LUNACY

cygnus' blog

「109人目はあなたです。」

2012-04-01 23:00:24 | 街・散歩・小旅行
“絆 109SMILE 109LOVE”
まぁ複数系になっていないのは、ツッコミしないでおこうw。

ギャル男お兄系ファッションのメッカ、109MEN'Sのエントランスの全面ポスター。
コレ、おそらく108人(煩悩の数だw)いるんだよね。
それで、一番下のセンターの二人が広い目に腕組んで、スペースの空きがあって、そこで記念撮影ができるようになっていると。「109人目はあなたです。」

いやぁ、考えたなぁ。座布団一枚w。
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東日本大震災と福島第一原発事故に関する個人的メモ(2012.4.1)

2012-04-01 17:25:55 | 冴えない日記
エイプリルフールの日にこんなものをまとめるのは、いかがなものか?と思いつつw。
久しぶりにこの間気づいたことをアップしておきます。

☆東北地方太平洋沖地震(通称:東日本大震災)そのもの関連

・マグニチュードに対する誤解など
意図的操作とかさんざん言われましたが。基本的に、
速報段階:気象庁マグニチュード(15分程度で解析可能)
精密計算修了段階:モーメントマグニチュード(規模の大きい地震ほど全世界からデータ集めてスーパーコンピュータで計算)
でして、今回は、速報とのズレが結構生じたようです。9.0という値はモチロン後者。

・まだまだ地震が収束しきっていない
耳にたこでしょうが、まだまだ余震が起きてしまう予測のようです。
単純に余震発生回数を統計的にみても、プレートの動きで見ても。
東京でも、あら、まだ揺れるなってくらいですが、東北はもっともっと揺れてます。
前に書いたかもですが、宮古市の古文書の口頭伝承採録で明治の三陸地震では収まったは3年後だったとかあるそうなのですが、これ体感べーすでは、ソコソコ当たっているのかもしれません。

・また、津波について。
津波の波高自体と、遡上高をごっちゃにしている場合が多いのですが。
いろいろ落ち着いて精査して考えた方がいい場合もあるかと思います。
単純化してしまうと、波の高さが、入り江になると高くなって到達した標高を遡上高。
それから、今回の震災では、第2波~第5波くらいまでが、半端ない津波だったようです。1回でなかったということ。東北3県では数メートルの高さ。
また、この津波。
海底の泥と土を全部一緒に運んできています。波の上に浮かんだ船や車や瓦礫がさらに街を破壊し凶器となって人に危害を加えてしまいました。
単に、波が来ただけとは、全然違うので、誤解しないようにしましょう。

とりあえず、
地震について:http://www.jma.go.jp/jma/kishou/know/faq/faq7.html
今回の震災について:http://www.seisvol.kishou.go.jp/eq/2011_03_11_tohoku/index.html

ほかに、2011年は、
新燃岳噴火、新潟・福島豪雨、台風12号
とかもあって、すごいとしか言いようのない年でした。
台風12号ですが、明治に奈良県の十津川村を直撃し北海道への集団移転があったエピソードが有名ですが、今回もほぼ同じコースだったそうです。そして、規模なら負けず劣らず(それどころかやや大きかったかも(粗い概算らしいが))とのこと。


☆福島第一原発事故関連

・まず、震災発生当時、福島第二も女川も東通も、全部冷却系にトラブル発生していたというレポート
http://www.kahoku.co.jp/spe/spe_sys1098/index.htm のなかの「危機/何が起きていたのか」というpdfファイル。

・民間事故調のレポート
http://www.d21.co.jp/company/news/new_release/9784799311585
東電が取材拒否ということで、迫力不足に終わってます。
個人的なコメント↓
http://blog.goo.ne.jp/blaue_flugel/e/00183cfede9d33cc6b6743f8fcbc87f6

・事故のレポート(資料発表や記者会見)で気をつけなきゃないこと。

1. ベント(要するに容器内圧力下げるための、圧力逃し)
実行しようとして、ほとんどうまくいっていないということ(というか失敗多発)。
あたかも、これは成功したかのように勘違いしそうな記事が多し。

