AD際族

コロナ共存の広告表現の近未来観

「I o Tの表裏」(3)

2016-12-24 23:22:01 | 今そこにあるメディアのリスク



インターネットにそれ以外の様々なモノを繋ぐ「I oT」の未知なるイノベーションと騒ぎ立てる方々も多いのですが、やはり「善意のイノベーションがあれば、その裏の悪意のイノベーション」もあるのです。悪い例が核です。核爆弾の平和利用、安全大気汚染のない未来のエネルギーといわれてきた原発、世界で唯一 核爆弾を受けた国 日本が安全と言ってきた訳ですから「欺瞞に満ちた国 ニッポン」です。既に自動運転の車などは危ない例です。

「日産「リーフ」のアプリに脆弱性、他人の車を遠隔操作可能に」
こんな記事がございました。(http://www.itmedia.co.jp/enterprise/articles/1602/25/news067.html 一部引用させていただきました。)

アプリのAPIに認証の仕組みがなく、車両識別番号の下5ケタが分かれば、他人の車を制御できることが判明。オーストラリアからインターネット経由で、英国にあるリーフのエアコンやファンを作動させたり、運転履歴を取得することができてしまった。

WIEREDでは既に二年前からその未来への懸念を告げておりました。
(http://wired.jp/2014/06/08/iot-must-be-programmed-to-die/)





CIAの非営利ヴェンチャー企業、を務めるダン・ジール氏が、ある疑問を提示している。
ジール氏は、インターネットに接続されたデヴァイスが増えるにつれ、それらがアップデートされなければ、ハッカーに対する脆弱性をもつことになると危惧している。「頭のいい『対立相手』がいるのでね」と彼は言う。「永遠に生き続けるIoTは、いずれ乗っ取られてしまうでしょう」

この問題は、IoTが普及するに従って悪化していく。これまで目立つことのなかった対象が、ハッカーにとって格好の攻撃対象となりよからぬ目的のために利用されかねない。「いま現在、完璧なソフトウェアなんて書けませんから」とジール氏は言う。

ジール氏は、危険性を軽減するためにもデヴァイスには「寿命」を設けることを提案している。そして、これは妥当な判断なのかもしれない。結局のところすべてのコードにはバグがつきもので、いずれ発見されハッカーに悪用されてしまう。パソコンや電話より寿命の長いサーモスタットや電球、スマートゴミ箱などを開発していくのであれば、ソフトウェアに対するパッチで保証できなくなる段階で、役目を終えるような設計にする必要があるだろう。でなければわれわれは、セキュリティの悪夢を見るはめになってしまう。

イノベーションを我々は、つい一方向でみてしまいます。俯瞰で物をみないと原爆同様な事にあこがれてしまうのです。ドイツ国民が崇拝したアドルフ・ヒットラーのように、、、。