パンセ(みたいなものを目指して)

好きなものはモーツァルト、ブルックナーとポール・マッカートニー、ヘッセ、サッカー。あとは面倒くさいことを考えること

寝たほうが記憶は良くなる(頭が整理される)

2017年10月24日 08時50分06秒 | 徒然なるままに

学生時代、自慢じゃないが徹夜してテスト勉強なんぞしたことはなかった
単に根性なしだったかもしれないが、とにかく寝る時間だけは確保していた
あるとき、記憶は寝ることによって定置されるとの実験結果が新聞で紹介された
その実験とは、あることを覚える役割を強いられた人物が
徹夜の場合といったん寝た場合とではどちらのほうがより覚えていられるか
と言うもので、そこでは寝たほうがより覚えているとの結論が出たのだった
この結果が自分の睡眠欲求の正しさを後押ししてくれるようで
安心して眠りについた(でもやっぱり根性なしの部分は大きい)

最近、この実験結果がやはりそのとおりなんじゃないかと思うことしきりだ
今のところ気力が続いて読んでいる「イスラエルのアイヒマン」ハンナ・アーレント
これは難解な政治哲学というよりレポートなので「全体主義の起源」よりは読みやすいしわかりやすい 
それでも、読んだだけではなにかわからないが凄い(重要な)ことが書かれている印象は得る
読んだ当日はそんな印象
でも一日、あるいは少し経つと不思議と頭の中が整理されたような気持ちになる
相変わらずぼんやりとした印象とか大半は覚えていられなくても、
自分の中に何かが整理されて蓄積された実感を持つことができる

本を読むこと
最近は忘れても覚えられなくても、そんなことは気にしなくなった
読んでいる時間が楽しければ元はとったと思うようにしてるし
いつかどこかで役に立つだろう、、くらいの気持ちでいる(役に立つ時なんであるかな、、、)

ということで、秋の夜長、覚えても覚えてなくても読書はとても良いものだが
致命的なのは老眼とかすみ目、、
読書は昼間の明るい中でしないとだめになっている
年令を重ねるってことは、こういうことか、、(仕方ないか)

 

コメント
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