弁理士の日々

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諏訪・高島城訪問

2024-05-05 09:48:44 | 趣味・読書
前号で紹介したように、4月29日30日、松本に一泊し、1日目に松本城、2日目に諏訪の高島城を訪問しました。ここでは、2日目の高島城について紹介します。
朝、JR特急あずさで松本を発ち、上諏訪で下車しました。駅前の観光案内所に立ち寄って情報を仕入れ、徒歩で高島城に向かいました。

上諏訪駅から南に向かうと、高松城北側のお堀にかかる冠木橋に到達します。

冠木橋と天守

現在の高島城の地図(上が南)と、古地図の高島城(上が北)を対比します。この古地図は、こちらのブログで紹介されていました。
同じブログに掲載されている古地図の高島城周辺(上が北)と、現代の地図(上が北)を対比します。
現代の地図の上端付近にJR上諏訪駅、下端近くに高島城が位置しています。上諏訪駅の東側で線路を北から南へ渡り、並木通り沿いにお城に向かいます。並木通りは途中、右に直角に曲がりまた左に直角に曲がるクランク状となっています。そして、上記古地図にはまさに、高島城の北側に同じクランク状の道が形成されています。
高島城はその昔、「浮城」と呼ばれていました。古地図によると、高島城が諏訪湖の中に建っていたわけではないのですが、高島城の西に諏訪湖湖畔が迫っており、高島城はその四周を田んぼで囲まれていたようです。市街地は現在のJR上諏訪駅付近に存在し、その市街地から高島城までは、田んぼの中にクランク状の一本道が形成され、それが唯一のお城への道でした。田んぼに水が張られていたら、まさに四周を水に囲まれた「浮城」に見えたことでしょう。

高島城に至る途中に、三之丸湯跡がありました。

三之丸湯跡


冠木橋と冠木門


冠木門(城外から)


冠木門(城内から)


石垣


諏訪護国神社


天守と藤棚

お城の南西隅に角櫓が再建されています。

角櫓


角櫓、冠木橋と天守


天守


天守

天守閣の中に、下の由布姫の人形が飾られていました。

由布姫
私は「諏訪御前」が記憶にあります。子供の頃、テレビの時代劇ドラマで見ました。諏訪氏のお姫様で、父親が武田信玄に滅ぼされ、その後に信玄の側室(勝頼の母親)になるという悲劇の主人公です。ネットで調べたら、「諏訪御前=諏訪御料人=由布姫」ということで、私の記憶と繋がりました。
風林火山 (1969年のテレビドラマ)(ウィキ)
『「風林火山」(ふうりんかざん)は、NETテレビ(現・テレビ朝日)の「ナショナルゴールデン劇場」枠で1969年1月30日から同年3月6日まで放映されたテレビドラマ(時代劇)。
キャスト
山本勘助:東野英治郎
武田信玄:緒形拳
由布姫:栗原小巻』
由布姫を演じた女優は栗原小巻で、その点も私の記憶通りでした。
ただし、以下の高島城の来歴からも明らかなように、現在の地に高島城ができたのは、由布姫の時代よりも後のことになります。

高島城の来歴(ウィキ
『中世、諏訪郡の領主であった諏訪氏は現在の諏訪高島城の北方に位置する茶臼山に高島城(茶臼山城)を築いて居城とした。諏訪氏の滅亡後、・・・高島城は武田氏による諏訪郡支配の拠点となった。
天正10年(1582年)3月の武田氏の滅亡後、・・・1590年(天正18年)に諏訪頼忠が武蔵国奈良梨に転封となり、代わって日根野高吉が、茶臼山にあった旧高島城に入城した。

日根野は1592年(文禄元年)から1598年(慶長3年)にかけて、現在の地である諏訪湖畔の高島村に新城を築いた。
1601年(慶長6年)日根野氏は下野国壬生藩に転封となり、譜代大名の諏訪頼水が2万7千石で入封。再び諏訪氏がこの地の領主となり明治維新まで続くこととなった。
1875年(明治8年)に天守閣など大部分の建造物は破却もしくは移築され、一時は石垣と堀のみとなり、翌1876年(明治9年)高島公園として一般に開放され、1900年(明治33年)に諏訪護國神社が建てられた。
現在は二の丸、三の丸が宅地となり、1970年(昭和45年)には本丸に天守・櫓・門・塀が復元され、高島公園として整備された。』

JR上諏訪駅の観光案内所で、この近辺のおいしいお店を紹介してもらいました。紙の裏表におすすめの蕎麦店と鰻店が記された地図をいただきました。昔は諏訪湖でうなぎが獲れたのでうなぎ店が多い。ただし現在は諏訪湖では獲れない、とのことでした。
諏訪湖周辺のうなぎ屋のおすすめ人気ランキング4選には、
『信州諏訪湖の周辺は、うなぎ屋の激戦区です。浜松・三河一色と並ぶ天然うなぎの名産地で、昔から漁獲量・消費量とも多く、湖を囲む長野県諏訪市・岡谷市・下諏訪町には約30店舗が集中しています。』とあります。

当初は、高島城のすぐ西に位置する「ねばし」を目指しました。到着するとどうでしょう。定休日でした。ちらしによると定休日は月曜です。本日は火曜で営業中と考えていたのですが、よくよく見ると「祝日の場合は翌日」との記載がありました。
そこで、次の目標を「うな藤」に変更しました。まずは琵琶湖畔に向かいます。

諏訪湖
琵琶湖畔を北に進みます。途中、諏訪赤十字病院の側を通りました。

諏訪赤十字病院

そして、「うな藤」に到着しました。案の定、多くの客が順番待ち中でした。
やっと順番が到来しました。
メニューには、うなぎ2枚、3枚、蒲焼き3枚+白焼き1枚、などが並んでいます。最近東京でうな重を注文すると、うなぎ2枚では物足りなさが残ります。そこで蒲焼き3枚を注文しました。

うな重
びっくりしたのは、うなぎが肉厚であることでした。3枚完食したらおなかがパンパンになりました。
食事後、歩いてJR上諏訪駅に向かいました。特急あずさ指定席を予約しています。うなぎ屋さんでの順番待ちでずいぶん時間が消化したのですが、それでも十分な待ち時間が残っていました。
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