フジロッ久(仮)と、どついたるねんの5年間
先月東京で1ヶ月間家族で長崎から上京して暮らす実験をやってみた。
2011年3.11の震災と原発事故があって、デモやって店やめて、子どもが出来て、長崎に移住した。
震災さえなければ今も東京に住んでたのかな?
フジロッ久(仮)とデラシネと、どついたるねんとパンクロッカー労働組合はいつだって格別。
そんで、震災がおきるちょっと前にフジ久がすんげぇいいアルバムを出すから何かやって欲しいと言われて、デモCDを貰って、当時高円寺でやってた古着屋 素人の乱シランプリ(現在の未完成がある所)でギャンギャン流してたら、はたらくおっさんって曲がすんごい良くて、その事を藤原君に伝えたら、じゃあその曲の中で何か適当に喋って下さいと言われ、レコーディングに同席し、リプトンの紙パックの紅茶を飲んでるメンバーの中で適当な事を何度も喋り、何度もやり直しをさせられながら、それが本物としてCDになった。
とても素晴らしいCDで、もう音楽に夢中になる事はないと思ってた30代半ばになろうかとしてた時に久しぶりにドキドキする感じがあって嬉しかった。
どついたるねんはシランプリの奥に家を借りてて、誰がメンバーじゃないのかがわからないけど、ワトソンや会社員時代のセンパイがよく店に遊びに来てた。
なんとかBARの昼間をはるかさんがやってて、ハルカフェのみそ汁優しい味しますよね~とワトソンが言ってたな~。
そんで、忘れもしない、3月10日の深夜に高円寺北口のアフタービートでどついたるねんが練習やるのに、じゃましマンが乱入して、どついたるねんに加入するのかしないのか?という感じだった。
その時のツイートが、こちら
日付変わって3月11日になってる。
その半日後に震災がおきるなんて思ってもみなかった。
そこから今まで生きてきた価値観が全てひっくりかえって、今もひっくりかえったままが続いている。
どついたるねんとフジロッ久(仮)は自分達のやり方を愚直に続けて続けまくった。
震災がおきて5年という前に、フジ久はシングルとアルバムを出し、ツアーが始まった。
どついたるねんは47都道府県全てを回るツアーを2ヶ月以上かけていよいよ本日最終日を迎える。
どついたるねんのツアーの話しを聞いた時に、どれだけギャラが入っても、8人のメンバーの2ヶ月分の家賃や光熱費、電話代などは払われないし、バイトもやめなきゃいけないだろう。なんでそんな覚悟でやるのか?凄すぎるけどわからねぇ。と思った。1人1ヶ月間に15万円、2ヶ月で30万円で8人いるから240万円のプラスになってはじめてチャラ。ココがスタート地点だけどそんな事にはならないだろうから、どうにかプラスになる事はないだろうか?と思って、こっちはまったく儲からないけど、どついたるねんCAPを作った。
それでも儲からないだろうから、メンバーの家に1ヶ月間住んで家賃と光熱費を払ったら面白いんじゃないか?と思って住んでみた。
住んでみて気づいたけど、長崎でどついたるねん観れないやんけ、そんで最終日のどついたるねんも観れないやんけ、で観れてない。
しかし、遠隔操作で応援する事はできるんだな~と思うとなんだか嬉しい。
生きていればよしとすると元気いいぞうさんは言ったけれど、生きていなくても、死んでしまっても、生きているように振る舞う事ができるんじゃないかと思うようになってきた。
儲けない株式会社を作ったタイミングでどついたるねんのCAPを作ったりしてて、フジ久のスカジャンでも作ろうかな~と思っていたタイミングでダダオから電話があった。
「忙しいですか?」
「いや、忙しくないけど明後日から東京だよ、どうしたの」
「実はフジ久のシングルのジャケットの撮影があるんですけど、衣装が決まってなくて、、、、」
「おっ、やるよ、いつまでに作ればいいのかな?」
「明々後日撮影なんすよ」
というバカヤローなやりとりで、しかもクソみたいな要求ばかりしてきて、街の景色みたいな服を作って欲しいと言われたので、どんな街なの?って聞いたら、それを撮影しながらはめ込んでいく感じにしたいので、匿名性がある街みたいな服を作って下さい。って意味わからん!と思いながら、どうにか街をイメージしなきゃいけないので、
ストリートビューで新宿の適当な画像を引っ張ってきて、そこに合う色をコラージュするように布を繋ぎ合わせてワンピースを作りあげた時に、曲のタイトルになる【ワナワナ】ってのをどこかに入れて欲しいと言われてたのを思いだして、別で作ってみた。
ワナワナワンピースはこの画像をイメージして作った。
画像送ると喜んでやがる。そんで面白そうだから、撮影にも同行すると、ワナワナワンピースを着てくれるモデルの藤城アンナさんの身体能力&配色センスが素晴らしく、どんどん街に道化していく。
それを撮影する、ともまつりかさんもシャッター押しまくりで、1200枚撮っちゃいました~、と言ってたので、ゲンキ君にジャケットの写真全て違う1200枚限定で、全てゲンキ君が内職したらできるんじゃない?って言ったら殺人鬼の顔してた。
というわけで、フジ久もどついたるねんも5年前の震災で何かを変えられながら、変わらずに突き進んできたぞってのを3.11前にバチコンとやっとかなきゃいけないっしょ!
と前倒し気味のテンションが伝わりまくってきたので、今日のどついたるねんすんげぇ事になるみたいだし、フジ久のツアーもはじまる、
ここからはじまるな~って思ったのを今書いとかなきゃいかんな~と思いました。
フジロッ久(仮)
http://fujikyu.blogspot.jp/?m=1
どついたるねん
http://dotsuitarunen.com
とにかく今日はお近くの方は恵比寿リキッドルームでどついたるねんを、ギャン見しまくって下さい。
恵比寿オススメの呑み屋は
三橋屋(マグロ&川海老の唐揚げ)と山本商店(ワイン角打ち)の2択です。
以上!!!
そんでココから下は告知です。
横浜で坂口恭平さん、藤原徹平さんとトークします。
レクチャー詳細◎
3/19 (土) 13:30~15:30 「これからの非資本主義的な生き方」
ゲスト 坂口恭平(建築家、音楽家、画家、新政府内閣総理大臣)、山下陽光(途中でやめる)
モデレーター 藤原徹平(フジワラテッペイアーキテクツラボ主宰、横浜国立大学大学院Y-GSA准教授)
予約不要で入場無料なので来るしかない!サカキョが桜島で機材を手配する時に、【緊急速報】新政府国民に告ぐってツイートしてたのカッコよかったですね~。
サカキョvsヤマヒカ=いつもフルボッコにされるので、今回も面白いと思いますよ、しかも今回はテッペイさんがいる。こりゃ大変だ。
http://unicorn-support.info/news/2016/03/iui.html
で翌日は三田のガウディこと岡啓輔さんの蟻鱒鳶ルで途中でやめる直売やらせてもらいます。
【超速報】
途中でやめる直売
3月20日(日曜日)
15時~19時
蟻鱒鳶ル (アリマストンビル)
@OkaDoken
東京都港区三田4-15-34
今回は18日金曜から21日月曜まで東京滞在予定です。
4月2日は愛知県豊田市美術館で新しい骨董を一緒にやってる下道君が展覧会をやっておりまして、そこで下道君とトークします。
対談
「発見の技」
山下陽光(ファッションデザイナー)×下道基行(美術作家)
2016年4月2日[土] 14:00-15:30
いずれも美術館1階講堂にて
http://www.museum.toyota.aichi.jp/exhibition/2016/special/yamaguchi.html