2. 配管(や容器)の損傷はない
これも、コンピュータシミュレーションであって、実際確かめられたわけじゃありません。放射線量高くて近づけないんだから。
だけれど、なんか、一連の報道を読むと、壊れてないと(あたかも確かめたかのような)受け取ってしまいそうなのが多し。

・技術的なこと
燃料取りだしとか言っていますが。。。
石棺方式(要するに、チェルノブイリと同じ)が検討されるべきなんじゃないかな?と。
全然、報道されていなくて不気味。いや、関連学会情報を調べればあるのかもだけれど。
おそらく、最も安全に(そしてかつ廉価に)収めるのは、これしかないという疑念がぬぐえないのだけれど。
とにかく、原子力ムラは、チェルノブイリよりマシに見せたいということにこだわっている気もします。
また、どこまでかわからないけれど、米英仏3カ国にとっても、西側でチェルノブイリ並みに堕落した事故は認めたくないという事情もあるのかも(いや、冷戦構造終わっているがw)しれない。し、この3カ国にとっては、(軍事的に原子力利用してきたこともあってテクニックあるから)ビジネスチャンスでもあるわけで、長引いてくれたり石棺にしないでくれた方が、ビジネスチャンス増えるとにらんでいるかもです(多分に私の邪推を含む(笑))。

もうひとつは、圧力容器および格納容器の耐圧の設計のこと。とくに圧力容器。とくに1号機。
確かに、燃料が溶けて水素が発生して圧が上昇してリークした、そして、燃料が溶け落ちた(制御棒の所はどうしても弱い)。
かなり容易に設計耐圧越えた印象があるんだよなぁ。ぐむむ。
やはり、設計にもちょっとマズイ点があったんじゃないか、検証が必要だとは思うのですよ。
というか、沸騰水型(BWR)でこれだけの事故になったんだから、加圧水型(PWR)だったら、どうなっちゃうんだよ?もっともっと内部に圧力かかっているぞ。
ぞっとする。。。。関西電力・九州電力・四国電力・北海道電力・日本原子力発電が使っていて三菱重工製のヤツね。

・汚染の話
昨年後半からホールボディカウンターで全身の被曝量測定のことが話題になっていましたね。
んで、結構、製造上・使用上の問題があって、作る側も使う側も問題点がわかっていなかったていう(笑)。
要するにカリウム40(今回の事故では発生していなくて、人間の体内に常時数千ベクレルある)を含めて計測してしまっている・いたというオハナシ。
んで、そこをキチンと考慮して計測したら、セシウム134/137の被曝した人はいても、微量で済んでいた。ほとんどが、このカリウム40の量よりもずっと少なかった。ということのようです。
今後も時間的にずっと、そして、より多くの人について調査する必要はあるかと思います。
が、おそらく、今回の原発で放射能原因よるガン・白血病にかかる方は、ほとんどおられないんじゃないかと。少なくとも、確率論的に発見する方が大変な状況かと。(少々の希望的観測を含む)

それから、以前に、セシウムの化学的性質の話をmixi日記に書きました。
が、間違えていたというか無知だったことが一つ。申し訳ありません。
セシウムの反応。雲や雨・雪として降ってくるときに、セシウム+の一価イオン(あるいは塩化セシウム水和物)という想定をしたのですが、これは、ほぼ間違いないと思います。
ただ、地表に落ちてからの反応がわかってませんでした。
水に溶けやすいから、さっさと流れ落ちるだろうと思っていたのですわ。
アスファルトやコンクリートと反応して吸着するってのは、想定できませんでした。
逆に言うと、除染で中々落ちないのは、ここら辺も影響してくるのかと思います。
やっぱり、ただの理系というだけで、化学(特に無機系の)専門家じゃないし、セシウムなんて扱ったこと無いもんで(汗)。

・原子力発電の政策に関わる技術のオハナシ
誤解招いていそうなので。

1. 燃料に使うウラン。
ウラン238にウラン235を混ぜ、濃縮してウラン235の割合を高めて燃料棒にする。
ってのは、その通り。ただ、ウラン235だけじゃなく、ウラン238も放射性物質です。

