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場所っプ

トリオフォー&素人の乱シランプリそして場所っプ山下陽光の日記bashop77@yahoo.co.jp

広島見物記【その2】

2009年11月21日 21時25分59秒 | 場所っプ
広島見物記その2

無口なお好み焼き屋でもバスケット松岡さんからご馳走になってしまい、「どうすんだ?テメェ寝床はあるんけ?うちくる?」なんて丁寧なお誘いをしていただいたんですが、やっぱり一人で広島の夜を満喫させていただきます。という訳でバスケ松岡さんと別れてウロウロするが、広島の夜と言ったらやっぱり気になるのが闇金ウシジマ君なのでメディアカフェポパイに入店して10時間コースを選んでウシジマ君読んだら疲れてたんでしょうね。そこからぐっすり寝るんだけど、カフェ系の難民をやると空気というか空調具合が肌にあわなくて、途中で必ず目が覚めてリアルゴールドも無料かぁ!と思うとガバガバ飲んでトイレばっかり行ってたら、何度も行くうちにトイレ広告DMM無料だのインディーズ動画だのがデスクトップにあるからクリックしてみたら?というやさしい広告に引っ掛かって自室に入って押したら大変アリジゴクで抜け出せないっつうの!
朝6時の空調肌に合わねぇーなーから結局退室ギリギリ11時までずっと見てて何が広島だよ!ここに広島らしさがどこにあるってぇんだよ!

言いたくないし書きたくないから書いてないんだけど、カフェ系難民で寝て起きたら、必ず毎回下半身だけ素っ裸なのはなんでだろう?

とにかくシャワーあびる優するのも忘れて、テメエで違うノズルをぶちかましたんだから、こりゃ大変って事で退室ギリギリで「広島 銭湯」検索して出る。

いやー!楽しい楽しい。
なんだここはどこだ?
楽しい楽しい。
昨夜の記憶が全くないというかマンキツなんてどこに行ってもマンキツで静かでみんなきちんとルールを守るから場所はとにかく関係なくて空間は高円寺にもあるし、とにかくあの感じから出たら、これまた何処にでもあるようなチェーン店地獄の何処にでもあるような景色。

ただ一つ違うのは広島に来てるという自意識だけ。
見る景色がとにかく新鮮なんだけど、長い長すぎるアーケードを歩くとここは吉祥寺じゃないのか?と思う。

いい感じのうどん屋がソフトバンクの近くにあって風呂行く前に入るか上がってからにするか考えた結果風呂上がりを選択して、とにかく街中を適当に歩きまくる。

こういう時に、ふと地元ならではの面白い景色に出会えるんだけど、広島がヤバすぎる程に何もない。

混浴温泉世界という別府でのアートフェスで別府に行った時に一瞬だけ大分市に行ったんだけど大分市中心地と広島中心地の違いが全くない!!と言い切っていいほどに街の個性がない。大分市と違って放置自転車が少ない位か。

ただっ、無茶苦茶楽しいのよ。全部、全道知らないから歩くのが楽しくて仕方ない。
マンキツから飛び出して来たから自分がどこから来たのかわからなくなっててひたすら歩きまわって、銭湯にたどり着いて、ひとっ風呂浴びて、さっきまで自分が着てた服のニオイが非合法な臭さで、さてうどんうどんで探すがまったく見つからないのよ、しかも目印のソフトバンクが広島の街中に腐る程あって目印でもなんでもないのよ。

結局うろつくが見つからず、でもうどんは食べたいから適当なうどん屋に入ったら讃岐屋とかいう名前の讃岐うどん屋で、なんで広島まで来て讃岐うどん食わなきゃいけないの?
入って気付いた俺が悪いんだけど、これがまた美味いんだよ。どうするこの感覚。

大阪で名古屋名物手羽先食ってるようなもんだからね。

気分としての観光はできないままお腹は満足に満たされる感じに満足できないまま、原爆ドームと資料館に行ったんだけど、これがまた修学旅行生と同じタイミングで入ってしまい、こちとら色狂いみたいな服装だからハイテンション中学生に何かツッコまれるんじゃないか?とビクビクしながら所ジョージのバッチを隠し気味に回ったせいで、奴らに突っ込まれずに済んだという1番の達成感で、結局何をしたかったんだろう?という気持ち。
ただ、当たり前のことなんだけど、原爆が落ちてなかったら資料館にあるものはなんでもない物であって、原爆が落ちてから意味ができた。

うーんなんだか伝えにくいんだけど、原爆ドームは原爆が落ちる前は原爆ドームではなかった訳で、生まれてから原爆ドームを知ってからはずっと原爆ドームでしかないんだけど、原爆以前は何かしらの用途で使われていたんだなーと思って図書館に行って調べたら、地域物産会館みたいな建物だったみたいで、原爆が落ちる前の建物はもっと大きくて立派で昭和どころか大正時代に建てられたらしく、しかも建築士がチェコ人!!!

なんじゃそりゃ?で調べるとヤンレツルという人でドイツ人のナンチャラさんのススメで日本に来たと書いてあって、しかも日本に来る前はガーナに居たと書いてある。
なんじゃなんじゃ?ガーナ?チェコ?よくわかんないなー!!

よくわからない2点。

ヤンレツルは原爆ドームになると思って作った訳ではない。

自分が作った物が信じられない形になって永久に遺される世界遺産になった。


これを大正時代には考えられなかったことで、ちょうど旅の読書で村上春樹「ノルウェイの森」を読んでるんすよーという話を学芸員の方と話したら、当時(1989年)と今では読む意味が違う。という話になって、なんだかその感じに近い。
意味を獲得してしまった後では、別の視線や見方が無効になりやすくて、そうさせない為の労力が大変になる。


うーんなんだか難しい話になってきたまさにこの感じに近い。

いや、なんでもいい。とにかく全てを肯定したい。
そんな気分になりながら、広島No.1チョロスポット「千番」へ煮込みを食べに行くのであった。



つづく

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