パンセ(みたいなものを目指して)

好きなものはモーツァルト、ブルックナーとポール・マッカートニー、ヘッセ、サッカー。あとは面倒くさいことを考えること

初期どころか、危険水域かもしれない(全体主義的傾向)

2017年10月28日 09時00分33秒 | あれこれ考えること

少しばかり心配な今の日本
同じように感じる人はいるもので、幾つかのブログで政治学者ローレンス・ブリットの
「ファシズムの初期症状」が 取り上げ紹介されている

ファシズムの初期症状(米ホロコースト記念館に展示)

○強情なナショナリズム
○人権の軽視
○団結のための敵国づくり
○軍事の優先
○性差別の横行
○マスメディアのコントロール
○国家の治安に対する執着
○宗教と政治の癒着
○企業の保護
○労働者の抑圧
○学問と芸術の軽視
○犯罪の厳罰化へ執着
○身びいきの横行と腐敗
○不正な選挙

今の政権に思い当たるところがしっかりあるところが辛い
思い当たると言えば、ナチスのゲーリングのこんな言葉もあちこちで取りあげられている

ナチスの高官だったヘルマン・ゲーリングが、人々を戦争に同意させるための方法を語った次の至言、「当然だが、一般の人々は戦争など望まない。ロシアだろうがイギリスだろうが米国だろうがドイツだろうが同じだ。〔…〕簡単だよ。人々にあなた方は攻撃されつつあると言い、平和主義者に対しおまえは愛国心に欠け国を危険にさらしていると糾弾するだけでいい。このやり方はどの国でだって同じように有効だ」

先日麻生さんは「選挙の自民党の勝利は北朝鮮のおかげ」と思慮もなく口にしたが、根っこにはこの考えがあるようだ
また以前にも「ナチスのやり方を真似たら、、」の発言もあったし、うっかり発言と言うものの危ない人と感じるほうが普通でヨーロッパでの評価は日本ののんびりしたものとは随分違うようだ

引用をもう一つ (マルティン・ニーメラーのことばから)

ナチスが最初共産主義者を攻撃したとき、私は声をあげなかった
私は共産主義者ではなかったから

社会民主主義者が牢獄に入れられたとき、私は声をあげなかった
私は社会民主主義ではなかったから

彼らが労働組合員たちを攻撃したとき、私は声をあげなかった
私は労働組合員ではなかったから

そして、彼らが私を攻撃したとき
私のために声をあげる者は、誰一人残っていなかった

この様に気がついた時は遅かった!
ということにならないためには早めにセンサーが働く人が
ものを言えるうちにもの申すということが肝心 

しかし、現在が危険水域にいるということを知らせる(感じてもらう)ことの難しさ、、
本当に手遅れにならぬようにしなければ

 

 


 


 

 

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