2. 使用済み核燃料の処理
ガラス固化体にして、地中深く埋めるから安全です。
なんて言われていますが、このガラス固化体。これにした時点で十分低い放射線量になっているんだろうな、と勘違いしそうになりませんか?
ガラス固化体の容器に入れた時点では、まだまだ高線量でして、数時間そばにいたら人間の急性被曝致死量に達します。
だから、ゴテゴテと何重にも容器に包んで、相当に巨大なものなんです。

・岩井俊二監督作品は好きなのだけれど。。。。。
"friends after 3.11"を見ました。
いくつか、ちょっとマズイ認識があったのでコメ。

1. 地表放射線量がチェルノブイリ基準より悪い
比較対象となる地域と、基準年度、内部被曝と外部被曝の区別を明らかにしないとちょっとマズイ。一概に比較できないものを比較している場合アリ。言い換えると、ちょっとメッセージのアタック優先でデマまでは行かないだろうけれど、あおりすぎと思われる箇所アリ。
全般的な状況では(局所的ではなく)、チェルノブイリと比べたら汚染地域はずっと少なく、避難必要な地域もずっと小さいです。内部被曝量も。
そもそも事故での放射性物質放散量が一桁小さいのです。
いや、だからといって、今回はチェルノブイリよりマシだからいいという話ではないです。そこは映画趣旨に同意。

2. レアアース採掘で放射性物質
う~んと、コレは、映画では、ちゃんと理解されずに作成されていたっぽいので、解説と言った方がいいかも。自分は、あっそうか、で終わったんだけれど。
そもそも、自然界にある山の土を丸ごと測定したら、微量ではあるけれど、ウランやトリウムなどの放射性物質が出てきます。
われわれだって、一生を通せば、ウランを極わずかですが、体内に取り込んでいます。
ちなみに、タバコを吸う人は、さらに、放射性ポロニウムをドンドン取り込んでいます。
つまり、採掘時点での管理が極めて大事だと言うこと。
レアアース鉱山で、放射線管理をキチンとして、鉱山労働での被曝を避けること(線量が高かったらやめる。というか、そんな状態だったら十分にウラン鉱山である)。
また、レアアース精製した残滓が一番問題。
金属別に分離するワケで、放射性物質はこっちに濃縮されて溜まります。この管理をきちんとすること。
だから、この映画による警告・啓発・啓蒙の趣旨は賛成できるんだけれど、ちょっとあおりすぎかもな、と。

蛇足ですが、レアアース採掘の鉱山で一番の問題なのは採掘精製方法の方かと。
普通は、岩石をいったん工場へ運び込んで、化学的・物理的・機械的・電気的処理をするわけです。というか、先進国ならそれが常識。環境を汚さないために。
ところが、露天掘りよろしく酸やアルカリを撒いて、露天で溶解させて回収して濾過するっていう、まさに暴挙とも言えるやり方をしてしまうこともあるようです。お隣りの中国。日経ビジネスの記事ですが。
でも、日本の資本がそういう所にも入っているわけで、モラルを問われるわけですが。


・電力政策の問題
この夏も電力不足かもしれないと騒がれているわけですが。
昨夏、東電の電力不足になった理由は、原発が事故になったのも、モチロン大きな理由です。
ただ、それだけではありません。東北電力のも含めると(普段であれば、毎年、東北電力は東京電力へ融通してきた)
新地・原ノ町・広野・常陸那珂・鹿島などなど、たくさんの火力発電所が福島・茨城の太平洋岸にあって、これらが全部やられました。
これらが復旧だいぶ終わっています。
原発再稼働目的の論理は、これらの被災と出力を考えてないのがほとんどです。
逆に、原発再稼働がないと、結構危ないのは、関西と九州の方。
また、2003年の夏は原発稼働ゼロでした。が、コレは、冷夏に救われている部分がなきにしもあらず。


おしまい。ってか、われながらなげ~よとツッコミ入れてしまった(笑)。
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