弁理士の日々

特許事務所で働く弁理士が、日常を語ります。

親指シフトキーボード

2007-08-05 10:14:56 | サイエンス・パソコン
私は、キーボードとして親指シフトキーボードを使っています。親指シフトとは、ローマ字入力ではなく、カナ入力であって、なおかつホームポジションから打つことのできる3段のキー配置の中ですべてのカナを入力することができます。一つのキーに3つのカナが配置され(濁音も一つのカナとしてカウント)、そのキーのみ、そのキーと右親指シフトキーを同時、そのキーと左親指シフトキーを同時に打鍵することにより、入力するカナが選択されます。
下の親指シフトキーボード写真で、Vキーの下の背の高いキーが左親指シフトキー、Nキーの下が右親指シフトキーです。さらにその下に2つ並んでいるキーが、変換キー(右側)と無変換キー(左側)です。

このブログでも、親指シフトキーボード親指シフト(その2)などで触れてきました。

使っているキーボードは、Reudo社のRboard Pro for PCという機種で、もう発売中止になった機種です。1台4万円以上するキーボードで、私は職場用、自宅用、予備として3台所有しています。使い始めてから10年になります。予備機は、発売中止になる直前に購入しました。左下写真が全体像、右下写真はその主要部です。
  

今回、事務所のパソコン本体をリプレースしました。Pentium4ショップブランド品から、Core2Duo自作品(ASUS P5B Deluxe)に変更です。自作の顛末については別に記載するとして、従来から使用している職場の親指シフトキーボードをこの自作パソコンに繋いだところ、パソコンが立ち上がらなかったのです。試しに予備の親指シフトキーボードを引っ張り出して繋いでみたところ、こちらは正常に起動しました。
今まで職場で使っていた親指キーボードは、どうもパソコン本体と相性問題をかかえているようなのです。以前もこのキーボードで、Pentium3パソコン(ASUS P3B-Fマザー)2台のうち1台に繋いだときに、パソコンが起動しないトラブルがありました。
このようなトラブルに遭遇したとき、キーボードを複数保有していると問題がすぐに解決します。もしキーボードを1台しか保有しておらず、その1台が相性問題に遭遇したときは、どうにも解決ができずにパニックに陥るでしょうね。

ということで、予備機をはじめて使うことになったのですが、Reudo社のRboard Pro for PCというキーボードは使い始めに一つの問題をかかえています。
購入したままでは、キーの押し下げがやや渋いのです。そしてこの問題は、使い始めるとどんどん渋さが増していくのです。今までの3台がいずれも同じ問題をかかえています。
そしてこの問題は解決手法が分かっています。キースイッチにシリコーンオイルを点すのです。
10年前、Rboard Pro for PCをはじめて購入した頃、「キーが渋い」問題はネットでも議論の対象となり、「シリコーンオイルを点すといい」という発言がなされ、私は秋葉原電気街にシリコーンオイルを買いに走りました。ガード下の工具店にありました。そのときに購入したオイルを、今回も点します。
左下の写真がシリコーンオイルです。Rboard Pro for PCは、キートップを附属工具で簡単に外すことができます。右下の写真が、一部のキーのキートップを外したところで、キースイッチが露出して見えています。
  

すべてのキースイッチにシリコーンオイルを点滴し、キートップを再度装着して準備完了です。

Rboard Pro for PCは、キースイッチにシリコーンオイルを点すとまさによみがえります。柔らかなキータッチ(ふにゃふにゃするほどです)は親指シフトに最適で、まさに至福を感じることができます。

下の写真は執務デスクです。

机上には先日購入した25.5インチワイド液晶と、今回交換した親指シフトキーボードが並んでいます。そしてその左側の広い机上空間に書類を広げ、明細書をはじめとする文章を紡ぎ出していくのです。
机の下、椅子の向こうに見えるのが新しいCore2Duo自作パソコンです。また、スタンドの向こうにはキャノンのA3モノクロプリンターが見えます。
コメント (2)
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