今年も大量廃棄された恵方巻き。いい加減にしませんかねえ。
モーニングショーで取り上げられていたけれど、今年も変わらず恵方巻きの大量廃棄があったそうで。
それも製品化さたものばかりでなく、材料のご飯や卵、海苔などの具材の段階での廃棄もあったという。
恵方巻きそのものが既に飽きられているというか、以前からそうしていた地域以外では節分に太巻き(海苔巻き)を食べる食べる習慣なんてないのに、コンビニや代理店が無理やり全国に広めようとしたのも潮時だったということか。
千葉県で海苔を養殖している所では近年海苔の収穫が減っているというのに、食卓に上る前に捨てられてしまっては、苦労して収穫している漁師や海苔の製造業者も泣いているのではないだろうか。
今年は2月3日が土曜日で、おまけに前日は首都圏で大雪だったため、恵方巻きを購入する消費者が急激に減った事も原因だったらしい。
材料の廃棄というのは多めに作るためには節分の前に仕入れておかねばならないのだが、様々な理由で期待していた予約の量にならず、日保ちもしないものなので作る前に廃棄せざるを得ないのだとか。
また、3日を過ぎてからでも安く売ってはどうかと製造業者が小売店・コンビニなどに提言すると、じゃあ来年からその下げた値段で! と言われてしまうそうで、大企業が下請けに対する圧力としてはこの上ない酷い話だ。
得意先の大企業の注文は聞かざるを得ないだろうし、取引を停止されては大損害にもなるだろうから本当に辛いだろう。
恵方巻きに限らずお弁当の類はこうして日々廃棄されている。海苔でも海鮮でもこうした廃棄をなくせば海洋資源も無駄にしなくて良いだろうし、生産者の収入アップに繋がらないだろうかと思う。
小売店でもコンビニでも消費者にとって便利な事は認めるが、目先の金ばかり見ていないでもう少し広い目を持って欲しいもの。それは消費者にも言える事で、いちいち広告やCMに踊らされるなと言いたい。
そんな中、兵庫県のスーパー・ヤマダストアーが「もうやめにしよう」という広告を出して、売れ行きに応じて数を増やすことはしません。と打ち出した。
読むと海産資源の枯渇の事も書かれており、小売店がこの様な考えを持ってくれれば、この先少しはましな未来になるだろうかと胸をなでおろすものであります。
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