LPのギンズバーグの解説が素敵なんです。私は、この曲を高遠のイメージ・ソングに決めました」、なんて不思議なメールが来て、実際、この曲が車中で流れる。これが昔からの平野さん流こだわり。

昼は食堂で食べて、という大家さんのご好意に甘え、現地に着くなり、三人で手作りの食事をいただく。トンカツ定食にいろいろ副菜が付いたもの。古民家の裏で飼っている名古屋コーチンの卵も添えてあった。

その後、私と大家さんはクルマで高遠の街なかの不動産屋さんへ、平野さんと李さんは古民家で移動の下見をする。

契約の時に、あの後、ずいぶん問い合わせが多くて困った、という話を不動産屋さんから聞いた。大家さんがあなたたちを気に入ってくれたので、それが良かった、あとは地元の人たちと仲良くつきあって欲しい、とも言われた。地元とのつきあいって、たとえば消防団とかに入らないといけないのですか、なんていう間抜けな質問をしたら、おたくの年齢では入りたくても入れません、と笑われた。確かに、足手まといになるだけだろう。
古民家の分譲物件もHPに掲載されていたのだが、そちらも決まりそうだ、という。高遠は人気があるのだろうか。それでも賃貸の古民家が出ることは滅多にない、ということだ。

不動産屋さんを出た後、また古民家に戻り、四人で移動の段取りをする。家電製品、家具などはほとんど常備されているのだが、古本屋として機能させることを考え、要るモノ要らないモノを分けていく。要らないモノは大家さんの借りているビルの二階に収納する予定。これは今月半ばに、四五人で、泊まりがけでおこなうつもりだ。

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高遠と本の町

2007-05-06 14:23:15 | Weblog
ハートランドの斉木です。

いよいよ今月で今のハートランドの店舗は最後になります。10年間ありがとうございました。

同じ月にようやく新しい拠点になりそうな高遠の家を借りることができて、ちょっとホッとしています。ただ、本来の目標であった「本の町」とここでの活動は重なる部分もあるとはいえ同じものではありません。「本の町」では、いろいろな興味を持つ人たちが、それぞれ自分達のやりかたで参加し、営業についてもある程度独立して行うような形になると思います。しかし、それぞれは独自の活動をしつつも全体が「本」というキーワードでゆるやかに結びついた形になるでしょう。

それに対して、今回の高遠での営業はお客さんからみると一軒の古民家を利用した独立した古本屋です。そこには喫茶、食事やイベントスペース、簡易宿泊などの機能が付随したものにはなりますが、あくまでも営業主体としては単一のものになると思います。そして、運営についてはここに住む書肆月影の大塚さんが中心になり、他のスタッフがそれをサポートしていく形を考えています。

とはいえ、いまのところ我々の頭の中だけにある「本の町」で実現されるであろう情景を、かなり具体的な姿でお目にかけることが可能になります。これは大きな一歩だと思っています。
いつ頃から実際にお客さんをお迎えできるようになるかは未だはっきりしませんが、初秋ぐらいにはなんとかできたらいいなと個人的には思っています。ご期待ください。





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高遠の古民家、仮契約

2007-05-04 00:33:14 | Weblog
※以下の文章は、古本屋「書肆月影」大塚が書きました。

高遠の古民家だが、その後、大家さんと何度か話をし、諸条件がまとまった。
ざっくりしたスケジュールで言うと、来週中に契約、月内に私の家財道具と譲り受けた本棚の運び入れ、六月最初から契約開始という算段になりそうだ。ただし、本棚の一部は六月にずれ込む可能性大、私の雑本は数千冊はありそうで2トン車では無理、土蔵の古民具の置き場所が難題(東京に運ぼうか)、など運送に関する悩みがいろいろ出てきて、思案している。まあ、これはこれで楽しい。

こちらには人手があるので、清掃とか、大家さんの荷物の移動などは、まとめてやることにした。このへんは田舎暮らしの「呼吸」であって、すべて清掃が完了し、設備機器も完全なところへポンと入り込む、というわけにはいかない。大家さんにしたって、家具、食器、電化製品などはそのまま使って良い、という条件を出してくれているのだし。

高遠の古民家が、「本の町」とどう関わっていくか、についてはアイデアはいろいろあるけれども、まだ未知数の部分も多い。何しろ「本の町」が日本にないのだから。ただ、ここで体験する成功も失敗も、間違いなく将来の布石になることだけは、メンバー一同の共通した認識だ。

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